恋愛逃亡者

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復帰いたしました。

また発病いたしました。何だと言うのでしょう・・・
病院キライのアタシが否が応なしに、通院させられるという皮肉。
アタシは決して、そんなこと望んでませんでしたよ。
でも病気とは不思議なもので、病魔に冒されている間は
本当にしおらしく、病人らしくなってしまうものなのですね。
身体のダルさなんかじゃなくて、精神的な辛さのせいで。
まぁ病気が病気なだけに・・・というところでしょうか。
いやいや全く、参りました。


まだ本調子ではないのですが、久々に文章を書こうと思い、
思い切って日記を投稿してしまいました。
近況報告・・・と呼ぶにはあまりにも陳腐なものですが。
とりあえずリハビリの一環として少しずつ書いていこうと思います。


おやすみなさい。

夏樹の「筆おろし」

アタシと出会った時、夏樹は既に喫煙者だった。
タバコの銘柄は赤マル。ヘヴィーでは無いものの、夏樹がタバコを吸わない時はない。

「煙い?」

初めて会った時、夏樹は心配そうにアタシに尋ねた。
当時のアタシは非喫煙者だったが、タバコの匂いは好きだった。
タバコを吸った後の、苦味を帯びたチュウも。
アタシにとって、それは夏樹を連想させる一つの要素だった。


「童貞宣言」から数日後、夏樹の誕生日数日前にアタシ達は初めて交わった。
場所は・・・夏樹の要望もあってラブホテルw
友達から聞くことはあったにしろ、夏樹自身にとっては全てが初体験。
浮かれたようでもあり、照れたようでもあり・・・夏樹はそんな風に見えた。
部屋に入って、コートを脱いで、ためらうことなく夏樹はテレビを点けた。
そして一言。

「エロビじゃない・・・」

テレビ画面に映し出されているのはニュース。
大抵、点けた瞬間にエロビが流れ出すものだが異例のパターン。
それでも気落ちすることなく、夏樹はチャンネルを変える。
そしてお目当てのチャンネルへ・・・w
しばらく観賞した後、おもむろに立ち上がる。

「・・・風呂、入ってくるわ」

エロビ観賞の時間は、彼なりのウォーミングアップだったのだろうw
十数分後、頭までしっかり洗って夏樹は風呂から出てきた。
身を覆うものは腰に巻かれたタオル一枚。
・・・ヤる気満々ですかw
待たせるのも無粋なので、続けざまにアタシも風呂へ。
軽く体を流して、夏樹に対抗すべくタオル一枚だけを纏いベッドへ。
そして・・・


夏樹とアタシは初めて交わった。


お世辞にも夏樹は上手いとは言えなかった。
寧ろ、アタシが今までしてきた男性の中では上位にランクインするほどの「早さ」だ。
「立ち」も悪い。サイズも微妙。正直言うと「入ってるのか」すら疑問に思った;;
だけどそれを補って余るほど、「満たされた」感じがした。

「夏樹としてる事が、『交わる』ってことなんかもなぁ・・・今までのはただ『入れる』ってだけの話かも。」

そんなことを思った。



コトが終わった後、アタシは夏樹に腕枕をしてもらいながらベッドに寝そべっていた。
夏樹は興奮冷めやらぬ感じで、今日の感想をまくしたてるように話すw
課外授業の感想文かよw・・・と内心、毒づくw
そんな時、アタシはふと気付いた。
終わってしばらく経つのに、夏樹は全くタバコに手をつけてない。

「アレ?タバコ吸わんの??」

不思議に思ったアタシは尋ねる。
すると夏樹は何でもないかのように

「だってさ、女の子ってエッチ後にタバコ吸われるの嫌なんやろ?」

と言った。・・・雑誌か何かで見たんかね;;
だけどさり気なく気遣ってくれるのは単純に嬉しい。
アタシは夏樹に抱きついた。



夏樹は本当に優しくて、その優しさは永遠にアタシにだけ注がれるものと思ってた。
夏樹からする赤マルの匂いも、夏樹の背中も、夏樹の腕も、夏樹の手のひらも、
夏樹の全てを得る権利はアタシにだけあるんだと思ってた。
いつからか、アタシはそんな驕った考えを持ち始めたんだ。
もう少しだけ謙虚になれてたら・・・って後悔に今も苛まされる。

