中村陽子カウンセラー、吉村ひろえカウンセラーと３人で金曜日に執筆しております、「大人の恋愛術」。今週は私、沼田みえ子の担当です。
いつもブログを読んで頂き、ありがとうございます！！
まずはお知らせから！私も16:00~16:20で講演いたします❤️
＼ 今年最後のイベントは感謝祭 ／
開催概要
・日時：2023/12/23（土）13:00～18:30
・会場：Zoom｜オンライン会議システム
・料金：4,400円
・参加条件：18才以上の方
・申込み締切：2023/12/22（金）15:00
＊講演は2023/12/26（火）～2024/1/8（月祝）の14日間
見逃し配信あり
＊イベント終了後 19:15～20:00までオンライン飲み会開催！
お時間のある方は一緒に楽しみましょう
イベント概要
・14名のカウンセラーによる講演
・この1年でデビューした新しいカウンセラーを紹介
・フリースペースで気軽に交流♪
・平準司の公開カウンセリング
試練を乗り越えるとは、戦友を感じる関係
先月、いつもお誕生日や結婚記念日のようなお祝い事の度にお邪魔させていただいているフレンチレストランで、結婚30年目突入！！を夫と２人でお祝いしてきました。
36階から見える眺望は素晴らしく、目の前には東京タワー、遥か遠くにはお台場フジテレビが見え、空はのどかな午後のお日様が照っていました。
「平和だねー。こうしててっちゃん（夫のこと）と毎年ここでご飯を食べられるのって、本当に幸せでありがたいなぁ、、と毎度思うよ。」
「ほんとだね、みえぽん」
そんな会話をしていましたが、やはり30年と言うのは長い年月。今のような穏やかな関係になるには、本当に数々の試練がありました。
結婚当初はただの「好きー！」と言う衝動的な甘い（人生を甘くみている意味の、甘いと言う意味も含む）気持ちで結婚しましたが、数々の山を一緒に時にそれぞれが一人で乗り越えてきた感覚は、もはや
戦友であり、同志であり、最大の理解者であり、味方
と言う感覚です。
それくらい人それぞれでしょうが、結婚生活って色々な衝突や問題や試練があるのではないかと思います。
一番の衝突の原因は”不公平感”
私たちの夫婦関係が揉め出したのは、長男が生まれてからです。
多くのお母さんたちが感じることですが、子供が産まれると一気に母親の自由さが奪われます。
夜寝たら朝まで寝るのが当たり前だったのが、毎日朝まで寝れない生活が続くなんて、想像以上のつらさでした。
なのに夫は、当たり前に朝まで眠れる。
「不公平だ！！」
と私は思っていました。
夫の仕事は、週末に休める。
週末に「付き合いでゴルフに行ってくるよ」と言ってのける。
接待だからと、夜飲みに出かける。
私は赤ちゃんおぶって夕飯の支度して、抱っこしないと泣くから片手に長男抱えながら、スプーンで夕飯をかき込む。
週末だって、おむつ用意して哺乳瓶用意してママさんバックにそれらを入れて、赤ちゃん連れてスーパーにご飯の買い出しに出る。
自分が楽しむ時間なんてこれっぽっちもない。
「不公平だ！」
と私は不満タラタラでした。
怖い嫁から距離をとりたくなる夫
カウンセリングで多く伺う案件で、
妻がいつも不満ばかりぶつけてくる
子供が寝てから帰ってこいと言われる
感謝して欲しいのに「ありがとう」と言われたことがない
子育て自分なりに頑張っているのに、できていない、と言われる
と言う不満を夫が感じ、つい「わかってくれる優しい部下」と不倫関係になってしまったお話があります。
私が先ほど「不公平だ！」と感じたことの実例を挙げましたが、多くの妻たちが結婚生活において何らかの不満感を感じていらっしゃるんだろうな、と思うのです。
男性は結婚を決める時、
この女性を幸せにしよう
のどちらか、または両方を感じることがほとんどです。
でも、いざ結婚した妻はいつも不機嫌で怒っている。そんな時は、
「僕は妻を幸せにできていない」と感じ、無力感と罪悪感を感じるようになります。
多くの男性は、この無力感や罪悪感を感じてしまう原因から距離を取りたくなるのですね。
「不公平だ！！」と不満に思っている妻たちは、
「あんたのせいで、こちとらイラついてんだよっ！だから私をもっと労りなさいよっ！私のこの機嫌の悪さを、あんたが何とかしなさいよっ！」
↑ 怒りの度合いが文字からわかるように、あえて「ひどい言葉」にしてみました。でも、実は昔々の私が心の中で叫んでいた口調そのものです（きゃー、恥！！）
と言うような気持ちを抱えてしまい、夫婦関係は最悪な状況へと押し流されていきます。
このような時、お互いが何とかしたいのに、どうしたらいいのかわからない、そんなことも多いように思います。
私たち夫婦が試練を乗り越えられた理由
私たち夫婦はお互いに
「自分の気持ちをわかってくれない」
と言う不満を持ちながらも、
「どうせ言っても無駄だろう」
