そういえばジャムって「詰め込む」というのが語源だったなと。
そう、保存食として、フルーツを砂糖と共に煮込んで雑菌を殺して
瓶に入れる際にも煮沸消毒した瓶に、空気中の雑菌が入らないように隙間なくみっちりと詰め込むのがジャムの流儀。
それこそが名前の由来。
んで、最近はちょっと聞かなくなっていますが
数年前に「バグる」と同じような意味合いで「ジャムる」なんて芸人さんが言ったのかどうなのか
一部で流行っていたようなのですけども
ジャム「詰め込む」から
みっちりと瓶に詰め込む保存食を「ジャム」
オートマチックピストルやライフル(撃つたびに薬莢が飛ぶやつ)が弾詰まりで撃てなくなった時に「ジャムった」という。
ここから派生して機械的故障(厳密には前工程で処理済みのはずのものが処理されずに残ったまま、次工程が始まって停止する状況)を「ジャムった」という俗語がある。
こういうところからレーダー等の機械に対し、データ攪乱などで故障させる妨害行為の事を「ジャミング」、その装置のことを「ジャマー」と名付けたりする。
邪魔だからではない。
そして語源が曖昧になって「故障する」=「ジャムる}と変化して
不意を突かれて呆けた状態や、見当違いの言動をしてしまう事に対して「こいつジャムった」と。
あ、そうそう
ピストルのジャムとは、撃った後の空薬莢が引き抜けないまま、自動的に次の弾を装填してしまい
弾は入らないし、空薬莢は抜けないし、二進も三進も(にっちもさっちも)行かない状態です。