オババの言ってることが全くわからない。
部屋に入ってくるなり名乗りを上げた。
鈴木株式会社の鈴木の鈴木優子です。
※鈴木および優子というのは仮名ですあしからず。
このあとに言ってることがさっぱりわからず。
おねえちゃんのところに とか
自宅はここじゃないので とか
もう数分間、わからないことを言っているので
いつも通りに「いいんじゃないですか」
「好きにしてください」と返すものの
「はい?」といわれてしまう。
雰囲気としては、職場に泊まってもいいかと言ってるようなのだが。
寝るところがどうだとか
食事はもうしてきたのでとか
何か一所懸命に言い訳している
ひとしきり話した後で「どうぞ」というと
微妙に納得したような、納得しきらないような
そうなのね、よかったわ
といいながらまた何かわからないことを話し始めて
最終的に
ごはんは買ってきた方が良いかしら、どこかにそういうのないですか
などという。
さっき食べたと言っていたのに。
もう本当に何を言っているのか
日本語であるのは確かなのだけど、
思いついたことだけダラダラと曖昧に話すので、
結局、何が言いたいのかがわからない。
で、最後に「どうしたらいいですか」といわれる。
それはこっちが訊きたい。