池尾昌紀

 

毎週月曜日の「恋愛テクニック」は「カップル・カウンセリング」と題して、パートナーシップの問題の修復やもっと幸せな二人になるための提案をしていきます。

担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。夫婦で毎週交代で発信していきます。

「月曜日:カップル・カウンセリング」のコーナーを、どうぞお楽しみに!

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婚活をしている方だけではなく、すでに結婚している方で夫婦関係に悩んでいる方にも読んでいただきたいお話です。

 

婚活したいのに、うまくいかない。そんな時には、表面意識では、結婚したい!と思っているのに、深層心理では、その逆の感情があり、それがブレーキになって、現実の婚活が進んでいかない、なんてことがあります。

 

私たちの心は、表面意識と普段は意識していない潜在意識でできているといわれます。

潜在意識は、文字通り意識の下に潜っているものなので、普段はなかなか気づくことができなかったりします。すると、表面意識でのぞんでいることであっても、潜在意識の中にはのぞんでいない、ということが起こり得るのです。

 

この話を婚活の場合に当てはめると、結婚したい!と願っているのに、潜在意識の中では逆に結婚したくない!と思っていることになります。

 

この結婚したくない思いを結婚したいに変えることができれば、心のブレーキはなくなるので、現実の婚活がうまくいくように、モチベーションが高くなったり、出会いの場に行く行動につながりやすくなっていきます。

 

ではこの心のブレーキをどうなった外していくことができるのでしょうか。まずは、潜在意識の中にある結婚したくない気持ちに気づくことが第一歩となります。次に、なぜこんな気持ちを持つようになったのだろう、と推測していきます。

結婚したくないと一口に言っても、いろいろなケースがあります。

 

・過去の失恋をまだ引きずっていて、恋愛そのものに対して傷がある

・結婚すると夫婦はいつもケンカばかりする、など結婚のイメージが悪い

・女性の場合で言えば結婚すると女性は苦労すると言うイメージがある など

 

いろいろなケースが考えられますが、いずれも結婚に対して後ろ向きになるイメージがそれが心のブレーキとなって、結婚を進めることを阻んでいることになります。

 

次に、こうした細かな理由を思うようになった背景を考えています。

人それぞれですが、そこには自分の過去の体験が関係している、影響している場合が多いのです。

 

例えば、幼い頃、自分の親が喧嘩ばかりしていた。そんな過去の体験があったとすると、夫婦とは喧嘩ばかりするものだと言うイメージができてしまったり。

自分の母親が大変な苦労をしていて、それを見て育ったりすると、妻や母は結婚すると苦労すると言うイメージができてしまったり。

 

こんな背景があれば、結婚に対するイメージが悪くなり、気がついていないけれど結婚に対して心が後ろ向きになっていて、それが無意識の心のブレーキになっている場合もあります。

 

こうした過去に気づくことができたら、それを整理し、理解することによって、過去の見方が変わり、結婚のイメージを変えていくことができます。

 

私たちは過去の体験に置いて、ネガティブな体験ほど覚えていると言う傾向があります。

すると、過去の出来事が、実際にはそれほど大変なことではなかったとしても、自分の中で辛かったり、悪かったと思っていた大きさが、勝手に膨らんでしまっていることもあります。

あるいは、そこには何か仕方がなかった背景や状況や事情があって、それを理解することによって、過去の出来事の見方が変わり、イメージを変えていけるのです。

 

先の親が幼い頃にケンカばかりしていた、というケースで言えば、その時親には仕方がない理由があったのかもしれない、と言う視点で整理し直すことによって、思い込みを解いていけるのです。

 

例えば、父親の会社が倒産しそうになっていた、とか。

同居している家族との折り合いが悪かったとか。

周りに病気などで大変な思いをしている人がいたとか。

こうした状況だと、親には大きなストレスやプレッシャーがかかっていて、心に余裕がない状態になります。

すると、ささいなことで腹が立ったり、変化が起こりやすくなったりするのは想像しやすいことですよね。

一見すると喧嘩ばかりして仲が悪い夫婦も、喧嘩したいわけではなく、仲が悪いわけでもなく、状況的に余裕がなかったから衝突していた、そんな場合もあるわけです。

 

しかし、子供にしてみれば、親が喧嘩している事しか目に映らないので、自分の両親は仲が悪いんだと思いますし、そのことがとても悲しく苦しみになります。

すると、こんな悲しい苦しい思いはしたくないと思うようになるので、大人になって結婚と言う現実が目の前にやってきたとき、結婚したら親のようになってしまうのではないか、また、自分に子供ができたとき、その子に幼いときの自分と同じ悲しみや苦しみを味わせてしまうのではないか。そんな思いがフレーキなったりするわけです。

 

しかしながら、大人になった今、改めて当時の両親の状況を整理してみたとき、単に夫婦仲が悪かっただけではなく、何かしらの事情があっただけだったとか、喧嘩をよくしていたけど、実は仲良くやっている時間もたくさんあったとか。

そんなふうに理解していくことで、夫婦=ケンカ、結婚=悲しみ苦しみというイメージが、そうとは限らない、と思えるようになるのですね。

 

夫婦には夫婦のきちんとした事情といいうものがあるものなのです。

 

このことは、結婚前だけではなく、結婚後の夫婦関係を作っていく時にも影響を及ぼしている場合があります。

 

自分たち仲が悪い時、それは実際に相手が嫌いなのではなく、夫婦で仲良くやっていけるはずがない、という思い込みが家との心の距離を作り、そのことが原因でうまくやっていけないと言った場合もあるのです。

 

婚活や、夫婦関係がうまくいかない時。

自分の心の中に眠っている結婚のイメージについて整理をしてみることが、大きな気づきや、今までとは違った視野を得るきっかけになる場合があるのです。

 

今回のお話がお役に立てたら幸いです。

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次週、12月19日(月)は妻、「池尾千里」が担当します。
どうぞお楽しみに!

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