毎週月曜日の「恋愛テクニック」は、「カップル・カウンセリング」と題しまして、パートナーとの関係をより良いものにするため、「男性心理」「女性心理」を紐解きながら、さまざまなご提案を、池尾昌紀・池尾千里、夫婦でさせていただいています。
今週は、私・池尾千里が書かせていただきます。お読みいただけたらと思います。
コミュニケーション不足
パートナーとの問題が起こる時には、それまでのふたりに、コミュニケーションが足りていないということが少なくありません。
お付き合いが始まった頃のように、相手のことが知りたい、私のことも知って欲しい、そんな興味をお互いに持つということをしなくなっているからかもしれません。
男性と女性とは、そもそも違っている点が多いですし、自分とは違う人生を歩いてきた人、という点でも、コミュニケーションをサボらないようにすることは大切です。
でも、お互いに忙しくて、すれ違いやすいこともあるでしょう。
「最近、一緒に居ることが減ってるなー」
「話ししてないなぁ」
なんて感じたら、即行動です。
是非、そのままにしておかないでいただけたらと思います。
パートナーの近くに行ってみよう
ふたりが家に居る時には、家事などやることが、いっぱいあるかもしれませんが、後回しに出来ることは、後にして、パートナーの側に行ってみましょう。
並んで座る。
一緒にテレビを観る。
おやつを食べる。
物理的に、近くに居てみるんです。
一緒にご飯を食べる、一緒に呑む、一緒に、買い物に出かけてみる、なんていうのもいいですね。
最近、コミュニケーション不足だからといって、何かむずかしい話し合いをしなければならない、なんてことは思わないでくださいね。
近くにいて、お天気のこと、仕事のこと、なんでもない日常のこと、自分のこと、パートナーのこと、身近な話題で話をしてみてくださいね。
それもむずかしいと感じるようでしたら、パートナーの顔、見てみてください。
疲れてるなとか、シワがあるなとか、でも、結構良い顔してるなとか、気づくことがあると思います。
こちらからできることのひとつに、気に掛ける、ということも入ると思いますよ。
自分流に見たり、聞いたりしている
お互いのコミュニケーションが足らないことの中に、こんなことが起きていることもあります。
「パートナーの話しを、自分流に解釈している」
この「自分流」というのが、よかったり、よくなかったりするんです。
パートナーの思いを、きちんと受け取れることもあれば、誤解してしまったりすることもまた、起こるんですね。
例えば、今日は忙しくて、夕食を作るのがしんどいから、お惣菜を買ってきて、食卓に並べました。そして、私は、パートナーにこう言いました。
私「今日は、出来合いのお惣菜で、ごめんなさい。」
すると、夫はこう言ったんです。
夫「お惣菜、美味しいね。お惣菜好きだから、全然いいよ。」
私は、咄嗟にこんなことを思って、落ち込んでしまいました。
「お惣菜が好きですって？！」
「私のお料理は、お惣菜以下？！」
「夫に、我慢させてるのかな？」
ダメな私・大切にされない私
私の理解の仕方には、こんな思いが隠れているようです。
「お惣菜を出す、ダメな私。」
「お料理が苦手な、ダメな私。」
ダメな私のことを、夫は良いとは思わないだろう。
ダメな私は、大切にされないはずだ。
そんな思いをベースにして、夫の言葉を聞いたから、私は、「あぁ、やっぱり」って思ったんです。
「お惣菜が好き」やっぱりそうだよねー
「私のお料理は、お惣菜以下」だよねー
「夫に、我慢」させてるよねー
そして、そんな私は、夫に愛されるはずがないと思ってしまうんです。
きっと、夫は、私に愛想を尽かしてしまうと、勝手に確信してしまうんです。
でも、それは全部、誤解なんですよね。
「ダメな私」なんかではないですよ、ということです。
とってもがんばりやさんで、一生懸命な良い奥さんです。
いつまでも、間違った思いのままに、パートナーを「私を大切にしない人」にし続けないようにしましょう。
愛される価値があると知る
夫は、あなたを責めるどころか、ほんとに、お惣菜が好きだっただけで、あなたのお料理に、不満を持っていたわけではないかもしれません。
または、あなたが、忙しくて大変なのを、気遣ったのかもしれません。そして、あなたが罪悪感を感じないように、ふるまってくれたのかもしれません。
言葉というのは、如何様にも、理解することができます。
ダメな私には、ダメだと言われているように聞こえます。
愛される私には、すべての言葉は、愛として聞こえるんです。
あなたは、愛される価値のある方なんです。
それを忘れてしまう時、私たちは、責められたと感じ、私がまちがっていて、いけないのだと批判されているように感じてしまうんです。
あなたの価値を、正しく受け取ることと、パートナーからの愛を受け取ることは、イコールなんですよ。
パートナーとの、コミュニケーションの中で、是非、いつも思い出していただけたらと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
５月２３日（月）は、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみになさってくださいね。
池尾千里
あなたのパートナーシップを応援 
５月は、薔薇の季節！
大好きな薔薇を見てきました。
色とりどりで、本当に綺麗でした。
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