ラブ・カウンセリングのブログ-プロフィール-小川のりこ


2週に1回ずつ、渡辺 と一緒に書かせて頂いております、小川のりこです。

毎回読んでくださって、本当にありがとうございます♪


本日は、皆様からいただいたご相談にお答えいたします。



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【ご相談内容】


初めまして。
いつも興味深く拝見させていただいています。


私は6年前に当時の職場の上司との関係や仕事が原因でうつ病を発症し、4年前にはジサツを図りました。
結果、麻痺が残り身体障害者になりました。
その後転職し、心療内科やカウンセリングに通いながら仕事をしています。


こんな過去や障害のこともあり、恋愛や結婚、出産は自分には無理だと思っています。
人間として最低なことをしたのだから、生きているだけでもありがたいことなのに、これ以上幸せになりたいと望んではいけないと思うからです。


また、両親が無職のため生計を私の収入でたてていることもあり、仮に好きな人が出来ても両親を残していくことはできないと思うのも関係していると思います。


結婚や出産を経験した友人達の幸せそうな話を聞くと、正直妬ましく思ってしまいます。
1人で生きていく覚悟をしなければと思いつつ、どこかで「恋愛をしたい」「いつかは結婚や出産もしたい」と思う自分もいて、悲しくなったり、虚しさを感じてしまいます。

このままでは更に卑屈な人間になってしまいそうで不安です。
どうか良きアドバイスをお願いします。


(ペンネーム:ひなたさんより)

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6年前の出来事。そして自分を消してしまいたい強い思い・・・。それは本当にとても苦しくてつらくて、悲しい毎日だったでしょうね。ハンデを抱えてしまった後も、それでも転職して自分に向き合いお仕事をしているひなたさん。あなたのその努力と毎日を一生懸命生きようとしている姿を想像すると、応援せずにはいられません。

ひなたさん、ご相談ありがとうございます。
ぜひ一緒に考えさせてくださいね.



経験や障害から、一般的には多くの人が望むような恋人、結婚、などの幸せを、自ら与えないようにしているようですね。

けれども私は、ひなたさんも本当はそんな幸せを望みたいのだと思います。でもそれはいけないことだ・・・。
なぜ??



*人間として最低なことをしたのだから



なんだか”罪悪感”をとても強く感じているようですね。



罪、悪を自分に感じること。
自分は最低だ・・・と思うこと。


「ごめんなさい・・・。ごめんなさい・・・。私が悪いんです・・・。」


誰だってそういう気持ちをいつまでも持ちたくはありません。けれどもそういう思いは、



自分を責める分だけ、まるで誰かにいつも責められているような、悪く思われているような感覚を持ってしまいます。



「私なんていてもいなくても同じだ・・・。」
「どうせ誰も私を必要としていない・・・。」



孤独になっていってしまいます。
罪悪感という感情、実は誰だって持っているものなのですが、必要以上に持ってしまうとこんなふうに自分をどんどん追い詰めてしまいます。本当に辛いことです。


でもね、ひなたさん。あなたがいう”最低なこと”が、例えどんなことだったとしても、私はこの文章を読んで、



あなたが人間として最低だと感じることは全くありません。



自殺をするということは、そこまであなたが追い詰められた何かがあったということです



人というのは、本来自分を守るという生き方をします。
それが出来ず、自分を自ら消してしまうというのは、よっぽどの何かがあった以外考えられません。

それなのにあなたは、しっかりと自らと向き合い、カウンセリングや心療内科で今も闘っています。そんなひなたさんには、生きている価値があります。愛される価値があります。なぜなら




あなたのという存在が、その一生懸命な生き方が、人に大きな勇気を与えるから




です。これを読んでくださっている皆さんの中に、あなたを応援したいという方、きっと大勢います。皆あなたを支えたい人たちです。そんな人たちの支えたいという思いを受け取ってみませんか?