お詫び

ブログの更新が大いに遅れてしまって申し訳ありません。
その間に訪問してくださった方々、誠にありがとうございます。

弁解させていただきますと、入院、補習、テスト諸々が重なりまして;;
5年ぶりに入院いたしました。3日で飽きましたw
これを機に、健康志向になろうかと思います。
皆様もお体には重々、お気をつけください。

夏樹という人

「(バファリンと同様、)夏樹の半分は優しさで出来ています。」


と、言ってしまっても過言ではないほどに夏樹は優しい人だった。
アタシがそれまで関わってきた男達はどうしようも無い奴らばかりで、
そいつらの持つ「優しさ」は「偽り」という別名を持っていた。
それ故に、夏樹の優しさが際立った部分もあると思う。
それでも、アタシにとってはこの上ない心地よさだった。

夏樹は3人姉弟の末っ子で上にお姉さんが2人いた。
この姉弟構成故か否かは不明だけれども、夏樹は控えめな所があった。
控えめ・・・と言うには語弊があるかもしれないけれども、
相手の思いや要望を受け入れる能力が長けていたように思う。
こう書くと「スゴイ人」のように思われがちだが、
単に、アタシのワガママをよく受け入れてくれる人だったという話。
それほどまでにアタシは甘ったれでワガママ放題の女だ。
ワガママ言う割にネガティブ思考で、ある意味、救えない女だと思う。
そんなアタシにも夏樹はしっかりと付き合ってくれた。
アタシはそんな夏樹を困らせるのが好きで、頻繁にワガママを言っていた。
夏樹はよく、アタシのワガママに困り果てた時に

「も~~。そんなこと言わんで~~~。」

と言い、笑いながらアタシの両手を自分の手のひらで包んでいた。
夏樹なりの、アタシをなだめる方法だったのかもしれない。
(案の定、丸め込まれていましたがw)
実際、アタシはなだめこまれることを望んでいた。
アタシがワガママを言うのは「聞いて欲しい」からじゃない。
ワガママ言うアタシを「諭して欲しい」というのが本音だ。
「アタシより精神的に優位に立ってほしい」願望が根底にある。
これは「甘えられるより甘えたい」という気持ちが強い女性特有のものだと思う。
モチロン、その当時のアタシはそこまで分析できてませんでしたがw


そんな、半分が優しさで出来てるような夏樹にもダメな所はある。
でもこれはアタシがダメだと感じただけで、一般的には可なのかも・・・
まぁ付き合ってる当人だからこそ問題視してしまうのは致し方ないということで。

夏樹のダメなとこ・・・まず、優柔不断なところ。
これは優しさと紙一重な部分もあるだろうから、あまり言及できないと思うけれど;;
でもアタシ自身が白黒ハッキリタイプなので、これは結構、気にかかった。
茶飲み行った時くらい、ささっと決めて欲しいな・・・とは思ってた。
言わなかったけどw・・・冗談のフリして指摘したことはあったけどw
でもまさか、この優柔不断さが後々に響くとは思ってなかった;;

夏樹のダメなとこ・・・怒ると黙り込む。
これが一番、キツかったなぁ・・・と思う。
男の人でケンカ中にこうなっちゃう人多いけど、女としては厳しいもの。
アタシ個人の意見としては、ケンカの時は言い合ってナンボだと思う。
それをして初めて、自身を客観視できるんだろうし。
てか、ケンカの時に言わないでいつ意見しあうのよ・・・って思う。
夏樹はどちらかと言うと溜め込むタイプだったし、
アタシから見ても「今、言葉飲んだな」って思える時が多々あった。
その時に引き出してあげられないアタシも悪いんだけど、
その飲み込んだものをケンカ中においても発散できないなんて;;
内々で勝手に爆発されても困るっちゅーねん!!!!w


