こんにちは。カウンセリングサービス根本裕幸 です。いつもありがとうございます。



この間、入籍記念日だったんです。ちょうど丸10年。長いようで短くて、でも、すごく濃い10年。

すなわち、スィートテンダイヤモンド宝石白ですよ。でも、奥さんだけじゃズルイ・・・と思って、腕時計にしました。奥さん曰く「一緒に時を刻んでいきましょう」という意味があるそうです。

お互いこだわりがあるので、ペアウォッチというわけには行きません。メーカーとブランドだけを合わることに。そこも何となくうちららしい感じです。

で、お祝いは披露宴ならぬお食事会を開いたホテルで、当時は居なかった娘と一緒に乾杯です。

思い起こせば、結婚式はすぐ近くの教会で挙げたんですよね。で、ウェディングドレスのまま、横断歩道を渡って、このホテルへ移動したんです。道行く人が立ち止まって祝福してくれて楽しかったのを思い出しました。



さて、11/29(日)は五反田で「カウンセリングサービス感謝祭in東京」を開催します。

3150円で一日フリーパスなこの感謝祭。あなたの深層心理が分かってしまう「立体的心理ゲーム」や「クイズ大会」、「私のいいところどこですか?」などのイベントに、講演会・ワンポイント相談会を開催します。

私は12:30から『恋愛上手な人たちが教えてくれたこと』というテーマで講演をします。私の友人やお客さまで、外見に関わらず恋愛上手な人たちから学んだ法則を大公開!

そして、朝から、夕方から20分間のワンポイント相談会も担当します。あなたの恋愛話、ぜひお聞かせ下さい!

詳しくはカウンセリングサービスのホームページ をご覧下さい!



今回は相談コーナー!です。


実は、あまりにたくさんのご相談を頂きまして、選ぶのが本当に大変でした。

皆さん、ありがとうございます。

採用させていただきたい相談は他にもたくさんありましたので、また次回以降を楽しみにしてくださいね。


さて、頂いたご相談の中から、今まであんまり扱っていないテーマで、かつ、皆さんも聞きたいんじゃね?と勝手に思ったテーマを選びました。


題して「私の好きな人はプレイボーイ君でした」。


実際のカウンセリングでもよく相談されるテーマです。

まずは、さくらさんから頂いたご相談文から。


*******


こんにちは、さくらと申します。

根本さんに是非お聞きしたいことがあります。


私の元彼は、気の多い方でした。お付き合いする前も後も、あの子キレイ、この子いいなと、あちこちにお気に入りがいて、仲良くなる為に自分から積極的に話かける人でした。


誰が見ても美人で、女らしくて賢いタイプが好きな印象で、お付き合いする前は、側で聞いていると自信がなくなって、私ではダメだなって諦めようとしました。

お付き合いしてからは、言われると自分にダメ出しされている気がするし、何故そういうことを言うのか聞くと、付き合う前と後で自分を変える気はないと言われてしまいました。

辛くて、そんなに言うなら私じゃなくていいんでしょ?他の人の方がいいんでしょ?と何度も、怒ったり泣いたりして責めてしまいました。


結局別れて、やっぱり私には無理な人だったという感じです。

自分に自信がないことが引き起こした結果と思い、自分の問題に取り組んではいるのですが、そういう方の心理、どう付き合えばよかったのかも知りたいと思いました。


もう別れてしまいましたが、そういう人の気持ちを理解したいです。

根本さん、よろしくお願いします。


*******



さくらさんの文章を読んでいて思い切り気になることがありまして・・・彼は「誰が見ても美人で、女らしくて賢いタイプ」が好きなんですよね?


で、さくらさんは一時的でも彼の恋人だったわけですよね?


すると、じゃあ、さくらさんって「誰が見ても美人で、女らしくて賢いタイプ」なんじゃないの?と素直に疑問を持ってしまうのですけど。



そこに自信が持てなかったのかなあ・・・

彼がさくらさんに見ていた価値を受け取れなかったのかなあ・・・


・・・。


さて、彼のように気が多い人が選ぶ相手、どんなタイプだと思います?

確かに美人で女らしくて賢いタイプであることも多いんですが、意外と「安心できるタイプ」「甘えられるタイプ」「受け止めてくれるタイプ」だったりするんです。

言い換えると自分とは正反対の、絶対に浮気しそうもないタイプを選ぶことも多いんです。



で、そういう安心できる場所を確保しつつ、狩りに出かけるわけです。

すると、安心できる場所があるが故に、彼はちょっと冒険ができます。ちょっとこれは手ごわいぞ、という女性にもアタックすることができます。



で、うまく行かなかったり、傷ついたときに、恋人の元へ帰り“慰めてもらいたい”のです。



「ふざけんじゃねーぞ!!」という怒りはごもっともですが、もう少しその都合のいい彼の心理を見て行きます。



その、気が多い人、実は気の休まることがありません。


なぜか?


