なんか、以前にも書いたような気がするけど、
過去の記事を全部読み返す読者様なんていないだろうから書く。
「恥を知れ!」
この言葉は美しいと思う。
何が?って
恥じというものに対する高い意識の表れだからですよ。
人生において何が恥かということを強く意識して生きるからこそ
日本人は他の人種よりも美しいのです。
間違いない、日本人は美しい。
作法を知っている美しさ。
裏を返せば
作法を知らない恥。
作法というのは度々、落語でも登場しますね。
お茶の作法、食べ方の作法、知らないのに知ったかぶりして恥をかくというオチ。
それほどまでに面白い…笑われることなのですな。
知らなくて笑われるのが嫌だから夜逃げしようなんて言い出します。
大家さんなら物知りだから、皆で大家さんの真似をしようとなり
皆で順番にサトイモをポロリ。
はたまた、腐った豆腐を出されて「あぁ、これは酢豆腐というものです」
なんて言って“通”ぶって無理して食べる若旦那を皆で笑う。
確かにおかしい話です。
ぱぱも含めて、今時の人はものを手渡しします。
しかし
相手が目上であれば無作法です。
手渡しとは「さぁ取れ。拒否は叶わぬぞ。」という意味です。
殿様が家臣に褒美を遣わすときでしょうかね。
お酒の席で、ビール瓶を両手に持って
「おい。重いなぁwww」というアレですよ。
部下(後輩)としては断れないですよねw
じゃぁ目上の方にお渡しするのはどうすれば良いのか?
本来であれば、お盆(広蓋)に載せて差し出す。
取るか取らないかはその方次第ですから、取ることを強要しません。
ですから手渡しは「余に取れと申すか。おぬし、どんだけ偉いんだよ?」ってことになります。
普通はお盆など持ち歩いてるわけも無いので、
扇子を拡げてお盆の代わりにしたり(向きについては二通りの解釈があり)
袱紗を畳んでお盆の代わりにしたり
何か綺麗なものに載せてそっと差し出しましょう。
逆に、そのように差し出されたら上の物を受け取り、
お盆の向きを相手の方に直して(180度回転)返しましょう。
そのくらいのことは頭の片隅にはあったのですが
なかなか実践する場所がありません。
名刺くらいかな。(名刺入れの上に乗せて差し出す)
子供たちが舞踊を習うようになって、最近は度々この作法が登場しますw
最初はそのことをすっかり忘れていて、思い出すと…恥かいたなぁ
さぁこれを読んで思い出した、もしくは初めて知ったと言う方
ちょっと恥ずかしくなりませんか?w
そしてこれからは、相手に対して「ふっ、無礼なやつめ」と思うことでしょうww
まぁ、ぱぱの場合はブログそのものが無礼なので、何をいまさらwと笑われるでしょうが
やはりなるべくなら作法を知っていて、使いこなしたいと思うのです。
そうしてみると
恥ずかしいことはたくさんあって、それを知らぬというのがもっと恥ずかしいと知る。
恥を知るとは美しきこと哉