夏樹のダメなとこをつらつらと挙げてみたけど、
実際のところ、大した問題でもない。
寧ろ、アタシの性格上の問題の方が多すぎるくらい。
夏樹の性格上の欠点なんて、夏樹の持ってる優しさが帳消しにしてくれる。
付き合ってた時も、今でも、夏樹の優しさには憧れる。
やっぱり夏樹って人の温かみを恋しく思う。
もしアタシが、夏樹の優しさに少しでも応えてたら
今もまだ一緒にいれたんかな・・・とかバカな事を思う。
それほどに、夏樹という人はアタシにとって素敵な人だった。
今でも心底、そう思ってる。

夏樹の秘密

遠距離を決意してからというもの、アタシ達は出来る限り、
時間を作っては一緒にいるようになった。
街をブラブラしたり、時にはお互いの家でマッタリしたり。
2人だけの時は常にピッタリくっついて離れなかった。
アタシはこのマッタリ過ごす時間がダイスキだった。
けれど、アタシの中で一つの疑問が頭をもたげていた。

「何故、夏樹はアタシに手を出してこないのか」

ホントに不思議でならなかった。
一番最初のデートの時は、良識に乗っ取って
途中で終わったのだろうと解釈できる。
だけど付き合い始めて1ヶ月近く経とうと言うのに、
しかも2人っきりでいる時間はすごく長いのに、
何でチュウ以上に進展しないのか???
アタシに何か問題があるのか???

・・・てか、アタシじゃ欲情しないのっっっっ????

正直、不安になった。
でもこのまま悩み続けるほどの時間はない。
あと2ヶ月弱でアタシ達は離れ離れになる。
・・・本人に直接、確かめるしかない!!!
恥も外聞も、アタシには最初から備わってない!!!
聞いてスッキリしちゃおう!!!!!
決行日は、次回の自宅デートの時だ・・・


そしてデート当日。駅からバスで夏樹宅まで向かう。
家に着いたらいつものように、夏樹ママが出迎えてくれた。
挨拶と軽く言葉を交わし、夏樹の部屋に行った。
部屋に着くと夏樹はいつものように後ろから抱き着いてくる。
2人っきりの時はこの状態で過ごすことが多い。
いつもならそのままマッタリモードになるのだが、
今日はやるべきことがある。
アタシは決心が鈍らないうちに、夏樹に聞いた。

「なぁ。何で夏樹はアタシに手ぇ出してこんの??」

夏樹はビックリした顔でアタシを見た。
(何てオゲレツな女だ・・・とでも思ったのかしら;;)
アタシはひるまずに続けた。

「もう付き合って1ヶ月くらいやん?
でも夏樹、手ぇ出してくる気配が全く無いやん??
やから心配になって・・・
アタシじゃダメなんかな・・・って思って。」

自分の口からこんなこと言うのはホントに惨めだ。
だけど言いたいことは言っとかなきゃ。
後にシコリは残せない。
軽く覚悟して、夏樹の返答を待った。

「そういうわけじゃないんよ。
樹理じゃダメ・・・ってそういうわけなんかじゃない。
寧ろ俺は樹理やないとヤダ。
たださ・・・俺・・・」

ここまで言うと、夏樹は軽く言葉をつまらせた。
そして意を決したように口を開いた。

「・・・童貞なんよね」

・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・
一瞬、ポッカーーーーーーーンとしたことは言うまでもない。
てかアタクシ、それまでチェリー食いはしたことない。
夏樹が・・・童貞・・・・・・高村光太郎は・・・道程・・・・・・・・・・
軽く、驚いた。
でも何となく、そんな気がしなかったわけじゃない。
それに童貞は決して、悪いことじゃない。

「安心してイイ・・・んよね、コレは」

心の中でそうつぶやいて、アタシは夏樹に抱きついた。

「ごめんな。変な事、言わせて。
アタシ、ちゃんと夏樹に合わせるから。
いつか、夏樹がアタシとエッチしたいって思ってくれるなら
その時までちゃんと待つから。ホントにごめん!!」
(今、思えばこのセリフって彼氏が彼女に言うもんじゃ・・・)

