恋愛テクニック-大塚統子


 こんばんは。カウンセリングサービス大塚統子 です。


 木曜日に大門昌代大野愛子 とともに「不倫と浮気」をテーマに書いています。今回は大塚が担当です。

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☆ お知らせ ☆


 2月3日(日)に東京・五反田ゆうほうとでカウンセラーズ・フェスタが開催されます。

 総合テーマは『幸せになろう』です。


 こちらで大塚も「新しい自分と出会う~さよならイライラ感~」というテーマで講演させていただきます。


  カウンセラーズ・フェスタの詳細&お申込みは >>> こちら

  大塚の講演テーマ関連ブログは >>> こちら


 みなさまにお会いできるのを楽しみにしておりますラブラブ


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 カウンセリングをしていると、こんな形で不倫のご相談をいただくことがあります。


  人から祝福されるような恋をしていない。自分でも、「このままじゃいけない」と思っている。
   だって、
    大好きなのに、一緒に居られないから。
    わかりあいたいのに、わかりあえないから。
    そうじゃないのに、伝わらないから。
    二人でいるのに、一人でいる時よりもさびしくなるから。
    全部を愛したいのに、愛せないから。
  友達に話せば、「そんな恋愛、やめなよ。」って言われる。友達も、はじめのうちは親身に聞いていてくれたけれど、今は「またか」って思われそうで、話すこともはばかられる。友人たちが結婚・出産していく中で、自分だけが取り残されたようで、みじめな気持にもなる…。


 お話をうかがっていると、「この人はどれほど悲しい思いをしてきたのだろう。」「どれだけ切ない気持ちを抱えてきたのだろう。」「どんなふうに自分の気持ちを押し殺してきたのだろう。」「たくさんの我慢を重ねてきたのだろうなぁ。」などと感じます。(心を楽にする観点からカウンセリングをしますので、ここで不倫の善悪は問いません。)


 友達にも話せずに、ずっと一人で抱えてきた気持ちがあるのでしょう。それを誰かに話すことで感情が出てくるようならば、溜め込んできた感情を解放していくことができるようです。辛いと泣けるのならば、泣いたらいいと思います。感情が解放されて心に余裕ができると、「これからどうしていきたいのか」を考える余裕も生まれやすくなります。


 なお、感受性の豊かなタイプの方に起こりやすいことですが、感情が次から次へと溢れ出てしまい、日常生活にも支障が出るという方がいらっしゃいます。仕事中にも、そのことを思い出して仕事が手につかないとか、職場に行っても涙が出てしまうとか。


 こういった感情に収拾がつかない状況は、失恋直後や大切な人を失った後など、心に大きな衝撃を受けた後には一時的に起こりうるものです。心に大きな衝撃を受けた後には、むしろ無理して感情を抑え込まずに、感じるままに感情を感じることも必要です。悲しむときに悲しんでおくのも、心の健康のために大切なことです。


 しかし、感情の混乱が長く続いたり、頻繁に同じような感情に囚われたりするようならば、感情のバランスを整えるといいのかもしれません。


 恋愛の感情で、つらい・しんどいに囚われる場合、感情を感じるのとは逆で、囚われている感情と距離をとってみるのが有効なことがあります。感情と距離をとるというと、感情に囚われている時には難しいと思われるかもしれません。「だって、こうなんだもん。」と言いたくなる気持ちが出てくることもあるでしょう。ここでは、つらい・しんどい気持ちから抜け出すために、感情と距離をとってみようという“意欲”が必要になってきます。


 具体的には、頭(思考)を使って状況や事実関係を理解していく方法があります。この時のポイントは二つあります。一つは、「できない」と決めてしまわないこと。もう一つは、「わからない」と決めてしまわないこと。


 話を進めていく過程で、「できないような気がする」とか、「すぐにはわからないなぁ」というのが出てくるのは、よくあることで問題ありません。はじめから「できない」「わからない」と思わないことがポイントです。「できない」「わからない」と決めつけてしまうと、そこで思考がストップしてしまいます。囚われた感情から離れるための回路の一つを、辿る前に塞ぐことになりかねません。考えた結果「できない」「わからない」という結論に至るのと、はじめから「できない」「わからない」と決めつけるのとでは、意味合いが随分違うようです。


 心理的には、「できない」「わからない」というのは、抵抗感があって「したくない」「わかりたくない」というメッセージのことがあります。そして、その受け容れたくないものの中に、答えを出すためのヒントが潜んでいることもあります。無理強いや深追いは不要ですが、はじめから「できない」「わからない」と決めつけない姿勢で臨むと、先入観なしに事実関係を理解していきやすいのかもしれません。


 状況や事実関係を理解したところで、もう一度そこにまつわる感情を探っていくと、それまで囚われていた感情とは別の感情が見つかることがあります。そちらの感情を扱っていくことが、囚われている感情から抜け出す方法になったりします。


 感情の扱い方には様々な手法があります。今回は、感じることを止めているのなら、話すことで感情を解放していく方法があること。思考を使って理解を深めることで、囚われてしまっている感情から抜け出す方法があること。二つの方法の紹介でした。


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