アルバム【MUSE】に収録されている

タイトルナンバー“Who”



僕の心はいったい

誰を待っているのだろう。

と物想いに耽る

彼の物語を覗いてみようかと思う。



覗く前に注意点としてあくまでも個人の感想を綴る記事であり、私はリアコで無い事を言っておきたい。歌詞に“彼女”というワードが出た時点で触れない訳にもいかないからだ(笑)


勘違いしないで欲しいが、別にリアコが悪いとは言ってない。メンバーに迷惑が掛からないなら何だって良いと思う。


そしてこれ見よがしにオンナがいると騒ぎ立てるような輩共に心を痛める必要は無い。

嫉妬してるんだと思う照れ

可哀想だって哀れむ心すら要らないよウインク


いやいや、ARMYに向けて歌っているんだよ!と言う声も勿論分かっているが、私はそこに趣を置かない。“誰”として探しているのならそれは集合体では無く個人だと思うし、そちらの方がロマンティックだからだ。



  “Who”  MV



さて、何から見ていこうか。

MV冒頭一枚の新聞のようなものがチラつく。



1995’s TOP Love song!

と見出しの様なものがあり、


WHO IS!!

TORNADO  OF LOVEと大きく書いてある。



90年代のトップラブソングが

(95sとする辺りが洒落てるね)

Tornado Of Love というタイトルなのか?

誰が!!という

“Woh is”というワードも気になるところだ。


以前もチラッと記事に書いたが、タイトル曲であるこの『Who』はHIP HOP R&Bジャンルであり、R&Bやパンクやテクノ、様々なジャンルの音楽が一気に進化を遂げたのが90年代だ。



音楽を愛する者達がそれこそ竜巻を起こす勢いで音楽の可能性を広げていったのかもしれない。

そして自分達がいる2000年代で更に進化させる…そんな風に掛け合わせていたのなら冒頭の映像には最適で期待が募りますね。




私はこのフレーズをイントロと思ったが、

最初はギターの掻き鳴らしとジミンさんの歌声から入る。そしてサビである部分を全て歌い上げる。

これには驚いた。

歌詞はこうだ。



『Who』で何度も出てくるサビに当たる歌詞。これをギターと共に冒頭歌い上げ、

あの特徴的なフレーズが流れる。

僕の声も音楽を奏でる武器ですけど?と言われてるようで彼がアイドルから完全にミュージャンに開花した姿を感じられる。

さすがBLLMINGと銘打っただけはある。


しかし、会った事も無いけれど夜になれば自分の頭の中から出て来て見えるとは…

明確な“誰か”では無くて、まだ見ぬ“理想”という事だろうか?


理想の人はいるのだけれど、

何処にいるのか、もしかしたら

もう出逢っているのか…探し求めている。

というのがこの『Who』という曲の伝えたい内容なのかなと思っている。

う〜ん、情熱的だね。人は答えを探してる時が一番楽しくて苦しいものだから少し憂いを纏う歌声と良くマッチしている。



Like Crazyでも思ったけど、

毎回ド突かれているジミンさん(笑)

女性側からしたら誰やねん状態なんだろうか?あ!理想の人かもしれない!と追いかけたら向こうから違う!と言われて成就しない場合も当然あるよね。


そうしたら探す旅は

また一からやり直しになる。


唯一の救いはコレが“迷う”では無くて“探す”という部分だろうか。

Like Crazyでは迷っていたが

Whoは探している。


そしてもう一つ面白いのが歌詞をじっくり読むと見えてくるものがある。


理想の人に尽くす想いが非常に深いが

相手には特に何も望んでいない。

相手に望まないのは求めている理想が形となっていないんだろうなと私は感じた。


そしてそんな自分にも本人は気付いており、自分を揶揄するように“僕の心はいったい誰を待っているのだろう”と歌っているのかもしれない。




こんなにも捧げているのに、求めているのに何故、見つからないのかと自分を指差しながら少し笑うのがなんとも魅力的だ。




皆さん、コレに一番驚いたのでは?

リアコで無い私ですら、

おぉ…びっくりと驚きましたからね(笑)



女性が抱きしめるというよりプロレス技かけてるように見えるけど(笑)

まぁ、抱きしめているとして(笑)面白いのがジミンさん自体は抱き返して無いですよね。

彼女の脇から手を出してくるりと手首を捻る動作をしていて、

“果たしてこれは求めていたものだろうか?”

という葛藤にも見える。


理想が形となっていないのだから葛藤は当然あって最終的には“受け止めてはいるが受け入れてはいない”というところだろうか?


紳士で一番残酷な優しさですね(笑)

う〜ん、好き。



ダンスの表現が彼は本当に素晴らしい。

ぐるんっと頭を捻る動作を彼は腕から肩にかけて大きく回す事により、まるで竜巻を自ら起こしているような表現が生まれる。



強力なヒットを打つ事により髪までもまるで踊っているかのようなしなやかさと抜群のカメラワーク。監督さん、分かってらっしゃる!キラキラ




ダンスチャレンジはぜひ彼の華麗なステップに注目して欲しい。人間の足首の可動域を最大限に利用する彼に最早笑けてくる。どうなってんのマジで。




SGMBとは全く違う一面を見せてくれた彼に

また夢中になりインスピレーションが沸きますね。

正に我らのミューズです。