謝るアタシの頭を撫でながら、夏樹はこう言った。

「不安にさせたみたいでゴメンな。
でも俺、樹理を不安にさせるようなことは絶対せんから。
やからもうちょっと待ってて。」

この言葉を聞いて、アタシは素直に「うん」と言えた。
アタシ達は「身体の関係」だけで繋がってるわけやない。
寧ろ、「身体の関係」なんて除外したっていい。
それほどに、心の結びつきが深いんだって思ってた。
この頃はホントに、心底、そう思ってた。

夏樹の告白

アタシが高1で夏樹が高3の冬、アタシ達は付き合い始めた。
楽しい時間は早く過ぎる。冬休みはあっという間だった。
夏樹とアタシは、隣り合ってはいるものの違う市に住んでいたため、
学校が始まると会う時間を作るのが難しくなってくる。
付き合い始めたばかりの頃は、毎日でも会いたいと思うもの。
休みが終わることはアタシにとって、苦痛以外の何ものでもなかった。
けれど2つという年の差が、その問題を多少なり解決してくれた。
高3になれば進学その他の事情で、「仮卒」という期間に入る。
アタシは学校があるから、日中は会えないけど
授業が終わる頃を見計らって夏樹が学校まで迎えに来てくれる。
夕方からの少ない時間を有効に使うことができた。


アタシは夏樹と付き合い始めて、劇的に変わった。
夏樹と付き合う以前はメチャクチャだった男関係。
所謂、「ヤリ友」と言われる関係の男友達が何人もいた。
けれど、夏樹と付き合うようになってからアタシはそういう関係を断ち切った。

「夏樹といつまでも一緒にいたい。それが一番の幸せだ。」

心底、そう思っていた。
夏樹と同じ時間を共有できることが幸せだった。
これからも出来るだけたくさん、一緒にいる時間を作っていこう。
この先、続いていくであろう楽しい日々に胸を躍らせていた。
そんな時に、夏樹は言った。

「俺、樹理に隠してたことがある。」

この時、アタシはとんでもなく情けない顔をしていたと思う。
それほどまでに、夏樹の発言はアタシを驚かせた。

「付き合って1ヶ月足らずなのに、もう・・・???」

いろんな不安が頭をよぎる。
緊張した時に襲われる、独特の気分の悪さに陥った。
でも夏樹が自ら打ち明けようとしていること。
聞かないわけにはいかない。

「何を?」

意を決して、アタシは聞いた。

「実は俺、もうすぐ関西に行くんや・・・」

「時間が止まったような~」ってのは、この時の事を指すのかも。
本当に一瞬、何の音も耳に入らなくなった。

思考回路は~ショート寸前~~・・・♪♪

・・・とか、歌ってる場合じゃなく、ホントにショートした。
言いたいことはあるのに言葉が出ない。
何とか気持ちを落ち着けて、搾り出した単語は「何で?」の一言。

「俺、実は進学決まってて、その大学が関西なんよ・・・」

夏樹は、本当にすまなそうな顔をして理由を言った。

「そしたら・・・遠距離になるってこと??」

ショックで、半信半疑になりながらアタシは尋ねた。
ウソであってほしい・・・と願った。

「・・・うん」

夏樹の返事を聞いて、呆然とした。
そんなアタシの状態を知ってか知らずが、夏樹は続けた。

「隠しててごめんな。でも言いだせんかったんや。
言ったら、樹理に『別れよう』って言われそうで・・・
俺、樹理と別れるのはイヤなんや。
でも俺の事情で遠距離恋愛になっちゃうんやから
樹理に対して、無理強いできんし・・・
俺はどんなになっても付き合っていきたいんや。
けど樹理にはまだ2年も高校生活残ってるし、
これからまだまだ楽しいことがいっぱいある。
そんな時にソバに彼氏がおらんかったら・・・って思ったんや。
きっと樹理には淋しい思いばっかさせると思う。
俺は、俺の気持ちだけを押し通すことはできん。
やから今日、樹理の考えが聞きたくて打ち明けた。
樹理はどうしたい?・・・別れたい??」

