2週に1回、渡辺カウンセラー と一緒に「婚活」を担当しております、小川のりこです。毎回たくさんのコメントに、本当に感謝しています。
皆さんありがとうございます。
ところで、三陸沖で大きな地震が発生いたしました。
こちらでは震度３でしたが、北陸でそんな大きな地震があったということは、その後知りました。皆さん大丈夫でしょうか。
私は阪神大震災の経験者です。被害の大きな長田区というところで震度６強を体験し、友人を亡くし、家を失いました。
とてもとても怖かったです。だから、今回の地震に遭われた方々も、とても怖い思いをしたでしょうね。そして、今も余震は続き津波もまだまだ不安なことと思います。
これ以上の被害がないことを、こころから願います。
では、今回は、皆様からのご相談にお答えいたします。
********* ご相談内容 *************
こんにちは。初めてメッセージ送ります！
ブログ楽しく読んでます。ほんとはカウンセリングを受けたいんですが、なかなか平日は仕事で難しい
ので、メッセージを送ることにしました。
結婚は、とても楽しい、て書いてありましたが、私には結婚への良いイメージがありません。妊娠や子どもをもつことが怖いです。
その手前の恋愛にも抵抗があります。
ほんとは、恋愛、結婚、子どもも欲しいんだろうけど、悩みがあってどうしてもうまくいきません。今まで何回か、良いチャンスがありこのままいけば結婚かもってなったとき怖くなって無理やり壊してきました。次もまた同じようにようなら怖くて、進めません。どうしたら良いですか？？
（ご相談者：みかんさん）
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みかんさんこんにちは。いつも読んで下さってとても嬉しく思います。
ありがとうございます。
みかんさんって、とっても恋愛を大切に思っていて、とても結婚、そして結婚生活を素晴らしいものにしたくて一生懸命頑張ってらっしゃっていたようですね。でなければ、ここまで悩むことはありませんものね。少しでもあなたが希望を持てるように、考えていきたいと思います。
私たちはみんな、個人個人いろんな考え方を持ちますね。でも何も知らないこの世界に産まれた私たちには、生まれた頃は頭の中に何の知識も考え方も当然ありません。いわば白いキャンバスのようなもの。でも一緒に暮らしていくご両親を初め、その周りの人たち。そして成長する過程で知り合っていく友達や先生たち、そしてその環境などから、自分自身の考え方、そして個性が作られて行きます。
ようするに自分の考えというのは、産まれてから今までの人との関わりによって確立されていくものなんですね。だから、そう考えていくと、
結婚に良いイメージがない
というのも、勝手に芽生えてくることではありません。
何処かで結婚に対して、ネガティブな思いを考えざるを得なかった経験があるのだろうと考える方が自然なんです。例えばほんの一例ですが・・・。
・ご両親の仲がよくなかった。喧嘩ばかりの毎日だった。
・幸せな結婚生活を送っている人たちに会ったことがあまりない。
・結婚後、苦労している人たちの話ばかりをよく聞く。
・マスコミなどでも、離婚や結婚後の苦労話ばかり話している。
自分自身で強くこころに残る経験があれば、人の感じ方にもよりますが、多かれ少なかれ結婚に対して不安感は出てくると思います。そして、結婚に不安を感じていると、これに付属するかのように、妊娠やその後、自分が産む子供のことも考えるようになるでしょう。
・妊娠時に浮気されたという話をよく聞く。
・妊娠って体型も変わるし、しんどいし痛そう。
・自分に自信がなくて、子供なんか埋めない。
・子供で苦労している人ばかりの気がする。
・子供が出来ると自分の時間がなくなる。
結婚にいいイメージがなければ、当然その後の生活も、ポジティブにはなかなか考えられないことと思います。実際に耳にする話は、自分のことではないんだけれど、そういった悪いイメージの話を聞くばかりでは、やがて、
結婚って何のためにするの？
というような思いばかりが先行してしまうかもしれません。
みかんさんは、ここまでの話で、何か思い当たることはあるでしょうか？
＊ほんとは、恋愛、結婚、子どもも欲しい
と書かれていますよね。
事実、とても欲していて、しかもそのチャンスもあったのに、怖くなってしまったようですね。
この怖くなってしまった・・・というところに、上に書かせていただいたような、何か不安をお持ちのように感じます。無理やり壊してしまったほどですから、みかんさんにとって、相当な恐怖感なのでしょうね。正直、とても辛いでしょう？
＊次もまた同じようにようなら怖くて、進めません。
この文章もとても気になりました。
次もまた同じようなら・・・？
みかんさんに以前何があったのでしょうか。
ここの文章には、その前の恋愛にも抵抗がある・・としか書かれていませんが、みかんさんにとって、よほどの思いをされたのかもしれませんね。
私たちはね。
とても悲しい恋愛を経験したとしても、その後、その経験をしっかり受け止め、そこから何かを学び、感謝という形に変わり、これからの成長の糧となった場合、（癒された場合ですね）は、次の恋愛、そしてその後の男女関係においては、前回よりも、更に素敵な男性と知り合うことが出来て、きちんと幸せを手にすることが出来るんです。
でもそれが傷となって残ってしまっている場合は、新しい恋愛に影響することはとても多いんです。例え影響したとしても、新しくお付き合いする男性と交際を続けていく過程で学んでいく場合ももちろんありますが、多くの場合、やはりご自身がなかなか怖くて、安心できるお付き合いでなくなっていくんです。
そして考えちゃうんですよ。
またあんな目に合わないだろうか。
またあんなに辛いことを経験しないだろうか。
と。
常に考えているわけではありませんが、こころのどこかで警戒してしまうんです。
