こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を 原裕輝 と隔週で担当しています。
失恋をしてしまった‥‥。
その背景には、あなたがわがまますぎて彼にあきれられたとか、驚くほど浮気性でわがままな彼とつきあってしまったとか、なんらかの問題があったことが考えられます。
「私はいっぱいがんばったし、彼に尽くしもした。でも、ロクでもない男だった‥‥!」
というみなさんは、なんでそんな男だと見抜けなかったのかという反省点が残るでしょう。男を見る目用の目薬がいりますね。
「彼に依存して、わがままばかり言ったり、振り回したりしてしまった」
そんなみなさんは、次はこんなヘタを打たないように、どうしてこうなっちゃったのかということを学ぶ必要があります。
恋愛とは双方同意で成り立つものですから、どちらかが相手にウンザリしてしまうと関係は破綻します。
たとえば、ティーンエイジャーのときは、男性も女性もパートナーに自分の理想を押しつけたり、完ぺきさを求めたりしがちです。
ティーンのころは自分に自信がないので、自分が不完全だと思う分、パートナーに完ぺきであってほしいと思うのです。
ですから、パートナーが見せるちょっとした不完全さも許せません。
そのルーツは、子どものころにあります。
「大人は完ぺきだ」、「親は間違うことがない」と思い込み、そんな大人である親に不完全な自分が愛され、面倒を見てもらってきたわけです。
そして、ティーンの恋愛ではパートナーにも同じようなことを求めがちなので、「この私を愛してくれる人は完ぺきでなければいけない」と思ってしまうのです。
また、ほかにはそれぞれのもつ“当たり前”や“常識”の問題があります。
だれもが自分が育ってきた中での当たり前や常識をもっているものです。
そして、その当たり前や常識はすべての人の当たり前のように感じているのですが、じつはそれぞれの家族や地域によって当たり前や常識は異なります。
「当然、こういうときはこうするよね」と自分では思うことを、パートナーがまったくしてくれないということもあるわけです。
たとえば、誕生日やクリスマス、お盆やお正月といったイベントを大事にする家庭で育ったとしたら、自分の誕生日はきっと彼が祝ってくれるだろうと考えます。
ところが、家庭の考え方や環境によっては、誕生日を質素にしか祝わない場合もあるわけです。
すると、二人の間にまったく違う価値観があり、そこに問題が生じることもあるのです。
また、二人がもめる大きな原因として、「自分の幸不幸をパートナー次第にする」ことも挙げられます。
とくに昨今のファミリーでは、パパやママが子どもたちがいい気分になるような素敵な場所やおしゃれなレストランに連れていってくれたりすることは多いものです。
子どもであるあなたはなんの努力をしなくてもいい気分になれるのですね。
そうすると、自分の機嫌を自分でとるという、自立の法則のトレーニングがなかなかできません。
で、パートナーに対して、こんなふうに言ってしまうことがあるわけです。
「きょうはなんか、つまんない」
「もっとおもしろいとこ行こうよ。こんなのじゃ、やだ」
すると彼は「おれと一緒では楽しくないのか」とか「ぼくにはきみをよろこばせることができないのか」などと考え、自信を喪失してしまうこともあるわけです。
悪気はないとは思うのですが、あなたの不機嫌がすべてを破壊してしまうのです。
実際、パートナーシップがうまくいかない理由のナンバーワンは「パートナーの不機嫌」です。
そして、不機嫌のある場所には、ウンザリした気分と、ガマンまたはケンカしか生まれません。
また、不機嫌であるということは、あなたの中になんらかのガマンがあるということです。
じつは不機嫌で怒っているあなたは、パートナーに対してメッセージを発しています。「愛してほしい」、「わかってほしい」、「助けてほしい」のいずれかです。
そのメッセージをお願いとして言う代わりに、「この私の態度から、察してみなさいよ」と相手に強要しているわけです。
このように依存的になりすぎた態度は、相手をウンザリとさせ、その結果、失恋へと導きます。
あなたが自分で自分の機嫌を取れるようになってはじめて、彼の機嫌もよくして上げることができます。
双方がそれができるようになると、パートナーシップは劇的に良好になることが多いのです。
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