カウンセリングサービスの近藤あきとしです。
いつもありがとうございます。
土曜日の恋愛テクニックは「魅力UP術」がテーマの記事をお届けします。小川のりこカウンセラーと1週間ごとに交代で執筆しております。どうぞよろしくお願いします。
「いつも幸せから逃げてしまう」パターンを変えるために(1)
私が執筆した記事でおそらく一番読まれているのが、「超自立男性との恋愛シリーズ」↓
ほとんどの記事が超自立な男性側の心理を読み解いていくという内容です。
今日はちょっと視点を変えて、こういった男性を好きになる女性側がよく抱えている「幸せになってはいけない心理」をお届けしたいと思います。
このブログの読者の多くは女性だと思われるので、「自分のことはよく分かってますよ」と思われるかもしれませんが、
どうして毎回同じパターンで恋愛がうまくいかないの?というお悩みを抱えている裏には、自分では自覚できていない感情が心の奥にあったりします。
そんな深層心理を分かっておくだけで、同じパターンに引っかからなくなりますし、自分が本当に求めている幸せにも気づきやすくなりますからね。
ぜひ最後まで読んでみてください。
*
自分で何でもできることを最大の価値にしてきた超自立男性は、当然ながら他人に弱音を吐いたり、弱さを見せることができません。
本人的には「オレの周りには頼れる人がいないんだよ」なんて思っているんですけどね。
それゆえ周りに頼ることが出来ずに、一人で問題に取り組み解決してばかりになっていきます。
すると周りからはすごく優秀で頼りがいがある人に見られていくのですが、自分の能力だけを見られている気がしてしまい、良いように使われてしまうように感じて、心から人を信頼することができなくなってしまうのです。
そして誰も信じられなくなり、心に大きな孤独を抱えている超自立男性はたくさんいます。
とはいえ、まったく誰にも弱さを見せられないかと言うとそうでもない場合も多いんです。じゃあ、いったいどこで孤独を癒しているのか?というと・・・
たとえば、ちょっと古くてベタなイメージですが、銀座や六本木の高級クラブでホステスさんに話を聞いてもらっている場面は想像できるのではないでしょうか?
「今日はこんな大変なことがあってさー」とか「いつも厄介な仕事ばかりオレのところにくるんだよ」なんて話を、彼女たちに受け止めてもらい、褒めてもらい、励ましてもらうことで孤独を癒してもらっているんです。
実際にカウンセリングでも、クラブにお勤めの方だけでなく、サービス業や医療関係者など、誰かを受け入れる、援助する、癒すような仕事をしている人と出会うことは少なくないですね。
そういった仕事ではなくても、困っている人を見捨てられなかったり、無理をしてでも助ける側に回ったりなど、同じような気持ちを心理パターンとして抱えている人も多いのです。
(あくまで分かりやすい例としてなので、当然職種だけで判断はできるものではありませんが)
*
さて、そんな「男性を助けたい」女性たちの悩みの代表が「私には頼れる男性がいない」というものです。
不思議な感じがするかもしれませんね。彼女たちは仕事では「オレには頼れる誰かがいない」と言っている男性たちに頼られているんです。
そしてプロフェッショナルとして、超自立男性を受け入れて、孤独を癒しています。
ただ彼女たちは、自分が頼ったり甘えたりできる男性が周りにいないんです。そして心に大きな空虚感をもっていたりします。
イメージとして高級クラブでの場面を想像してもらいましたが、この構図がそのまま恋愛でも起きていることはとても多いはずです。
「頼れる人がいない」という場合、
①本当に周りが甘えたい人ばかり
②人に頼ることを自分に許していない(結果的に頼れる人がいない)
ざっくりと2通りあるのですが、彼女たちは後者の②であることがほとんどです。つまり「男性に頼ることを許していない女性」なんですね。
彼女たちが心に抱えている過去の痛みのために、男性に頼ることも、自分を誰かに委ねることができなくなっているんです。
その分だけ、周りからは頼られるし、能力も高いので何とかしてあげることもできてしまうので、結果①の状況になっていくことも多いようです。
*
もしあなたのパートナーが超自立男性で、あなたが「男性に頼れない女性」だとしたら、
彼が隠し持っている弱さや依存心を、上手に受け止めてあげているのではないでしょうか?
彼はもしかしたら日々の仕事のプレッシャーを感じながらも、表面的には強がって振舞っているかもしれません。
あるいは仕事で挫折したり、過去の恋愛・結婚で失敗して自信を失っていたり、未来の希望を諦めかけている男性もいるかもしれませんよね。
それでもあなたは、そんな彼の弱さを受け止めて、励まし、応援しているのではないでしょうか?