突然、打ち明けられて、そんな急に答え求められても・・・
考えられるかい;;頭、真っ白やわ!!!
・・・なんて思いつつも、真剣に考えた。

「遠距離に耐えれるかどうかはハッキリわからん。
けど『夏樹が好き』って気持ちはハッキリわかる。
・・・それなら、行くとこまで行ってみようか」

アタシは夏樹に「遠距離で頑張ろう」と提案した。
それと同時に、遠距離開始までの2ヶ月間で
悲鳴をあげるくらい楽しい時間を過ごしていこうと決意した。
夏樹は目を潤ませながら、喜んでくれた。
アタシは、夏樹がそこまで想ってくれているということに、
今までに無い嬉しさと愛おしさを感じた。

夏樹との出会い vol.2

夏樹に対して過剰に期待を抱いて、その期待を粉砕されたものの、
デート自体を今更打ち消しにすることなんてできるわけない。
割り切って、開き直って、アタシはデートを楽しむことにした。


待ち合わせ場所でテレながらの挨拶。
その後、これからのプランについて話し合った。
アタシはとりあえずベタに、映画を見に行くことを提案。
夏樹もそれに賛同してくれたので、割とすんなり決定。
見る映画はこれまたベタに「ハリーポッターと賢者の石」w
本音を言えば「ラストサムライ」が見たかったけど
初デートでソレはいかがなものかと思い、我慢。
映画館に向かう間、少しだけ話はしたけれど
お互いに遠慮気味であまり盛り上がらなかった。
アタシは内心、

「会話続か~ん;;映画にして正解やったわ」

と、自分のチョイスの素晴らしさに陶酔した。


受付でチケット買って、2人で並んで座る。
上映時間までまだ少しあったので色々と話した。
話が進むにつれて、色々と新しい発見があった。
実は携帯の機種が同じだったこと、
意外と音楽の趣味が合うこと、
夏樹にはお姉ちゃんが2人いること、
夏樹の高校の友達の話・・・・
開演までの短い時間で少しだけ打ち解けることができた。


上映中、夏樹がアタシの手を握ってきた。
怖いシーンでアタシも夏樹の手を握り返した。
映画自体は、前評判の割にガッカリだったけど
夏樹と親しくなるためにはちょうどいい時間だった。
映画の後、アタシと夏樹は手をつないで街をブラブラ。
スタバでテイクアウトして、公園でコーヒーを飲んだ。
冬だというのに、バカなアタシはアイスを注文して案の定、寒がる。
その間中、夏樹が手を握ってくれてて正直、心地よかった。
Hも何も無くて、ただ手つないでホンワカする・・・
そんなこと久しくしてなかったアタシにとっては至福の時。
だけど夏樹の言葉によってそれは脆くも壊される。

「胸、大きいよね?」

イキナリ、ソレかい;;ときめいたアタシがバカかい;;
結局は夏樹もその他大勢の男と一緒なんだとわかる。
それならそうと早く言えばいいものを・・・
多少、ショックを受けながらも平静を装い、いつもの対処法。
2人っきりになって、適当に甘えればきっとHが始まる。
さっさと終わらせて帰ればいい。
そう思いながら、そんな素振りを見せずにカラオケに向かった。
着いたら何事も無く、歌を入れる。
適当に数曲歌ったところで、夏樹がチュウしてきた。
もちろん、アタシも受け入れる。首に腕を回す。
思いのほか、夏樹のチュウは優しくて上手だった。

「見た目の割にな・・・にしても、鼻息荒いな、コイツw」

夏樹が服の中に手を入れて、胸をさわった。
甘えたような声を出してみる。
夏樹がチュウをやめて、アタシの胸に口をつける。
胸を吸うのをやめたら、またチュウしてくる。
それを、繰り返し・・・繰り返し・・・繰り返し・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・?!

