調べると普通に出てくるので雑学とも言わない気がしますが
「服部」はなぜ「はっとり」と読むのか。
苗字が、家の立地を表していたり、仕事を表していたり
そんな頃につけた職業苗字。
よく、昔の事を口頭伝承する人を「語り部(かたりべ)」と呼んだりします。よね?
部というのは「そういうひとたち」という意味で
語る仕事の人たちを「語り部」と。
さて戻して、服部。
服の人たちということになるわけですが
これはもちろん「機織(はたおり)」という仕事。
面倒くさいので「機織部」と書かずに、とんちを利かせて「服部」と書いたのだろうと思います。
ですが仕事は機織ですので読み方は「はたおりべ」
「たお」は縮めて「と」。
まっかっか
かっぱ
どっこいしょ
ばっかじゃないの
たったかた
よっぱらい
でっぷり
どっぷり
とっぷり
がっぷり
すっとこどっこい
…という具合に、最初の文字の後で『溜め』が入るのはどうにも語呂がいい。
はたおり を はとーり と呼ぶよりは はっとり と呼ぶほうが
日常的に「おい、はっとり!」と呼びやすかったんでしょう。
そんなわけで、服部を「はっとり」と読むのは、はたおりべからくるものでしたとさ。