「カップル・カウンセリング」と題して、パートナーシップの問題の修復やもっと幸せな二人になるための提案をしていきます。
担当は「池尾昌紀」「池尾千里」の夫婦カウンセラー。夫婦で毎週交代で発信していきます。
新しくなった「月曜日:カップル・カウンセリング」のコーナーを、どうぞお楽しみに!
自立的な夫婦関係について、前回から書いていますが、自立すること自体は、悪いことではありません。
むしろ、経験を積みながら、大人になり、精神的にも、経済的にも自立することは、私たちの可能性を広げたり、自由にしたり、人生の豊かさを味わうために必要なものともいえるでしょう。
人生の中には、ひとりだけでは成し得ることが出来ないことがあり、必要なサポートは、いつでも求めることも、受けることも出来ると知っていること。
これが大切です。
すべてひとりでやるという自立のスタイルは、頑張っても出来ない時、八方が塞がったようになってしまうからです。
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前回書いた記事、
この中にもありますが、仕事を持ち、自立的な男性社会の中で生きてきた女性たちが、結婚していきます。
そして、自立妻、自立夫の暮らしが始まります。
共働きで、女性にも仕事があるバランスだと表面化しにくいのですが、例えば、仕事を辞め専業主婦になった、または、こどもができた、という時、大きな変化が訪れます。
専業主婦になれば、経済的には、夫に頼ることになります。
また、こどもができたら、ひとりで頑張っても、思い通りにいかないことが山ほど出てきます。
これまで、ひとりで出来てきたこと、また、頑張れば出来ていたこと、それらが通らない事態が、女性には出て来るわけです。
私は、出産を機に、12年勤めていた仕事を辞めました。専業主婦になるということと、母親になる、が一度にやってきました。
でもまずは、目の前の小さな赤ちゃんに振り回されていましたから、その間は、何も感じませんでした。
ところが、赤ちゃんのいる生活に少しずつ慣れて来ると、へんな不安を感じるようになりました。
私の位置がわからない。無所属で、何もしておらず、家にいて、何の生産性もないと感じるようになりました。
ここには、2つの思い込みがあったように思います。
1つは、
仕事をしている私は、OKだが、
していない私は、よろしくない。
2つめは、
子育ては、たいしたことではない。
これは、まるで、昭和な、亭主関白で頑固な父親世代の価値観のようです。
男性社会などと言われますが、そんな中で、長く仕事をしてきた女性たちは、価値観が男性的に寄ってしまうのかもしれません。
しかも、古い昭和の香りのする「ものさし」で、今の自分を測ろうとして、目盛がないことに愕然としている、そんなところがあるように思います。
しかし、今、測れない「ものさし」を手にされているのなら、それは、新しい価値観に取って代わる時なのではないでしょうか。
妻として。
母親として。
何が大切で、優先させるものは何なのかを明確にし、女性たちの中の価値観を、リニューアルするステージが、ここにひとつあるように思います。
子どもの育て方も、
働き方も、
専業主婦も、
いろいろな選択肢を、女性たちが自由に選ぶ生き方があればいいのではないでしょうか。
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この「カップル・カウンセリング」のブログ連載では、男性心理を「池尾昌紀」が、女性心理を「池尾千里」が担当し、「男心」「女心」を解き明かしていきます。
合わせて「男心」「女心」を理解しあった二人が、どのように問題を乗り越えていけるのか、という事例を紹介しながら、恋愛・夫婦問題で悩んだり、恋人が欲しい!方へのアドバイスを発信していきます。
手っ取り早く「男女の心理が知りたい!」という方は下記の記事を御覧ください。
>>>「こんな時の『男心』『女心』がわからない!」シリーズへ
連載第一回目の今回は「カップル・カウンセリング」とこのブログの今後についての概要をお伝えさせていただきました。
今後の「池尾昌紀」「池尾千里」の「カップル・カウンセラー」によります、男女関係改善のためのブログをどうぞお楽しみにしていてください。
今回の記事がお役に立てたなら幸いです。
次週、5月29日(月)は夫、池尾昌紀が担当します。
どうぞお楽しみに!