こんにちは、三好成子です。

毎週火曜日の《モテオーラ養成講座》は那賀まき、桑野量、服部希美と共にお届けしております。

今回のテーマは『甘え』です。

 

感情は抑圧すると爆発する

 

スーパー等に買い物に行くときは「あめ玉を一つ口に入れてお買い物に行くと良いよ」といわれます。


これは、お腹が空いた状態で食料品売り場にいったりすると、あれも欲しい、これも欲しい
あれも食べたい、これも食べたい


あれもこれも、この売り場の全部の食糧食べられそうな気持ちになったりします。
お腹が空き過ぎなんです。


心も同じなのですね。


甘えたい気持ちが満足できなくて、甘えたい甘えたいと思いすぎると、甘えさせてくれる人を見つけると、その気持ちが一気にあふれて過度に甘えてしまって、相手が受け止めきれなくなって関係が壊れてしまったりすることがあったりします。


私の学生の頃、たった一人の心を許せる友人がいました。


デザイン系の学校のクラスメイトで、入学当初から気があって、ずっと一緒にいました。
私より4歳年上だったので、一人っ子の私はいつも甘えさせてもらっていました。


時が経って、私は結婚し、いろいろあって離婚することになった時に、その友人に、もう毎晩毎晩、助けて~この寂しさとか、ふがいなさとか、なんかぽっかり空いた部分をなんとかしてーーーーと電話をかけ続けておりました。



その友人は、カウンセラーでもなく、本当に素敵な大好きな4歳年上の、本当に私を受け止めてくれる友人だったのですが、さすがにやりすぎました。甘え過ぎました。


両親にも心を開いていなかった私は.彼女しか甘えるところは無かったと思います。
本当に 彼女しか・・・・


で、我慢しきれなくなった彼女が
「もう、無理。もう二度と電話してこないで」と言って電話を切りました。
それ以降20年以上音信不通になってしまいました。


あの時、彼女は本当に親身になってくれていました。
彼女にも家庭のいろんな事情があったにもかかわらず、いつも向き合ってくれていました。


でも、私にとって甘えられるのは彼女しかいなかったので、彼女に一点集中してしまっていたんです。


彼女も、私の事を救いたいと、我慢してでも私の話しを聞いてくれていたはずです。
でも、我慢がピークに達した彼女は、抑圧していた感情が爆発してしまったんですね、きっと。


良かれと思って我慢していたのに、関係性を壊さないように我慢していたのに、我慢した結果、関係を壊すことになったんですよね。


彼女の側から考えると、彼女の我慢も、少しずつ「無理」を出していれば、爆発しなくても良かったかもしれないし、私も「そうか、辛いのか」を知る事も出来たと思うんです。


私はわからなかったんです。
彼女がそれほど辛い思いをしているという事を…
それもどうかと思いますが…


甘えたい気持ちが一点に集中すると、強く出てしまって、受け取る側は受け取りきれなくなるんですね。


なので、お買い物の時のあめ玉と同じように、何か他に自分を満たしてあげる事で、一点集中してしまう事を避けると良いと思うんです。


仕事でバリバリ働いている超自立の人が、恋愛依存になるパターンがありますが、仕事では一切甘えられないと思うと、他にこの甘えられなかった感情をどこかに噴き出したいんです。


「甘えたいかも?」という気持ちが沸いたとき
小さく甘えてみる、甘えることが実際には出来なくても甘えたくなってきたと言うことを自覚するとか
「甘えたいと思った」と、呟いたりとか
押さえ込まずに小出しするというように

まずは小さく甘えられる練習をしていくのがよいと思うのです。

同じように、依存的になる時の対策としても、依存を散らしていくということをしていくと
今までは一つにどっぷりはまっていたものが、沢山のもので拡散させていくと、一つに対する比重が軽くなって行くのです。


子供の頃、砂場にダムを作って遊んだことがありました。
そのダムにバケツで水を入れていくと、溜まった水の出口がなければ、一ヶ所の亀裂で全部崩れてしまった経験から数ヵ所に窪みを作り、水流を分散させる事で常にチョロチョロ適量で水を流しきる事が出来たのです。


たまったものを一度に爆発させるのではなく、少しずつ放出出来るようにしていくことも必要なのだと思います。
少しずつ出していけるというイメージがつかめる事で、溜め込む癖がなくなっていく事も考えられます。


これは想像の中でも同じことが起きる事があります。
ものすごく甘えたいから、こんな私が甘えたらとんでもないことになってしまいそうだから、決して甘えたいと思わないように、過度の抑圧をかけたり、そういう気持ちをなかったことにしようとしてしまいます。


でも、心の中には『ある』ので、色々な厄介な感情に変化して飛び出したりします。


例えば、甘える人が許せなかったりとか、そういう、聞き流せない見逃せないどの感情を揺さぶられてしんどくなるようなことです。


いっぱいいっぱいになっているからしんどくて
我慢しているから我慢していない人に腹が立つことも出てくるのですよね。


なので、人間関係が行き詰まった感じで辛くなることもあるようです。


でも実際には、ある程度空腹感が満足していけば、それほど食べられないのと同じように、我慢している間に思っているものよりも、威力としては小さいかも知れないのです。


すごく怒りを我慢していると、自分が怒りを出した時には世界を滅ぼすんじゃないかというくらい大きなものと考えてしまっている感じでしょうけれど、実際滅ぼした人は滅多にはいないんです。

いずれにしても、どんな感情も ちょっとずつ 出せるようになって行く、または、満足させてあげる、そんな気持ちでいることって必要ですね。


そうなるためには『こんな私でも受け入れてくれるんだ』というイメージを作っていけるようにしたいものですよね?


そういう時って、大きな甘え方ではなく、ほんの少し、小さな頼み事や「疲れたかも?」とつぶやいてみるとか。それくらい小出しにしてみるというのが良いと思うのです。

甘えることが出来ない人にとって、そういうことすら やったいけないと思っていることが多いようなのです。


まるでお買い物前の飴玉のような爆買い防止のための『小さな満足』という感覚も必要なのだと思います。

 

 

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