毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。
今日は、夫婦問題で、しょっちゅう出てくる子育て中のすれ違い、いや、すれ違いどころか、許せない、許さない、恨みつらみのオンパレードは、この時期に発生していることが、本当に多いんです。
そうだそうだと頷く、妻たち。
すでに、ないがしろにされている、夫たち。
これから、その時期を迎えようとしているご夫婦。
未来には、結婚して、子どもが生まれて・・と思っているみなさん・・
どのみなさまにも、是非、お読みいただきたいと思います。
まずは、ここから。
妊娠・出産に起こることリスト
・つわりで1日中気持ち悪い(永遠の乗り物酔い)
・鼻が利くようになって、どこにいても臭い。
・毎月毎月、病院いかないといけない。
・食べ物気をつけなくちゃいけない。
・ちゃんと育ってるか心配。
・体重管理で医者に叱られる。
・服が着られなくなる。(信じがたい現象)
・おなかが大きくなってバランス悪い。
・暑い。(妊婦時期が夏だと地獄)
・いつ産まれるかわからん。
・出産のための陣痛が大変すぎる。
・帝王切開、術後の傷が痛い。
などなど・・
これまで体験したことのないことが、次々起こるのですから、女性は大変です。
自分の身体の中に、いのちが宿っていることも、不思議すぎることなんです。
夫が、ついて来れないのも、無理はないんですよね。
「言わなくてもわかる」美しい言葉だけど・・
今では、検診についてくる夫も珍しくないですが、毎回でなくても、時々同行してもらうと、いいと思います。
妊娠期の心配とか、負担を妻だけが、しらずしらず背負ってしまいます。
初めての時は、妻も必死ですから。
妊娠を代わることはできませんが、妻のお腹にいる赤ちゃんが、今、どうなっているのか、妻の身体は、どうなっているのか、今、何をするといいのか・・一緒に聞いて、知っておいてあげることは、妻のためになると思います。
具合がわるくて、不機嫌になった妻のことも、「臭い臭い」と言いまくる妻のことも、腹を立てたり、傷ついたりするのを、少しは避けることができるんじゃないでしょうか。
夫が、妻から、信頼されて、頼られているから、妻は、安心して、つらい思いを吐き出せているのかもしれません。
「言わなくてもわかる」
というのは、美しい言葉ですが、いつだってそうとは限りません。
「言うこと」を怠るということは、コミュニケーションを怠ることです。
「言わなくてもわかってほしい」
「愛しているなら、わかるはず」
などと、あの男性たちに向かって、戦いを挑んでも、惨敗されることまちがいありません。
妻たちよ、妊婦たちよ、
つらいことは、ちゃんと言葉で夫に伝えてみましょう。
つらそうな顔、つらそうな歩き方、つらそうな喋り方、つらそうな・・・
せっかくのアピールも、夫たちは、全部、気付きませんから!残念ですけど!
そして、どうして欲しいか、ちゃんとリクエストしてみましょう。
気持ち悪いから、気分の変わるお笑い番組を一緒に観て。
食欲がないけど、りんごなら食べられそう。剥いてくれる?
赤ちゃんが産まれるの、嬉しいけどこわい。ハグして!
