こんばんは

カウンセラーの平です。

日曜日の恋愛心理学を原カウンセラーと隔週で担当しています。

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もしも、おつきあいしたい人が現れたら、私たちはまず告白しますよね。

 

「あなたのことが大好きです。私とおつきあいしてください」

 

「わかりました。告白していただいて、うれしいです」

 

こんなふうに意思表示をして、それに同意を得てという儀式のようなことをしたうえでおつきあいがはじまるというのが一般的だとだれもが思っていますよね、日本では。

 

ところが、私たち日本人には信じがたいのですが、アメリカやヨーロッパではこのような儀式はないといいます。

 

では、どのようにしておつきあいははじまるのでしょう?

 

それは、ちょっといいなと思う相手がいたら、お試し期間をはじめてみるのです。欧米の恋愛とドモホルンリンクルはお試し期間から、なんですね。

 

この期間には、一人の相手にかぎらず、複数の人をお試ししていることもよくあります。スキンケアの商品も、いろいろな試供品を試し、いちばんいいのに決めようと思ったりしますよね。

 

欧米の人たちは、いちばん合う相手とステディと呼ばれる関係をつくりますが、それ以前のお試しがなかったら、ほんとうにいい相手かどうかもわからないから、ちゃんとつきあうなんてムリとおっしゃいます。日本人の私には返す言葉がありません。

 

さらに、です。

 

欧米の人たちの間には、日本人のほとんどがすることのない、反省会”があるのです。

 

それは、夜の営みに関する反省会です。

 

前述のお試し期間の中には“夜のお試し期間”というようなものもあり、これもまた大事なものと考えられています。

 

日本人のカップルの場合、二人が親密な関係へと進んでいったとき、彼と彼女がたがいに点数を付けたり、「ここ、なってなかったよ」、「ここ、イマイチだった」などと伝え合うことはほぼないといっていいのではないでしょうか。

 

一方、欧米では1回ごとに必ず反省会を催し、微調整を加えたりしながら、二人の相性を見極めていくのだそうです。

 

日本の場合、不倫や浮気といった問題のほとんどの原因は性の不一致といえます。

 

パートナーの性的な部分に不満があったとしても、日本人は性的なジャンルに関するコミュニケーションはほとんどしません。

 

そして、状況を変える機会がないまま絶望し、その結果、浮気や不倫に走るというケースが非常に多いように思います。

 

その点、もし、日本でも欧米のように反省会や勉強会のようなものを行うことができれば、不倫と浮気の問題はだいぶ減るのではないかと個人的には考えております。

 

私たち日本人は恥ずかしがり屋の民族と言われ、とくに自分の性的な嗜好や興味に関しては、ひっそりこっそり勉強するタイプだと言われています。

 

一方、欧米では大人が性的なことに関心があるのは当たり前で、しかも大事なことなので、「こだわってなにが悪い」と考えられます。それは、おいしい食事をつくるのにこだわるのと同じようなことというわけです。

 

恥ずかしいけれど、じつは大事な夜の反省会。

 

みなさんもパートナーとのおつきあいの中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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