「自分さえ我慢すれば、何とか結婚生活は続けられる」
と言った気持ちを持ってしまっていたので、我慢や諦めを双方でしていました。
（これは私だけが我慢や諦めを抱いていたのかと思っていましたが、実は夫も思っていたと後で知ることになります）
そんな中、夫が他の女性と長きにわたって会っていたことを偶然知ることになります。
私たちは結婚してからずっと海外駐在をしていました。この事実がわかったのは結婚して海外駐在生活を始めて14年後のこと。
その間、夫が日本に一時帰国または出張で帰国するたびに会っていたことを知りました。
慣れない海外で長きにわたって頑張って子育てしてきた私にとって、ものすごく裏切られた感が大きすぎて、怒りが大きすぎて自分の気持ちを保てない状況に陥りました。
突然わけもわからず涙が溢れてきたり、夜中に突然目が覚めて大声を出したり。
自分に限界がやってきて、私は夫に伝えました。
「もう私は苦しすぎてたまりません。
こんなに苦しいのは、きっとあなたが好きという気持ちと、だからこそ許せない、と言う気持ちに振り回されているからだと思います。
こんな状況に私自身をこれ以上置いてあげたくない。
だから離婚してください。」
本音で話す大切さに気づく
この時に夫に言われたのは、
「初めてみえぽんの本当の声を聞かせてもらえた気がする」
と言う言葉でした。
結局この時、離婚は回避されました。
私は自分の気持ちをこれまでも伝えてきたつもりでしたが、この言葉を聞いて、実は違っていたのかもしれないな、と気付かされました。
今までのコミュニケーションは、こんな感じでした。
週末ゴルフに行くという夫には
「いいご身分なコト。私なんて下僕のように24時間ずっと子育てと言う仕事で働きまくっているんだから！」
と不満しかぶつけていませんでしたし。
私は怒っているんだ！！と言う気持ちをわからせようと、夕飯のお皿をラップしてテーブルの上におき、仕事から帰宅した夫を出迎える事なく、
「勝手に一人で食べれば？」
と言わんばかりに、夫に会うことなく私はそのまま寝てしまう、と言うような日々を過ごしていました。
夫はおそらく、「疲れて寝ているのかな？」と私の怒りには気づいていなかったかもしれませんし。
気づいていたとしても、なぜそんなに怒っているのかさえ、実は理解していなかったかもしれません。
でもなんだかすれ違っている。
しかしながら、何をどうしたらいいのかわからない。
きっとそんな気持ちだったんじゃないかな、と思います。
ラブラブになるために必要な５K
長い結婚生活の中で、私は「どうせ私のことなんてわかってはくれない」という絶望感の中にいたからこそ、怒りの感情に支配されていたと気づきました。
でも、心のシャッターを開けなければ、夫は永久に私の気持ちなんてわかりっこないのです。
当たり前のことですが、「わかってもらえなかった」経験を何度か重ねると、どうしても拗ねて、「もういいっ！！（怒）」と引きこもりの気持ちで怒りを表現しちゃうのですよね。
この出来事以降は、ちゃんと素直な自分の気持ちを伝えるように心がけています。
特に、「好き」と「ありがとう」と、「こうしてくれたら嬉しい」と言うセリフは言葉に出して毎日でも伝えるよ言うにしています。
よく巷では、夫婦の愛情を保つためには５Kが大事だと言われています。
私も、夫婦仲を再生しようと思ってから、とても意識しているものです。
謙虚さ、可愛らしさ、賢さ、寛容さ、感謝、の5つ。
賢さは、別に勉強ができるとかそんな話じゃなく、夫を承認する力かな、と私個人的には思います。
先ほどお伝えしましたが、男性が結婚を決める時に
この女性と幸せになろう
この女性を幸せにしよう
と言う気持ちがあるとお伝えしました。
大好きなパートナーのお役に立ちたい、という気持ちが多くの男性の中にあります。
だからこそ、感謝はもちろん大切になってきますし、「さすがだね！」という承認の言葉はとても意味のあるものになってきます。
この５Kを知っていたって、やりたくない！！と思っていらっしゃる方もいるかもしれません。
それはあなたの中に怒りがあるからではないでしょうか？
そしてその怒りの下には、昔の私のように不公平感を感じて、悲しい気持ちでいっぱいではありませんか？
私は夫にこの気持ちを本当に理解してもらう前に、まずは自分が自分の気持ちを理解する、つまり自分が自分に寄り添う、と言うことを学び、そしてそれを習得することができました。
一人で頑張って習得することももちろんできると思います。
ただ間違った頑張り方をしないように、できたら心の専門家のカウンセラーを使ってみてください。
一人でやるとやっぱり孤独ですからね。
女性は孤独が苦手ですから、誰かと一緒の方が前に進みやすいですよ。
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