何故かその先には進まない!!!
夏樹はあらかた済ませるとアタシから離れた。
え・・・・Hしないの??な・・・生殺し???
少し、当惑しながらも衣類を直す。

「戸惑ったらあかん・・・落ち着け、アタシ」

何とか自分を落ち着けて、カラオケを出る。
それから2人で手をつないだままブラブラした。
その間にアタシは、何となくだけど、夏樹に惹かれた。
何が良かったのかもわかんないけど、夏樹と一緒にいたいと思った。
だから夏樹に聞いた。

「アタシがもし、夏樹にスキって言ったらどうする?」

夏樹はちょっとだけ笑って、こう答えた。

「喜ぶw」


その後、駅まで一緒に歩いて、違う電車で帰った。
家に帰り着いたアタシは、中途半端な関係の男数人に

「スキな人できたから、もうアンタと会うの止めるなぁ」

という趣旨のメールをした。
返信はどれも一様に、

「マジで??真っ当になったなwまぁ、頑張れ」

って、内容だった。お互い、ものすごく薄っぺらい関係。
その後すぐ、夏樹に

「スキ」

ってメールを送った。
その6日後、夏樹と改めてデートして、アタシ達は付き合い始めた。

夏樹との出会い

アタシが高校1年の頃の話。
その当時、アタシはホントにテキトーなことばっかしてた。
特定の彼氏は作らんで、いろんな男と遊んだ。
1回、Hして終わるような、そんなテキトーな関係。
今では、消し去りたい過去以外の何物でもないけど、
その当時はそれが一番、楽しかったように思う。


そんなテキトーなアタシでも一応は、乙女w
クリスマスくらいはほんわか過ごしたいと思いますわ!!!
そんなこんなで舞いこむ合コンの話。
期待に胸を躍らせて待っていたら・・・・流れた;;
悲嘆するよりも、焦りの方が勝っていたアタシは

「ちゅーか、クリスマス一人とかマジでシャレならんし!!!」

と、幹事の女友達に連絡。(恐喝という説もありw)
誰か手配して・・・と頼み込む。
幸いにも男性方の幹事さんから紹介してもらうことができて
メアドを教えてもらって、とりあえずメル友としてスタート。
相手の名前は夏樹。アタシより2個上の高校3年生。
運動部に所属してたらしく、身長は180センチ。
メールの文章は稚拙だったけど、何となく暖かい感じ。

「人柄の良さそうな感じ・・・優しそうな感じ・・・」

と、当時、目を向けたこともないような点に目を向けるアタシ。
異性の人柄に惹きつけられたのはこの時が初めてかもしれん。


そして、待ちに待ったクリスマス当日。
メールのやり取りはしてたけど、顔は知らない・・・
そんな彼、夏樹と初デートの日。
先に待ち合わせ場所に着いたアタシは
カナリのウキウキ具合。ウキウキMAX。
しばらく待ってたら携帯が鳴って、着いたとのこと。
アタシは周りに電話中の人がいないかキョロキョロ探す。

そして一人の男性と目が合った。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・正直に言います。

ぶっちゃけ、カナリの期待外れ。

背は高くてガタイもイイんだけど・・・気弱そうな顔。
ガタイはイイのに、粗野な感じがしない。
でもだからって繊細なわけじゃなくて、
何か、「頭悪そ・・・」と思ってしまった;;
きっと人を笑わせる話なんかできないんだろうな・・・って。
高校のクラスにおいてのポジションで言うなら、

「盛り上げ役」って言うより、「いじられ役」


カナリ期待してたから、その落胆も激しく、
ショックを受けた事実を隠すのに精一杯やった。
でもこの後、デートするうちに夏樹に対するイメージが一変して、
それから2年も関係を持っていくようになるとか
この時のアタシは思いもせんかった。


人間、何がきっかけになるかわからない。
外見だけじゃ、第一印象だけじゃ、
その後にどう転ぶかなんて全くわからんもんよね。

恋愛×トラウマ=恋愛逃亡者

ブログ始めます。しかも恋愛の。
恋愛トラウマ娘が、恋愛について書くとか自虐的やなw
けどこうやって記すことで、多少なり、過去を払拭できるかも・・・と思い中。
そう上手くいかんやろうけど、何となく書きたい気分になった。
どうなるか・・・なんて構想はまるで練れてないけど、

・過去の恋愛
・現在の状態

については明確に書いてくつもり。


自己満足度100%の痛々しいブログ、本日開業。