認知症の義母、通称オババ。
80歳 独居
隣家に長男夫婦。
裏にぱぱ宅1号館。しかし追い出されて現在は同市内7㎞離れた2号館に居住。
オババの常識は元々おかしい。
実家のお父さんは画家で某市の名誉市民になるほど。
そのせいか、とても社交的なのだが、お嬢様・お姫様気質で常識は無く、わがまま。
想像するなら
漫画に出てくるわがまま放題のお姫様のイメージそのままで間違いない。
それの長男も推して知るべし。
ぱぱの5月の連休4日間は用が無い間は自宅待機だった。
オババの迷惑行動で呼び出される恐れがあったので。
いよいよどうしようもなくなったら同居するしかないのか?
なんて思いもあるが、上記のようにぱぱがわざわざ同居する意味がわからない環境である。
下世話な話だが、ぱぱが尽くしたところで遺産はぱぱのところには来ない。
いよいよ以て同居する義理は無い。
金を積まれたらやるのかという問題じゃないが、有るか無いかは大きいのだ。
***ケアマネさんが呆れる***
ご家族(長男)で面倒をみられないならデイサービスなどを利用してはどうか?
という勧めに対し
それは望んでいない といったらしい長男。
もちろんそういうご家庭はたくさんある。
だが、その場合はそれなりの面倒を家族が見るし、迷惑をかけてしまう近所にはご挨拶に行き、理解と協力を乞うのが一般的な常識というもの。
「介護はお互いさま」「地域で見守るもの」
高齢化地域ではこれも常識なので文句を言う人は少ない。
が、それは「常識だから挨拶はいらないだろう」という感覚の持ち主。
自分自身に降りかかる迷惑には文句を言うが、自分がかける迷惑はお互い様だから我慢するのが当然
みたいな家族。
そうは思っていないようだが、自分を顧みる目を持たないので結果的にそうなっている。
ケアマネさんと会話をしていても、自分の意見をかぶせてくるので一方的になりがち。
そもそもケアマネさんが付くことになったのも、家族の要請ではなく行政からの対応なのだ。
苦情が相次ぐので仕方なくまわりが動いた。
そのことがわかっていない。と呆れる。
元職員がボランティアで入浴などの世話をしていることに対して
「あいつらが面倒みられなくなったら介護サービス利用も考える」という。
ではボランティアさんにそのことを伝えて相談しましょうと提案するケアマネ。
「それは必要ない。あいつらが勝手に始めたことだから、勝手にやめればいい。」
は!?!?
(これ、やめた途端に文句を言うんですよ。今まであったものが無くなって混乱したのはあいつらのせい。と)
実はボランティアさんも見るに見かねて自費で面倒をみてくれているので
不満は既に溜っているんです。
だからスタート時点がそもそも不満状態なんです。
それに対して労いもなく「勝手に始めたことに礼を言う必要がある?」というスタンス。
そんな常識通用する?
ケアマネさん曰く
「こういうケースは初めてです」
そりゃそうでしょうとも!!
***最終手段は同居だが***
オババの行動は「広告塔として活動していた過去」があるため、全て会社の評判に繋がる。
まわりまわってそうなるよ というものじゃなく
昔から直結しているのだ。
いまだに自己紹介の名乗りが「株式会社佐藤の代表佐藤です♪」(仮名)というのだから。
道行く人でも誰が相手でも、名乗るときはそう。
即ちぱぱもその会社にいる以上、オババの行動で評判を下げることに対して目をつぶってはいられない。
「関係ないんで」は通用しない。
それで3日の午後にオババ宅に居座ってみたのだが、以前にも増して『追い出す圧力』をかけてきた。
我慢レベルが下がっていて、すぐに我慢できなくなるみたい。
これでは同居など難しい。
散々、帰って下さいって言われたしね。誰のせいだよ!と小声で言ってみたが。
一事が万事。
全てにおいて常識がおかしいのだが
ここまでの人生でそれを学んでこなかったのだな。
そういうことを注意してくれるような人との関わりも避けてきたのがよくわかる。
あの一族はいつだってお山の大将がいいのだ。