ひなたさんは、もっともっと愛される人なんです。



あなた自身、こころのどこかではやはり愛されたい思いや、幸せを願っていると思います。だから、他人の幸せは見ていられないほど辛くなっても当然です。そんなあなたは悪い人なんかじゃありません。そう思ってしまうのは、あなたが自分を徹底的に責め、自分に幸せをなんとしても与えないようにしているからなんです。



でも気づいてください。

あなたは今、幸せになりたいんです。

だから、ご相談くださったんだと私は思っています。
内容についても、書くこと自体大変勇気が必要だったと思います。



あなたは恋愛をしたいんです。
あなたは結婚を望んでいるんです。
あなたは家族を作りたいんです。

あなたはこころから誰かを愛したいんです。
あなたはこころから誰かに愛されたいんです。



そして、ご両親をも笑顔にしてあげて、幸せにしたいんですよね。

自殺未遂をした我が子が、今自分に必死に向き合って闘っている姿。

それは、ご両親はもちろん誰もが応援します。



あなたの笑顔が欲しいんです。
あなたに元気になって欲しいんです。



ひなたさんの苦しんでいる姿と、幸せで笑顔に満ち溢れている姿と、ご両親はどちらを願っていると思いますか?

あなたの幸せそうな姿以外ありません。
あなたは今までの、



”自分に愛を与えない自分”から、”自分を愛で溢れさせる自分”




に勇気を持って変化させるときなんです。


あなたに好きな人が出来たとしても、両親を残していくことにはなりません。新しい家族として迎えるだけのことです。ひなたさんが今の自分を愛でいっぱいにして、そしてあなたのそのままを受け入れる彼氏を手に入れたとき、あなたはご両親と一緒に幸せになれるでしょう。



勇気を持っていただけませんか?
自分を幸せにしてあげることに。



あなたの幸せが、ご両親はもちろん、あなたの周りにいる全ての人に、勇気を与えます。
自殺を図ってしまったあなただからこそ、たくさんの方が応援します。そんなあなたが今頑張っている姿が、すごく大きな力を周りに与えます。
どんな人をも祝福してくれます。



そう考えるにはまだまだ難しいことかもしれません。
私自身がそうでした。
自殺未遂し、周りに散々迷惑をかけ、それでも自分に向き合わず、自暴自棄になり風俗で働くようになりました。
だから、そんな自分が幸せになるのは許せませんでした。
その思いが強い分、他人の幸せが妬ましくて、自分には得られないものだと決めてしまって、とても苦しかったです。



環境は違いますが、それでもひなたさんが書いてくださったお気持ちは、本当に痛いほどよく伝わります。
ハンデが残ったというのに、それでも頑張るひなたさん。

本当に辛かったでしょう?
苦しかったでしょう?
そして今もですよね。



ひなたさん。
あなたの背負っている大きな”罪悪感”。
これはあなたにはいらないものなんですよ。



あなたには、もともと自分を責めるような罪なんてないんです。

ただ一生懸命に、ただ必死に生きていただけでしょう?
自分では許せなかったかもしれませんが、誰もあなたを責めたりはしません。
責めているのは、誰よりもあなた自身かもしれませんね。

自分のしたいこと、望んでいることを、こころから手に入れたいと思う勇気を持ってください。



あなたはこれから愛される人になるんです。なれるんです。




今日まで自分のことを散々責めて来て、とても苦しかったですね。でもそういう経験を持つあなただからこそ、愛される価値があるんです。あなたのことを知った誰もが、もうあなたを傷つけまいとして一生懸命愛するんです。

そして、その愛をただ、「嬉しいな・・。ありがたいな・・。」と受け取ったとき、あなた自身が幸せになり、今度はあなたが誰かをきっととても上手に愛するでしょう。



多くの人に愛される自分を見てあげてください。
とても一生懸命生きている自分に『誇り』を持って欲しいと思います。
そして今度こそ、自分の好きなことを自ら選択して欲しいと私は思っています。




♪小川のプロフィールでございます~♪

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