『memory of tightly』
止み間のない雨降りの日に
あなたを想いスマホを伏せた
それでも気になりすぐ起動
素っ気なくない言葉の選択
綴(つづ)っては消して
繰り返す深夜帯に本音は
まぎれてるもの
かくれてるもの
あなたの胸の爛(ただ)れに効け
涙、たった一粒の中に
数えきれない枡目(ますめ)がある
ぬぐうよりも 頬を伝わしながら
泣き止みたい memory
訪ねてきた日は黒の雲
せかされたね 悪い空さ
きょうは理由なく
ホット、淹(い)れるね
たっぷり時間使い果たそう
遠慮がちに
座り込む あなたの目には
にごりにさえも
まよいにさえも
表せそうな血がにじむ
手のひらで感情をふさぎ
音もなく哀れに漏れてく息を
唾液で中和させるあなたって
どこまでも強く tightly
正答し続けるのは
とても容易くないよね
消しゴムがすり減る世界において
突き返されるだけの夢
涙、たった一粒の中に
数えきれない枡目がある
クセ字で全部、埋め尽くせたのは
まぎれもない memory
涙、たった一粒の中に
数えきれない枡目がある
どれも間違いじゃないはずさ
こぼれ落ちてく 雫を見れば
どれも大切な思い出のはずさ
泣き止みたくない memory
(2026.09.28/月)/TOTAL(#764)