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2007/08/10 blog 掲載分
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こんにちは、カウンセリングサービスの阿部です。
いつの世も男は冒険や探検が大好きです。
テレビの前から夜な夜な冒険の旅に出かけたりもします。
さて、今回はお互いの感情がバランスを取りたがる、
ちょっとした法則についてのお話です。
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◆自分が感じない気持ちはパートナーに！？
お隣さんが引っ越しをした時、
僕には我家との違いを楽しみたいという好奇心がありました。
お隣さんは角部屋なので間取りが違うのです。
大家さんとも仲良くさせて頂いてたので、
「見つかってもまあ、許してもらえるだろう」と、
こう思っておりました。
そうすると「いけないことをしている」といった、
見つかったらどうしよう！
という気持ちはほとんど感じません。
「大丈夫だろう」と思っていますからね。
ところがです。
この僕が感じない怖れや不安がどこに行くのかと言うと、
妻である、ゆうかちんにいくのです。
◆感情の力学、バランスを取りたがる感情
片方が感じない気持ちをもう片方が感じてバランスを取る。
これは感情の力学としてよく起こることです。
例えば、あなたがお友達に不満を愚痴っていたとします。
「ほんとにもう、あいつったらどうしようもないのよ！」
Aパターン：お友達が不満を感じない場合
「そう言うけど、彼はよくやってると思うわ」
こう言われてしまうと不満を言った自分が悪いような感じがして、
あまり面白くないと思いませんか？
不満な気持ちはそのままあなたに残ってしまい、
あるいはお友達に向かったりもしてしまいます。
Bパターン：お友達が私より不満を感じた場合
「ほんとにそうだよね！あいつは最っ低の男だよ！」
お友達が不満を感じてくれた分だけ、
あなたの気持ちは引いていくと思いませんか？
それがあまりに強すぎると、引き過ぎて、
逆に「そこまで言わなくても…」と感じることもあります。
これも感情がバランスを取ろうとする結果なんですよね。
やる気になっていたのを先を越されて気持ちが引いたり、
泣いている子供が他の子が泣くのを見て泣き止んだり、
逆ギレもそうです、こうした法則は様々な場面で起こります。
◆感情的になっている人を楽にさせてあげるコツ
この心の動きの法則を知っておくと、
感情的になっている人との関係でお役に立つかもしれません。
仮にあなたの近しい人が怒ったり泣いたりしていたら、
どんな風に感じるでしょう？
「まあまあ、そんなに怒らないでも…」
「泣かなくても平気だよ、元気出して！」と、
こう思ってしまうことって多くないでしょうか？
悪いことではないのですがそれを伝えても、
相手の感情ってそのままになってしまうんです。
その気持ちはちょっと、引き受けてあげられるといいかもしれません。
感じている気持ちには必ず理由があるので、まずはそれを聴いてみます。
これは我々カウンセラーも必ずやります。
そして理由がわかったら、
「そっか、それは腹が立つなあ」「それは辛いね…」と
ほんの少しでも感情を引き受けてあげられると
相手はちょっと楽になれるんです。
もしも、あなたが気持ちに寄り添うのが上手なら、
一緒に怒ったり泣いたりまでできると、
相手の気持ちはかなり楽になることができるのです。
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パートナーシップ、２人の関係では、
片方が感じない気持ちを片方が感じやすくなるので、
正反対のような形でバランスを取ることもよくあります。
ヒステリックなお母さんに対して、おとなしいお父さん。
面倒見のよいお母さんに対して、亭主関白なお父さん。
だいたい、片方が感情を感じやすくて、
片方は感じにくいといった関係が多くなるようです。
我家ももれなく、
無邪気なゆうかちんに対して、落ち着いたじゅやちん。
おかげで飽きない毎日を過ごせております（＾＾
文：阿部純也
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