ちゃんとリクエストすること。
目を見て、夫はそれを、叶えてくれる人だと思って、お願いしてみてください。大切なことですよ。
「遠慮」がジャマするコミュニケーション
お願いしてみてください。
リクエストしてみてください。
と、申し上げましたが、「え~」って思った方、少なからずいらしたんじゃないでしょうか。
「できないわ~」「いやだわ~」「やったことないわ~」なんて。
子どもができる頃の男性で、ヒマしてる人は、あまりいないでしょう。
きっと仕事が忙しい人ばっかりです。
「家族が増える」ことがモチベーションになって、ますますがんばっている夫も多いと思います。
残業、すすんでやっちゃったり。
「大切な家族を、経済的に、社会的に、守るぞーっ!」
という、夫の気合いの証拠でしょう。
男性らしい、家族の守り方ではあります。
女性のみなさんも、「夫も忙しいから」とか「がんばってるから」と思ってしまうから、つい、「遠慮」してしまうんじゃないでしょうか。
ここで起こっている「遠慮」って、優しさなんです。
夫のこと思っているから、大事だから、ハッピーでいて欲しいから、言いたかったことを飲み込んじゃうんです。
だから、「遠慮」は、悪いものじゃないことは、覚えておいてくださいね。
ただ、ほんとは伝えて、夫に届くはずだったものが、「遠慮」のせいで、届かなくなってしまうと、夫があなたに届けたいものがあったとしても、あなたには、何も届かない。行き交うものが、無くなってしまうんです。
パートナーシップの中で、コミュニケーションは、とても大切な要素です。
「言う」ことを遠慮すると、夫には、あなたのことがわからないままになってしまうからです。
言葉が行き交い、思いが行き交う、だから、夫婦って楽しいんじゃないでしょうか。
夫たちよ、一にも二にも妻を大切に
男性には、妊娠したり、出産したりする機能はないわけです。
ですから、妻まかせにしていると、妊娠、出産が他人事になるやもしれません。全然、体感できない、想像すらもままならないことなのですから。
夫たちには、理解しづらいことでも、妻は、がんばっています。必死です。
出産後、小さな子どもを抱えて、必死です。
夫たちにも、うまく頼れないほどかもしれません。
黙って必死に、家事をして、育児をしているはずです。
1日など、あっという間です。寝たかどうかも、わからないまま、1日を送っています。
「1日家に居るんだから、楽なもんだろう。」
口が裂けても言ってはいけません。
言いたければ、数日で構いません。妻と入れ替わって、過ごしてみるといいでしょう。
小さな大切ないのちを、ひとりで抱えている時間は、気を張ったままの時間です。楽なはずありません。
夫は、毎日仕事をして、お給料を家に入れています。
妻は、毎日育児をして、家事をしています。
どっちが偉いですか?どっちが大変ですか?
どっちも偉いし、どっちも大変なんです。
でも、夫婦で、「大変競争」「がんばり競争」は、しないでくださいね。
ふたりともが、十分がんばっているんですから、ふたりともが、労ってもらうに値するんです。
あなたから、まずはあなたから、パートナーに言ってあげてください。
「いつも、ありがとう」
いつも、がんばってることを、パートナーが知ってくれてるって、すっごく嬉しいし、元気でますよね。もっとパートナーのことが、好きになるかも。
子育て期、妻たちは必死です。
妻は、夫に、余裕がなさすぎてあまり優しくできないかもしれないけれど、この時期だけは、大目に見てやってください。そして、妻への感謝を忘れず、サポートをしてやってくださいね、
どうサポートしていいか、わからなければ、妻に聞くことです。
今、やって欲しいことが、必ずありますよ。
この努力が、必ず実を結びます。
運命の分かれ道と言っても過言ではありません。
これができないと、妻の心には、恨みつらみが募りやすいのです。
そして、子育てが終わっても、夫を許すことができなくなってしまうのです。そのくらい、助けが必要な、ひとりで抱えるには、大変な時期だったということです。
夫「気づけなかったー」
妻「頼れなかったー」
とならないよう、パートナーとしっかりと手を組んで、乗り切ってくださいね。
そして、恨みつらみが止まらない、子育てが終わってしまったあなた。
まずは、子育て、おつかれさまでした。偉業を成し遂げたこと、是非、承認させてください。そして、ご自身にも、承認を差し上げてくださいね。
恨みつらみ、よかったらお聞かせください。
夫に言ってみる、お詫びの品を買ってもらう、など、方法はいろいろありますので、是非。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
みなさまのパートナーシップ、応援しております。
来週7月3日(月)は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
池尾千里
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