失うのが怖いからです。


もし、一人の女性を愛して、でも、彼女を失ったら、自分はどうなってしまうんだろう?


浮気の心理にも共通点が見出せるのですが、彼の心の中、それも潜在意識の中には、そんな強い不安が渦巻いているのです。



話は飛躍しますが、だから、こういうタイプの男性は、実のお母さんとの間に問題を抱える人が多いのです。(愛情が極端に不足していたり、逆に愛情が過多だったり)


さらに、初恋、あるいは、それに相当する恋愛で、ひどく傷ついて居たりしたら、もうプレイボーイ確定みたいなところもあります。



まったくもって意外かもしれませんが、気の多い男の人って、(誤解を恐れずに言えば)女性恐怖症なところがあるのです。


だから、さくらさん、彼にちっとも近づけなかったでしょう?

いや、近づかせてもらえなかったでしょう?


ちょっとでも近づいたら、「近づくな、ぼけ!」と強く拒絶されたと思います。


そのとき、「やっぱり私ではダメだったんだ。どうせ私なんて愛されていない」と感じちゃったかもしれませんが、実はそれ「彼の心の中」をあなたがコピーしたようなものなんです。



つまり、彼は怖いんです。

彼女との距離が近づきすぎて、そして、失うことが。


「どうせ、お前は俺の元から居なくなるんだろう?だったら近づくなよ」という態度。


そして、たいていはその通りになります。

だって、女の子だって傷つきまくって、彼の側にはいられませんもの。



でも、一つだけ覚えておいて欲しいのは、その痛み、彼の心の痛みでもあるということ。


もし、さくらさんが感受性の強い女性だったとしたら、彼と一緒にいたときに得体の知れない恐怖心、不安、痛みをヒシヒシと感じたんじゃないかと思うんです。


それ、彼の心の中だったんですよね。




さて、じゃあ、そういう男とどないして付き合うたらええねん、という方。


まず、その一は「私は彼に選ばれた。それは彼が私を必要としているから」と思い込みましょう。(もう、この辺は受け入れるというより思い込むと書いたほうが的確なんです)


彼みたいなタイプの人と一緒にいると、自分の自信のなさを痛感し、無価値感に陥り、そして、ますます不安になってしまうのですが、でも、そこで、自分のそういう辛い感情だけでなく、彼のことをちゃんと見てあげる“強さ”を持ちたいものです。


それは、先ほど書いたように、その怖れが彼の感情であることに気付くことでもあります。


そして、自分の痛みよりも、彼を大切にする、ということ。


自分の不安や怖れを越えて、彼を愛する、ということ。



でも、そういう態度をさくらさんもきっと取っていたと思います。始めのころ。

でも、彼はなかなか受け取ってくれなかったですよね?


だって、彼はそれくらい怖いから。

だって、彼の人生に、そんなに自分のことを愛してくれた人なんていなかったんだから


だから、思い切り抵抗します。愛が信じられないから。

これ見よがしに浮気をしてみたり、目の前で他の女をナンパしたりもします。



「俺ってこんな最低な男なんだよ。ほら、これだけやったら嫌いになるだろ?」というメッセージを発し続けるんですね。


見方を変えれば、これは今まで自分を傷つけた人(お母さんとか昔の彼女とか)に対する復讐を、今の彼女を使って果たそうとしているとも言えます。



でも、たぶん、こういう男性を好きになってしまう人は、まことに残念ながら人を助ける才能を持つ人。すなわち、助けたい人。

傷ついた人を見ると放っておけない人



彼の辛さ、痛み、不安、怖れ、悲しみ、寂しさ・・・見ちゃうんですよね

だから、はまり込んでしまいます。

もう、助けさせてよ、お願いだから、という感じになっちゃいます。



だから、そういう抵抗に「そっか、あんたは怖いんだね。そんなにあたしの愛が怖いのね。よっしゃ、骨の髄まで愛してあげるからね」と毅然と向き合えると、彼は途端にかわいい態度を取るようになります。


あなたの前でだけ本音を見せ、あなたの前でだけ安らかに眠ります。



それだけの愛を贈れる女になりたいなあ・・・と思ってください。

でも、それは新しく獲得するものではなく、さくらさんの心の中にもその素養は十分にあります。

あとは認めるだけ、使い方を学ぶだけ、だと思ってもいいですね。



さくらさんは、今、自分を見つめなおし、自信を付けようとしているところですよね?

ちゃんとさくらさんの今の状況とか、プロセスを見てみないとはっきりとは言えないのですが、でも、たぶん、特に新しいことをしなくても大丈夫なはずです。


自分の中にあるものに気付き、それを受け入れていくこと。

愛であり、力であり、理解であり、ハートであり、ただ自分が既に宝物をいっぱい持っていることに気付くことなんです。


これからは、まずは自分が幸せになることを目指しましょうね。

彼がまた性懲りもなく「ナンパ」してくるほどにいい女になっちゃいましょうね。


参考になりましたら幸いです。




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