恋愛したいのに、恋愛が怖くなるの。
結婚したいのに、結婚が怖くなるの。
そうなると、今目の前にいる彼ではなく、あの時傷つけられた出来事が、今の彼と重なってしまって、
きっとまたこうなってしまうに違いない…。
という気持ちが、なかなか拭い切れません。これは、
以前の傷が未だに血を流してあなたが痛くて苦しみ続けている…。
ということなんです。そして、
あの時に傷つけた彼を、許せていない。
もしくは、
あんな目にあったのに、何処かで自分を責めて、自分を許せていない。
のかもしれません。
どちらにしても、こんな状態では、
みかんさん自信が自分を幸せにしようという意志が、弱くなってしまう
ように思います。だってもし相手の男性を許せないなら、その方を忘れることが出来ないでしょう？ そうすると、今の彼で復讐してしまうということもあり得るんです。だって同じ”男”ですからね。その復讐の仕方は主に、
彼（男）を信頼しないこと。
になります。例えばわざと嫌な自分を見せて、彼がどんな反応をするか、それでも愛してくれるのかテストしちゃったり…ね。
自分を許せない場合なら、まさにご自身で書いてくださったように、
*このままいけば結婚かもってなったとき怖くなって無理やり壊してきました。
これですよね。
今以上の幸せが目前に迫っていても、
自分が幸せになれることを信頼出来ない
んです。
怖くて。
こころのどこかで、
こんな自分が幸せになれるわけが無いと…。（自分で自分のことを責めているんですね）
きっと辛くなるに決まってる・・・？
きっと苦労するに決まってる・・・？
きっと幸せは長く続かないに決まってる・・・？
みかんさんはどんな思いをお持ちなのでしょうね。
結婚かも・・・という話になっていたのならば、
あなたは間違いなく彼に愛されていた
ということなんです。
男性はただの同情心や焦りだけなどで、当然結婚はしません。どんな出会いであれ、どんな状況であったとしても、
彼女と一緒にずっと生きていきたい。
彼女を守っていきたい。
彼女の傍にいたい。
そんな思いがなければ、なかなか結婚には結びつきません。
男性にとって結婚というのは大きな責任感が出てきます。それは男性にとって、独身の頃とは違う感覚で、一生誰かを自分が養っていくという大きな決心です。
だから、結婚を考えるとき、男性はとてもとても考えます。女性にとってはその答えを待っているときが、一番怖いと思いますが、私たち女性にとってはすぐ返事が出来ないのは、自分を選びたくないのだ・・・と”誤解”してしまうほど考えるんですよね。でも、
それを考えさせてくれる女性が出来たというのは、男性にとっての大きな誇りなんです。
結婚を考えて、でもなかなか答えが出せなかったとしても、それを考える相手だと言うことなので、彼にとってはそれを考えている時点で、とてもとても大切な相手なんですよ。
だから、結婚という話になったのなら、その相手であるご自分に対して、
みかんさんも、もっとご自身に”誇り”を持っていい
んです。
私は彼にとって、大切にされるだけの価値のある女性なのだ。
こころからそう自信を持って、受け取っていいんですよ。事実、そうなのですから。
そして、今のこの状況を変えるために、勇気を持って、あなたご自身が、
自分を幸せにしてあげたい！！
と、意識して思い続けてあげて欲しいです。
何かを自分にさせて、頑張るのではなく、
怖がっている今の自分、不安がいっぱいの今の自分。
恋愛も結婚も妊娠も子供に関しても、何もかもが怖い自分自身をしっかり受けとめて、
それでもそんな自分を幸せにしてあげたいのだ！！と、思い続けてください。そんなあなたが、あなたご自身のことを、見捨てないでください。
と。
ここまでは、みかんさん。私が強くあなたに伝えたいお話です。
でも、文章で書かれている以上に、みかんさん個人で抱えてらっしゃる、恋愛に関する悩みや、結婚に関する不安がもっともっとありそうな気がします。それに関しては、よろしければ、ぜひ私たちに教えて欲しいと思います。
悩みって言うのはね。
これは、みかんさんだけでなく、そして恋愛以外でなく、全ての悩みに共通することですが、
人に話してなんぼだと私は考えます。
その際の”話”とは、うわっつらのことだけでなく、事柄や報告などの話ではなく、
あなたが持つ感情（本音）のお話です。
本音を話すことはとても勇気のいることですが、
自分がこころの中で思っている不安。
ずっと抱えている不安。
孤独感。
頑張っても頑張っても報われないという思い。
一生懸命頑張っているのに、結果はなかなかでないという悔しさ。
どうしても理解出来ない他人の考え方。
男性への不信感。
それらのあなたの感情的なお話を、ご自身の口から誰かに否定されることなく、ただ思いのままに吐き出して欲しいと思っています。それは、あなたが納得いくまで全部話して聴いてもらってください。
ご自身の不安、なぜそう思うかなど、事細かく話し、受け止めてもらって、そしてその話の中で、私たち聴く側であるカウンセラーなどが感じたことや、誤解があるなぁということを修正し、お伝えし、理解出来るようにつなげていくんです。すると、
ああ・・・そうだったんだ。
そう思うことが次第に増えて来ます。
自分のこころの中に根強くあった、苦しい気持ちがひとつひとつ消えていきます。
みかんさん。あなたのこころもすーっと楽になって行きますよ。
そして、こちらは、あなたのその楽になった度合いに応じて、具体的にどうしていいのかを考えて行くんです。
そのときあなたは未来に対して、確実に希望を感じていることと思います。
もしよろしければ、いつでもお話くださいね。
この文章が、少しでもみかんさんのお役に立てれば幸いに思います。
ご相談、ありがとうございました。
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