ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-阿部純也

こんにちは、カウンセリングサービスの阿部です。

ここ最近、ネタが苦しいんですよね。何かもっと楽しんで書けないものかな~とスタイルを模索していて、今回ちょっと実験的に、次回とセットで自分エッセイ&心理コラム形式で書いてみました。

■ 俺にはロックしかないぜ、ベイベー編

僕が昔々、学生時代の頃。友人やアルバイト先の仲間達に言われて、幾度となく凹んでいた言葉があります。

「モテそうなのにね」

(ノД`)・゜・。

聞く度に凹みましたね……。そう、ってなんじゃい、そうって!と。なんなら僕とお付き合いしてくれませんか?と、ヤケになって言おうかと思ったこともあります。

そうです、僕はモテなかったんです。

僕は今でこそ「ゲームが好きだ!漫画が好きだ!インドアが好きだー!」と言ってるカウンセラーですが、当時の10代後半はですね、そんなものはひた隠しでした。

モテなさそう、って思いましたから。

つまり、自分なりのモテる努力をしたにも関わらず、モテなかったんです。当時、僕が好きなものの中に「ロック」があって、これはまあ、前面に出しても格好がつくだろうと。手持ちのカードはこれしかないと。(それでも、好みのジャンルが男臭かったり、マイナー路線で「モテ」からちょっと外れるんですが……)とにかく「俺にはこれしかない!」と、間違った努力をしていきました。

髪を伸ばして、ストレートパーマをかけて「ロッカーは長髪だよね」とロン毛にしたり。はたまたブリーチ剤で、ブロンズや金髪にしてみたり。革のパンツとブーツを買って、ロッカースタイルを気取るんです。夏でもTシャツに革パンとブーツで過ごす、などという変なこだわりも見せていました。

バンドもやっていないのに。

 
この辺がイタイところです。ついでに無理して履き続けたブーツの靴擦れも痛かったです。ギターは持っていましたが、バンドを組むには至りませんでした。我ながら中途半端でしたねえ。あ、コード弾きならできますよ。

当時の写真を見られる度、妻に大爆笑されます。若気の至りです。一生懸命、格好をつけてたわけですが…
、問題はそこじゃなかった。

僕はものすごい恥ずかしがりで、自分に自信が無くて、いつも自分を隠していたんです。

でも、その自信がないのを認めるのも嫌だったんです。俺は弱くない!と。俺は平気だ!と。女なんかいらないぜ、ベイベー!と。

(ノД`)・゜・。

強がりでした。


努力の甲斐あって?「阿部君ってクールだよね」「一人でいるのが好きそう」「近寄るなオーラ出てる」とか言われるようになりましたが、心の中では泣いていました。あれ、違っ……(´□`。)という感じで。

結構、深刻に悩んでいたんです。格好つけたはいいけど、彼女がいないというのもどこか格好悪く思っていましたし。

ダンジョンに潜り続けたあの日編

僕は上京してきて、一年目はルームメイトがいました。彼女はいなくとも、友達と遊んで暮らす毎日がとても楽しい生活だったんです。ところが次の年、友人が実家に帰ることになってしまい、そこから本当の一人暮らしが始まりました。

これが、何だかきつい。

当時、東京でできた学校の友達は、それほど親しくはなりませんでした。一緒にいても、なんだかあまり楽しめないのです。そうすると、家に帰るとものすごく孤独を感じました。地元にいた頃は、それこそ気兼ねしない仲間がいたわけですが、その友人達ももう
近くにいない。

おお、なんという孤独だ。これが一人暮らしか、と。

半年が過ぎて学校が夏休みに入った頃、僕のそれは末期を迎えていました。もうほとんど引きこもりの生活です。毎日が、99Fを目指してダンジョンに潜り続ける、なんていう時間も過ごしました。シレンがお腹が空くと、俺も腹減るなあ、なんて。当時はネットゲームなんてありませんでしたが、今で言うなら「ネトゲ廃人」です。ゲーム依存症です。

僕がやっていたゲームは、幸い「明確なゴール」があったので(すごく難関ですが……)クリアーすることで区切りはつけられました。いや、詳しく言うとクリア後に「剣を装備せずにクリアする」など、ものすごく自己満足でマゾ的な仕様があるんですが、それらもクリアして区切りをつけました。人間やればできるもんだ、という自信が報酬です。

でも、めちゃくちゃ自分を責めるんです。

終わった後に「何やってるんだろう、俺」と。「あれ、何しに東京来たんだっけ?」と。

まずいなあ、と思いつつもやる気が出ない

いかんいかんと、少しだけ自分を奮い立たせても、すぐにエネルギーが切れるんです。自分が頑張れない理由もよくわかりませんでしたから「自分がダメだからだろう」と理由付けをしていました。東京って孤独だな、東京って辛いな、と東京のせいにもしていました。

東京、ちっとも悪くないのに。

バンオブチキンの東京讃歌、この頃に聴きたかったなあ。まさに、この頃の僕のためにあるような曲です。

そんな時、その頃の僕はバンプを知らなかったので、持っていたブランキージェットシティから流れてきたのはこの歌詞でした。

知っているさ、みんなただの寂しがり屋~♪(BLANKEY JET CITY「Dynamite Pussy Cats」より)

( ゚д゚)ハッ!

それまでも何度か聴いてたはずなんですが、でも、どうしようもなく独りで苦しくて、何となく曲をかけていたその時に気づいたんです。

ああ、自分は寂しいんだ、と。

さらに「尊敬するベンジーがそう歌っている!」ということで、
僕に寂しさを感じる許可が出た瞬間でした。ちなみにこの「感じる許可が出る」って、自立の人には大事な要素です。

そうだ、俺は、寂しい!

どうやら僕は、自分に長い間「俺は、寂しくなどないっ!」と言い聞かせていたようです。でも、そう思ってからはすぐにこう考えが続きました。寂しいから、仲間を作ろう。そうだ、新しい友達を作ろう!と。……我ながら結構、単純ですね。

ということで、新しい目標を見つけた僕は、当時はまだ一般的に普及しきっていないインターネットで企画を立てることにしたんです。

じゃあ、どんな友達を?

わかり合える友達がいい。

同じような気持ちの人がいい。

どうせだったら女の子の友達も欲しい。

自分と同じように強がってきたけれど、本当は恥ずかしがりだったり、寂しかったりしてる人達が集まるイベントを!


実は、僕が今の妻、ゆうかちんと出会ったのは僕が企画したそのイベントだったんです。これが今から10年前、僕と妻が出会ったきっかけです。

次回、このエピソードにどんな心理メソッドがあったのか、心理解説します。

>>>阿部純也のブログも見る

▼ 恋愛心理コミックエッセイ「ダーリンがカウンセラー」 好評発売中です!画像をクリックするとAmazonの商品ページを開きます。目次紹介ページはコチラ から。
恋愛テクニック-ダーリンPOP


▼ 普段の阿部ってどんな人?Twitter やってます。つぶやきを見ると、カウンセリングしていない時の阿部がどんな人かわかるかもしれません。
恋愛テクニック-FollowMe阿部

ラブ・カウンセリングのブログ-2匹ぐらし-金曜更新
◆カウンセリングを受けるには? ◆会場案内