さて、ここまでが前振りでようやく今日の本題です(長かった)。
あなたが献身的にサポートしたおかげで、パートナーが本当に自信を取りもどし、気持ちを立て直し、再びチャレンジして成功を収めたとします。
彼は「自分が成功できたのは彼女のサポートのおかげだ」と思い、成功とそれによって得たすべてを携えてあなたの前にやってきたと思ってみてください。
「僕の成功のすべてを受けとってほしい」
そう言ってプロポーズされたとしたら、ここですべてが報われる感動の瞬間のはず・・・なのですが、
ところが、ここでプロポーズを受けとれず断ってしまう。幸せから逃げてしまうことがあるのです。
もちろん心のどこかでは一生愛してくれる男性を求めているんです。でも、本当に目の前に幸せがやってくると、戸惑ってしまい、自ら身を引いてしまうんです。
実際に、こうした問題をカウンセリングでお聞きすることは珍しくはないんですね。
*
どうして、こんなことが起こるのか?
それは彼女側の心の中にある罪悪感が影響しているからなのです。
「私がいたらきっとあなたの迷惑になってしまう・・・」
「彼には私よりももっと素敵な女性がいるはず・・・」
こんな気持ちになったことがある、という人はいませんか?
この感情の根っこにあるのは、過去の体験からくる心の中の痛みです。
過去に親密だった誰かとの体験が罪悪感・自己嫌悪となって、「素晴らしい彼」を受け取れなくなってしまうんです。
「パートナーが欲しい!」という欲求は誰もが持っています。
でも、本当に素晴らしいパートナーが来ると、潜在意識に眠っている罪悪感が刺激されて幸せから逃げたくなるのです。
普段は隠れている「こんな私はダメなんだ!」「だから幸せになっていいはずがない!」という自己嫌悪によって、自分に幸せを許せないからなんですね。
もし読者の中で、今回の記事と同じような問題、同じような感情を抱えているように感じたら、まずは「私を誰かに助けさせる」ことにチャレンジしてみてください。
今の状態のままで、できるだけあなたが楽になれるようにしてみましょう。
強い自己嫌悪があるということは、自分を責めたり、我慢しすぎたり、気持ちを隠したりしてきたはずです。
それらを「もうしない」と約束しましょう。
もしかしたら彼を助けようと頑張るあまり、あなたの方がボロボロになってしまってはいないでしょうか?まるで彼の心の中に見えたボロボロに疲れ果てた彼のように・・・
彼を助けるために。自分が先に助けられることが必要なんだと気づいてくださいね。
ある意味「彼にあげたかったものを私が先に受け取ること」とも言えます。
安心感・柔らかさ・解放・慈愛・安らぎなどになるでしょうか。
これは本来あなたが強く持っている女性性・母性を自分に許すプロセスとも言えます。
ここを受けとれたら、あなたは今よりもっと優しく、柔らかく、慈しみを持って彼を癒すことができるようになります。
もし、そんな豊かな女性性を自然にまとっているあなたで彼の前に立つことが出来たら、いったい彼はどんな幸せな表情をしてくれるでしょうね?
次回はこうした心理のルーツはどこからきているのか?についてお届けします。
参考記事です↓こちらもどうぞ
それでは皆さんが健康で、心穏やかに、いい時を過ごされますように。
心理カウンセラー
近藤あきとし
最後までお読みくださいましてありがとうございました。次回の登場は6月17日(土)です。お楽しみに! 来週は小川のり子カウンセラーが執筆いたします。
※【恋愛テクニック】バックナンバーで⇒まとめて記事を読めます
読者さまからステキな感想をいただきました。
http://blog.livedoor.jp/cs_akitoshi/archives/65897069.html
<直近の【対面 or オンライン】面談カウンセリング枠>
◎青字の予約枠は<オンライン専用>です
- 6/3(土)13時、16時、19時、
- 6/4(日)13時、16時、19時、
- 6/7(水)13時、16時、19時、
- 6/9(金)13時、16時、
- 6/11(日) 13時、16時、
面談カウンセリングのご案内
- 対面カウンセリング(東京都目黒区駒場)
- オンラインカウンセリング(Zoomを使用します)
あなたのお悩みの本質を心の深いレベルから心理分析します。また、問題を根本から解決するための具体的な提案・心理療法を提供いたします。
面談カウンセリングについて
- 対面は東京都目黒区駒場の弊社カウンセリングルームで行います⇒アクセス
- オンライン面談カウンセリングの【予約方法】と【ZOOMの使用方法】について
- ご予約方法/料金支払いについての詳しいご案内
- 近藤の〔面談カウンセリング〕の特徴
カウンセリングの予約方法
完全予約制です。予約の際にオペレーターに「近藤あきとしの面談カウンセリングを希望します」とお伝えいただくと、スムーズにご案内できます。