ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-大門昌代

こんにちは。木曜日担当、カウンセリングサービス大門昌代 です。


私がカウンセリングを受ける側の立場だったころ、よく浮気したパートナーのことを『手放しましょう』と言われておりました。


『それって別れるってことですか?』
『それは嫌なんですけど・・・』
『別れたら、一人になってしまうじゃないですか』
『別れないために、カウンセリング受けてるんですけど・・・』


でも、あまりによく聞く『手放し』という言葉・・・
しかし、よくわからん・・・


『手放しましょうね』
『手放しは、大切なんですよ』

何度も何度も耳にするこの言葉・・・


がっ!!
しかーーーーーーーーーーーしっ!!

簡単に手放せるなら、苦労などしていないし、問題にもなっておりません。

てか、そもそも・・・

手放しって何??????????


手放さないといけないものとは、例えば別れた彼や彼女、昔の自分のやり方、昔の傷や痛みなど、たくさんあるのですが、そもそも手放しってば何よ!と、私は常々思っておりました。


私かなりの単細胞でございます。
単細胞ゆえ、あまり難しいことは理解できません。

『誰か、この私の脳ミソでもわかるように、説明してくれーーーーーーーーっっ!!』

色んな人が、私にも理解できるようにと、噛み砕いて話してくださるのですが、どうしても私の脳ミソでは、理解できないので、とっても困りました。


浮気した彼のことなんか、『もう知らねーーーーーーーーー!!』と、ぶった切ってしまうのは、手放しではないのか?


『ええいっ!!あんな奴、見返してやるぜっ!!』と、バッサリ切り捨てるのも違うのか?


あんなことも、こんなことも、嫌な目にいっぱいあったけど、『思い出したくもないから、記憶から抹殺じゃ!!』も、違うのだね?


わたくし、心理学は頭ではなく、実体験で身を持って学んでいるタイプです。
ですから、手放しもやってみないと、結局はわからないということで、わからないなりに色々とチャレンジしてみました。


皆さんが教えてくださったように、理論的に手放しができたのかどうかは、私にはサッパリわかりませんが、あるとき、どうでもよくなったのです。


手放しが必要ということは、何かにこだわっていて、しがみついているから前に進めないということなんですね。

例えば、浮気した旦那様が、改心してくれることにこだわっているとか、彼と一緒じゃないと、私は絶対に幸せになれないと、こだわってしまっている。とかです。


で、どうやってしがみついているものから手を放すのか?などと、考え出すと私のような単細胞は、わけがわからなくなってしまいます


ですから、とりあえず、しがみついているものはそのまま放置して、他に楽しいことを見つけ出すということを、私はやってったのです。


石けん作ったり、洋服縫ったり、温泉に指がシワシワになるまでつかったり、友達と行き先も決めずに、とりあえずバーベキューだっ!!と出かけてみたり・・・


そんなことをしているあいだに、しがみついていることも忘れ、ちっともこだわりがなくなってしまったのです。


簡単にいいますと、『どうでもええわぁ~~~~~』になってしまったということです。
気がついたら、手を放していたという感じですね。


バッサリと切り捨てるように『もう、どうでもいいっ!!』と、無理矢理に気持ちを押し込めたわけでもなく、理解できないから『もういいっ!!』となったわけでもなく、ただすっかり忘れてしまっていたという訳です。


という訳で、私が理解した手放しとは、『どうでもええわぁ~~~~~』となることでした。


しがみつかなくなり、こだわりがなくなると、考え方や感じ方が、とても柔軟になるんです。
そうすると、しがみついているときや、こだわっているときには、思いつかなかったような発想が飛び出してきて、状況が一気に変化していくということもあります。


私の場合は、パートナーが浮気している間中、眠れず苦しんでいたのが、相変わらずパートナーの浮気が続行中であっても、眠れるようになり、自分の人生を楽しむことができるようになりました。


そうすると、パートナーと一緒の方が幸せだけど、そのことだけが、私の人生の幸せじゃないと思えるようになってきて、とても楽になったのです。


楽になると、私の様子もかわってきます。
相手を攻撃していたのが、攻撃しなくなり、暗く落ち込んでいたのが、楽しく過ごせるようになりました。
そうすると、相手も攻撃されないわけですから、お家に帰りやすくなったりもするんですね。
あれだけ、お家に帰ってきてほしいと願っていたときには、叶わなかったことが、手放せた途端に手に入ったりするのです。


あまりにこだわりが強くて、しがみついて苦しくなってしまっているときは、やはり『手放し』は良い方法なのかもしれないですね。


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