自分が人と違うと気づいたのは、小学校の時。
私の場合は、女であることへの肉体的な違和感は感じなかった。
ただ、こうなりたい、こうありたいと想像する姿は、なぜか男性らしさを持った人。
宝塚の男役に近いイメージかもしれない。
そして成長した私は、女子高に入った。
ただ、決して楽しい学校生活とは言えなかった。
友達の中々できなかった私だが、入学して2か月してやっと一人の友人ができた。
恋の悩みを彼女に打ち明けられる度に聞かれたこと、
「そっちはどうなのよー」
はじめは嘘をついていたが、だんだんと申し訳なくなってきたこともあり、
半年後、勇気を出して自分の事を打ち明けた。
初めは驚いていたものの、
彼女は受け入れて、その後も仲よくしてくれた。
ただ、一緒に過ごすにつれ、その子がなんと自分に恋愛感情を持ってしまった。
しかし私はそれに応えられなかった。
そこからその子がおかしくなってしまい、
私の事をクラス中にばらされた。
そして、私への集団いじめがはじまった。
あいつに近づくと、そういう目で見られるから、気を付けて。
着替えのときだって何考えてるかわかんないよ。
きもい。
気づけば、その私を好きになった女の子もいじめに加わっていた。
くだらない、
男も女も、
くだらない、
みんな死んでしまえばいい。
そんなことばかりを考えていた私に、
高校三年の秋、一つのきっかけが訪れた。
