京都三大祭の一番の華といえば祇園祭！！
今日はその宵山で、明日は巡行だ。
だ ・ け ・ ど ……
アタシは一度も行ったことがない！！
（これ、みんなに驚かれる……）
昨日、同じフロアの役員の方から、厄除けのちまきをいただいた。
中に御守りまで入っていて、なんだかご利益ありそ～♪
高校までは、“祇園祭”がどういうものかさえ知らなかったし、短大時代はいつも、試験と時期がかぶっていたのでそれどころじゃなかった。
社会人になったらなったで、すぐそこでやっているにもかかわらず、機会がないのだ。
このあいだ恋人とデートしたとき、
「アタシ、祇園祭って一回も行ったことないねんなぁ……」
と言ってみた。
彼は、
「へぇ～、そうなんや」
と、たいして驚いた様子もないようだった。
アタシが出不精だってこと、よくわかっているからかもしれない。
いや、下手に反応して、アタシが「行きたい！」なんて言い出さないかと恐れていたのかな。
アタシだって、彼の仕事のことはよくわかっている。
休みたい日に休めない、せめて早く帰りたいと思っても叶わない、挙句、休みを取っていても当日になって急に出勤しなきゃいけなくなったりするのだ。
実際、デートがダメになったことも何度かある。
アタシがいくら「行ったことない」と言っても、
「じゃあ今度、連れて行ってやろうか」
なんて、口が裂けても言えないのだ。
だけど、昨日、今日と、ついつい携帯を肌身離さず連れ回してしまうアタシ……。
９０％無理だとわかっているんやけど、心のどこかで、
「もしかしたら休みかもしれへんし！」
と、ちょっとばかし、かかってくることを期待してしまっているのだ。
行ったって何があるわけじゃないとは思うけど、ああいう人がたくさん集まるイベントの中で、恋人同士として存在していたいのだ。
周りから認めてもらいたいのかもしれない。
別に彼との関係に自信がないわけじゃないけれど、こういうイベントで、“行く人がいない”わけじゃないのに“行けない”と、すごく不安になってしまう。
でも、彼と付き合っている限り、この先もずっとこういう状態が続くわけやし、ま、仕方ないと諦めるしかないか……。
頑張ろ。
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