こんばんは
カウンセラーの平です。
日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。
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“なかなか決められない人”というのがいますよね。
ランチに行ったレストランのメニューすら決められないという人もいれば、自分がなにに向いているのかがわからないので就職がなかなか決まらないという人もいます。
決められないのにはいくつかのパターンがあり、それぞれ理由があるようです。
〈その1〉ちょっとしたことも決められない
レストランで、「パンとライスのどちらにしますか？」ということさえなかなか決められないタイプです。
多くの人は「そんなの、どちらでも大差ないじゃん」と思いますよね。しかし、決められない人は“正解”にこだわり、間違うことをすごく恐がります。
そして、必ずまわりをイライラさせます。すると、「自分がなにかを決めること」と、「まわりがイライラすること」がセットになっていることが多いようです。
このタイプの人は、昔、おかあさんから「早く決めなさい」などと言われることがあり、そして、自分が選んだことに満足できなかったというような幼児体験をもっていることが多いようです。
〈その2〉じつは決めているが、言い出せない
自分が決めたことには自己責任が発生するので自分では決めず、「じゃあ、これにしておきなさい」などとおかあさんに言ってもらいたいと思っているタイプです。
まわりのだれかに自分のしたいことや望んでいることを言ってもらい、それに同意する形でものごとを決めていくわけです。
このタイプには、だれか力のある人に自分の決断をサポートしてもらうことで安心するという傾向があるようです。
そのため、占いにハマる人も非常に多く見受けられます。
〈その3〉あとまわしにする、または決断を放棄してしまう
口ぐせは、「私にはムリ」、「できません」。自分にまったく自信がないのでチャレンジしようしません。
「どうせやったって、この私がやることだから、失敗するに違いない」と思い込んでいるところにこのタイプの人の問題があります。
夏休みの宿題などは「やらなければ」と思いながらも8月下旬まで手づかずのまま。そして、だれかが自分をケアしてくれるのをひたすらに待ちます。
そんなふうなので、まわりからの信頼は得られません。とてもそんなタイプといってもよいでしょう。
〈その4〉決めるもなにも、どうしたいのか自分でもわからない
いわば、迷いの森の住人です。失敗することが多かったり、なにをしても否定されることが多かったりした中でこのパターンがつくられました。
口ぐせは、「いいんです」、「ほうっておいてください」。
このタイプの人々は、必要最小限のことをワンパターンで繰り返していくことで、決断しなくてよい状況をつくろうとしがちです。
その土台になっているのが、「いやなことはしたくない」という心理です。
「行きたくないのに、行かねばならない」ときはなかなか体が動かないものです。
昔々、幼稚園には行きたくないのに、「もうバス来るよ、早くしなさい」とおかあさんに怒られたことがあるのかもしれませんね。そして、現在は「大人になりたくない」、「働きたくない」というあたりでしょうか。
当然、心躍ることも少ないので、人生で楽しいと思えることもなかなかありません。このタイプの人々は、未来に向かうチャレンジを必要としていることが多いようです。
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