こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
コミュ障とは“コミュニケーション障害”の略で、SNSやネット掲示板などでよく見かける用語です。
本来は“コミュニケーション障害症”という医学用語なのですが、昨今は上手にコミュニケーションができない人たちのことをさす言葉になっているようです。
コミュ障と聞いてみなさんがイメージするのは、「陰キャで、人と話すことが苦手。なにか話そうとすると緊張して上手に話せない人」でしょうか。こういうタイプの人のことをダウナー系と呼びます。
もう一つは、その真逆といいますか、「相手の話をほとんど聞こうとしない。自分が一方的に話してしまう、自己主張の強い人」もいます。このタイプはアッパー系と言われています。
いずれのタイプも自分の不完全を隠そうとするために、人と距離を取ったり、人に話をさせないようにしたりします。
カウンセリングの際、私たちカウンセラーになにも話をさせず、時間ギリギリまで一方的に話しつづけるクライアントがいます。このような人と出会うと、なんらかのコミュニケーション障害をおもちなのだなぁと私たちは判断します。
ちなみに、コミュ障は一部の人だけのものとみなさんは思うかもしれません。
しかし、みなさんも大好きな人の前にいるとき、ものすごく緊張したり、心にもないことを言ってしまったり、わがままが過ぎる態度をとってしまったりというご経験はないでしょうか?
これらはじつは、先ほど述べたコミュ障の人たちのパターンとそっくりなのです。
好きな人の前では緊張してうまく話せないと思うと、あえて距離を取ったり、表面的な会話しかしなかったりということは、とくに思春期にはよくあることです。あるいは、がんばって自己アピールしすぎてしまうということもあるものです。
ちなみに、コミュニケーション障害が発生したときのいちばんのの問題とは、対人関係において、相手との解釈違いから誤解が起こりやすいということです。
なぜなら、恥ずかしくて上手に伝えられなかったりすると、コミュニケーションの絶対量が不足してしまうからです。
また、自己主張が強すぎるアッパー系のコミュ障の場合は、「相手はぼくのことをよくわかっているに違いない」と思い込んでいるのですが、実際はそうでもないことが多く、なにかとトラブルが起こったりするわけです。
このようなタイプの場合、「これで間違いないですよね」とか「今回はこうしましたが、今後はこうしたいと思います。それでいいですよね」などの確認作業をすることで、誤解の8割は解消することができます。
それとは別に、コミュ障の人の中には、自分のことがわかってもらえないと思うと、「もういいです!」とか「どうせ、私のことをわかってくれる人なんていない」と、ますますコミュニケーションを閉ざしてしまう人も少なくありません。
これは、外国に行ったとき、語学に自信がないのでまわりの人とは関わらないようにするパターンとよく似ています。
そんなときは通訳の人がいれば、人とのふれあいや観光やショッピングをもっと楽しむことができますよね。
コミュ障の人たちも、仲のいいお友だちに通訳のようになってもらうことができると、状況は少しはラクなほうに変わります。
たとえば、「こいつ、コミュ障なので話すのは下手だけど、いいやつなんだよ」などと言いながら、あなたのしたいこと、言いたいことをまわりの人に上手に伝えてもらえたらどうでしょうか。
大切なのは、そのお友だちの意見をよく聞くことでしょう。
そして、状況が自分が思っているほど悪くないと感じられたり、信頼したりすることができたなら、コミュ障からの脱出は意外と簡単にできるようです。
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