将棋やチェスなんかでも、相手の側から見ると自軍の陣形の不備が見えたりするのです。
漫画家でも原稿を裏返して光に透かして「反転した絵」を見て、ゆがみを確認する方もいるようです。
もちろんデジタル作画に関しては「反転ボタン」が用意されていたりする。
これがまぁやってみると結構歪んでるんですよね。
確実に左右対称に描いたと思ってる正面顔でも歪みはあるし
正面以外の絵でも反転すると歪みが見える。
結局は思い込みで「これでいいはず」と取り組んでいるんでしょうね。
右向きの顔はこれでいいはず。上手く描けた。
そう思っていたものが反転したら、ものすごく下手な左向きになったりする。
なので、描いた絵は一晩寝かせて翌日に見ると「下手だな」と思うこと多々。
プロでもそうなるらしいです。
描き終わると「やりきった感」で物凄く上手く感じて満足するのですけど…
昨日の絵も何日もかけてるのですが、見るたびに直すところが見えてくるし。
それでもさすがに見直ししながら色まで塗るともう見直すところもないか。
なんて思ったら大間違い。
並び順や形を変えてみると、隣にいるものによって見え方が違ってくる。
塗ってからの直しは面倒くさいんだけどな…
とはいえ、一度気付いてしまうともう恥ずかしくて、直すしかないのだけど。