こんにちは、三好成子です。
毎週火曜日の《モテオーラ養成講座》は那賀まき、服部希美、帆南尚美と共にお届けしております。
今日のテーマは・・・
『もっと甘えたら良いですよ』と言われても…甘え方がわからない
一人で頑張って来た頑張り屋さんは、問題を一人で抱えてしまったり、誰にも相談出来なかったりと、いっぱいいっぱいになってご相談に来てくださいます。
そんな時、私たちカウンセラーはこう言います。
そしてあなたは思います。
ここで
『はぃ?甘えるって?』の後に、
二種類の反応をされる事が多いのです。
①甘え過ぎているのにまだ甘えろと言うのですか?
依存して傷ついたとか、身近な人が甘えている姿を忌まわしく感じた事があると、甘えるという行為を過剰に嫌ってしまう事があります。
あの人のように依存して甘えるのは恥ずかしいとか、嫌だと思うと、ちょっとでも甘える行為をした自分を自分が厳しく責めるようになります。
だから、少しの甘え心が湧いただけで『私は甘えている!』『依存してしまっている』と、自分を罰してしまいます。
と言われると、依存的な私がもっと依存的になってダメになって行くと思ってしまいます。
甘えたり、依存する事はダメな事だと思っているので、ほんの少し頼っても自分は依存的でダメなヤツだ!と、甘えないようにしてしまうのです。
このように、依存だと思っている人ほど自立的で人に甘えられないタイプだということが多いのです。
②甘えた事がないので甘え方がわからない
何かの原因で甘える事が出来ずにここまでやってきたという方がいらっしゃいます。
親の方が子供に甘えるという育ち方をしてきた方がいらっしゃいます。
そういう、子供っぽい親に育てられた方も、甘えたい気持ちがあるけれど
『甘えたことなんてないのに、どうやったら良いの?』
と困惑してしまう事があります。
甘えたことがないから甘え方がわからないのなら『こういう時に〇〇って言ってみませんか?』と提案させていただく事も出来るのですが…
自分自身が甘えてはいけないと思い込んでいらっしゃる方は、甘える事自体が怖くてできません。
こういう時はどうしたら良いでしょうか?
◆甘えさせてもらえなかったのはあなたのせいではない
甘えられないという方の多くは《自分が受け入れてられるとは思っていない》ところがあります。
幼少期に甘えて拒否されたとか、甘えさせてもらえる環境に無かった時、それは自分のせいで拒否されたのだと勘違いしています。
甘えさせてもらえなかったのは、甘えさせられないその人の問題だという事に気づきましょう。
何かあったのです。
あなたを甘えさせてあげられない何かが、その人にはあったと考えてみませんか?
悔しいけれど、あなたの価値を取り戻すための考え方です。
その人は、あなたを丸ごと包み込める余裕がなかったのです。
パートナーシップの問題かもしれませんし、金銭的な余裕がなかったのかもしれません。
人間関係で悩んで人を遠ざけていたのかもしれません。
いずれにしてもあなたが問題ではなかったと思ってください。
◆甘えるとは歩み寄る事
その時、人は全て自分との距離を「これくらい遠ざけて取る」のだと思ってしまったとします。
「これくらい」とは…
甘える事の出来ない距離を取るのだと思い込んでしまったとしましょう。
甘えられない距離感を自分の中にインプットしてしまうと、この先出会う人全てにこの距離で接しようとします。
私たちは人との間にいろんなものを挟み込んでいます。
過去のネガティブな経験があなたと他人の間に壁や距離を作っています。
甘えるというのは、差し出された手に触れるという事です。
頑張ってきた人にとっては《負けた》と思うかもしれません。
甘えるとは、何かをしてもらうとか、手伝ってもらうのではなくて、差し出された手に触れる、
その手をつかんで全面的に委ねるということなのです。
今まで自分のペースで生きて来た頑張り屋さんには一番怖い事だと思います。
委ねるくらいなら、自分で頑張り続けた方が楽なのもわかります。
一人で出来る事には限界がある
頑張り屋さんが誰かの手に触れて、全面降伏した時に、人生の幅が広がります。
生きるのってこんなに楽だったのか?って思えます。
私たちは一人で頑張っていると思っても、一人では何も出来ないのです。
自給自足、洋服も自分で作って、魚も釣りに行って…
それが出来ている人なら一人で生きれるかも?なのですが、私たちはどこかで必ず誰かと関わって、お世話になって、お世話をして生きています。
それに気づけば、差し出された手に触れる勇気も出てくると思うのです。
私たちは支え合って生きています。
甘えるとは、知らない間に支え合っている事に気づいて、出来る事は喜んで手を差し出して、
出来ない事には白旗を上げる。
たったこれだけの事…が出来ないんですよね〜私たち。
難しいと感じるんですよね。
プライドみたいなものがあの壁を作って私とあの人の間に置いちゃっているんです。
困ったものです。
でも大丈夫、ほとんどの人が大なり小なり作っている壁で、みんな、これが無くなれば良いのに…って思いながら頑張っていますから。
頑張り屋さんにとって、それほど難しいんです、甘えるって。
なかなか白旗を上げる事は出来ないんです。
だから、私たちカウンセラーは気長に待ちます。
頑張って、頑張って疲れてしまった頑張り屋さんが甘えるとは…
なぁ〜んだ、一人で生きてると思ってたけど、誰かの作った洋服を来て、誰かが送り届けてくれる水を飲んで、誰かがとって送り届けてくれた食材をいただいているんだ。
甘えて生きていたんだ。
まぁ、お金という代償は払うけど。
なぁ〜んだ。
これを身近な人に当てはめたら良いんだ。
そこにお金という代償があっても、なくても、ありがたく頂戴していれば良いんだ。
頑張って、頑張って疲れてしまった頑張り屋さんが甘えるとは…
なぁ〜んだ、一人で生きてると思ってたけど、誰かの作った洋服を来て、誰かが送り届けてくれる水を飲んで、誰かがとって送り届けてくれた食材をいただいているんだ。
甘えて生きていたんだ。
まぁ、お金という代償は払うけど。
なぁ〜んだ。
これを身近な人に当てはめたら良いんだ。
そこにお金という代償があっても、なくても、ありがたく頂戴していれば良いんだ。
甘えるって、私がダメになっちゃう事じゃないんです。
あなたに差し出された手に「嬉しいな、ありがとう。」
と触れる。
それが甘える事の第一歩なんですね〜。