こんにちは。木曜日担当、カウンセリングサービス の大門昌代 です。
浮気したパートナーが、あなたの元に戻ってきたらあなたはどうしますか？
浮気されたとわかったときは、とても悲しく、悔しくて、これから先どうしたらいいか・・・といっぱい悩みます。
別れるという選択もあるし、別れないでやり直すという選択もある。
別れないでやり直すという選択をしたとしても、パートナーが必ず戻ってくるという確証がない状態で、傷ついた心を抱えながら、悔しい思いもいっぱいしながら、浮気された側なのにも関わらず、努力して頑張って、相手をもう一度一生懸命に愛して、その結果パートナーが、あなたの元に戻ってきたら、すごく嬉しいはずなのに、なんだか喜べない。
実はここからが本当のしんどさが始まるのかもしれません。
浮気問題まっただなかで、何とか頑張っているときは、心が緊張状態にあります。
でも、浮気相手と別れて、自分の元に戻ってきたときに、今まで頑張って踏ん張っていた心が緩んで、恨み辛み、怒り、憎しみ、傷つけられた悲しみなどが、一気にドバーーーーーッ！！と出てくるのです。
別の女性と肉体関係があったと思うと、触れられたくないという思いになることもありますし、やさしい言葉をかけられても『どうせ心から思ってるわけじゃないでしょ』と思ってしまうし、今まで我慢していたぶん、戻ってきたパートナーに対してたくさん償いをしてもらいたいとも思ってしまいます。
『悪かった』と謝ってくれるのならまだいいのですが、謝りもしないまま、何事もなかったかのように戻ってきた場合などは、さらに怒りに拍車がかかってしまいます。
でも、ここで戻ってきたパートナーに、怒りや憎しみ、恨み辛みをぶつけてしまうと、せっかく戻ってきたパートナーを追い出してしまうことにもなりかねません。
本当の踏ん張りどころです。
恨み辛みや、怒り、憎しみ、傷つけられた悲しみなどが、あふれ出ているときに、戻ってきたパートナーの今の心情を思いやることなど、なかなかできないことかもしれませんが、もうひと踏ん張りなのです。
実は戻ってきたパートナーの心の奥底では、罪悪感や、のこのこと帰る恥ずかしさ、許してもらえないかもしれないという思いなどが、たくさん渦巻いています。
悪いことをして帰るわけですから、心苦しいわけです。
もちろん自業自得ではあります。
でも、そんな思いを抱えているのだということを、頭の片隅にでもおいてあげてください。
今すぐそんなパートナーを許せなくても仕方ないと思います。
でもいつか、そんな情けない思いを抱えて戻ってきたパートナーを、許してあげられる自分になろうと思ってみてほしいのです。
恨み辛み、怒り、憎しみ、傷つけられた悲しみなどの感情は、どうか戻ってきたパートナーにぶつけず、踏ん張りましょう。
できれば、カウンセリングなどを利用して、感情の処理をしていかれるといいかと思いますが、それが無理なようであれば、ノートなどに恨み辛みを書きつづってもかまいません。
怒りは情熱に代えることもでしますから、趣味やお稽古事に情熱を燃やしてもいいかもしれません。
新しく作り直す二人の関係に、情熱を燃やすのもいいかもしれません。
何らかの形で、あふれ出てくる感情を燃やしてしまいましょう。
そして、改めて考えてもらいたいのです。
浮気という問題は、二人の間に起こってほしくはなかったことですが、もしも二人に何かを教えるために起こったことなのだとしたら、何なのだろう？そう考えてみてください。
浮気問題を乗り越えたある方がおっしゃっておられました。
主人の浮気は、私の人生で一番ショックな出来事で、起こって欲しくなかった出来事ではありますが、もしも主人の浮気問題がなかったら、私は主人のことが、こんなに大切な人だと感じることはなかったかもしれません。
あの時、本当に主人のことを憎みましたし、恨みもしました。
でもそのおかげで、遠慮して言えなかった本心も言えたし、見せたくなかった自分の一面も、全て見せることができました。
もう隠すことが何もないと思うと、とても安心できるようになったのです。
そして何よりも、そんなバカな主人を許して受け入れることができた自分を誇らしく思うのです。
なんて愛情深い女なんだろうって。
起こってはほしくない出来事であっても、必ず何か意味があって起こっているのだと考えてみると、もうひと踏ん張りできるかもしれません。
とは言っても、ここを乗り越えていくのは、本当につらいことです。
一人で頑張らずに、ぜひカウンセラーもあてにしてみて下さいね。
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