こんにちは。みどりです。

読みに来て下さってありがとう。

今日は映画鑑賞レポにしま~す。


随分前に書いたんですけど、

アップするのに迷い、

下書きのままになってました汗。


今朝、たまたま愛する

WOWOWさまをつけたら、

リピート放送してたからてへぺろ

お題はオードリー・ヘップバーン主演

名作『マイ・フェア・レディ』です。

 

これ、初めて観たのは少女の時。

いくつだっただろう?

『ローマの休日』とともに

オードリーの魅力に

ひきつけられたきっかけの1本です。

 

今回もガチのネタバレで書いていきますので、

ネタバレNGの方はリターンバック推奨。

前回の映画鑑賞レポは以下の記事。

あわせて読んで下さるとうれしいです。

 

あたしの愛するWOWOWさまで

ミュージカル映画特集をしていた時に録画。

折に触れて見返す作品で、

先日、久し振りに見ました。

さいしょにひと言感想。

 

やっぱりオードリーは最高の女優です!

元バレリーナだから身体表現がすごい。

 

貧しい花売り娘から、

王女のように美しくなっていく

高低差がいいのよ~。

 

今回は子どもの時には

気づかなかったものも見えてきたので、

それを書きだしたいと思いまいました。

 

まずね、あたし、ガールズムービーが

好きなんかもって再確認(笑)

女性が主人公でかつ、

女性が魅力的で活躍する映画ってことです。

 

ガールズムービーって言い方すると、

女の子向けと思われそうだけど。

大人の女性が見ても楽しめるし。

 

ティーン向けの作品を、

大人の女性が見ても、

内なる少女が勇気づけられて楽しいと思うの。

 

本作もガールズムービー

と言っていいんじゃないかしら?

こんな名作をガールズムービーでくくるな

って思う人もいるかもしんないけどね苦笑。

 

 

少女の頃に見た時は、

とにかくオードリーが

キレイなだけでよかったの(笑)

美しい女優さんが、歌い踊り輝いている。

音楽も映像も美しい作品。

 

でもあたしが大きくなるにつれ、

色んなことに気が付きました。

 

たとえばね、オードリーの歌は

大半が吹き替えです。

吹き替えを担当したのはマーニ・ニクソンさん。

 

彼女は当時、ミュージカル映画の

歌唱の吹き替えをたくさんやってたんだけど。

名前もクレジットされることなく、

表舞台に出ることがなかった方です。

 

彼女のドキュメンタリーが

WOWOWさまのオリジナル作品

として放送されてて。

それも見たことあってね。

 

本作に並々ならぬ意志を持って臨んだ

オードリーは自分の歌でやりたかったらしい。

オードリー、君はその笑顔と身体表現で

十分、あたしたちに元気をくれるのだから。

と背中を撫でながら一声かけたくなりました。

 

 
ガールズムービーって色んな種類があるけど。
あたしは、本作のように、
女性が魅力的で美しく変貌していく様を
見る作品が好きなようです。
 
花売り娘のオードリーは
もしかしてすっぴん??って思うほど
メイクしてないように見えます。
でも手足が長~いから、
踊ると存在感が倍増。
 
言葉使いや所作が乱暴で粗雑な
花売り娘のままでも可愛いし。
むしろ強気で自由奔放な感じが
いいじゃんとすら思う。

当時のオードリーは
役作り、すごく頑張ったって聞いてます。
それがよく分かる。
花売り女頃の粗雑な発音や話し方を
習得するのに、相当、努力したらしい。
 
でもイライザ(オードリーの役名)は
花屋に勤めたいから、
キチンとした話し方を学びたいと決める。
これだけでも現代的な女性の片鱗が見えます。
 

 

そのイライザの依頼に
面白半分でのることにした、
言語学が専門である二人の男性。
教授と大佐。
 
あたし、実は、
このオードリーの相手役になる
教授が大嫌い。初見の時から。
 
何だ、この、しつれーで横暴で、
自己中な男は?!と。
教授のお母さんのセリフから、
彼は色んな人から
煙たがられているのも伝わってくる。
 
当たり前でしょ、こんなヤツ。ぷんぷん。
と毎回、この教授が出るたびに、
ちょっとイラッとするわけ苦笑。
明らかに今で言うところのモラハラ男じゃんむかっ
 
でもこの教授と大佐の
キャラクターメイクは秀逸☆彡
 
相当お金持ちでコネも学識あり、
イライザへの対応も優しくて紳士的な大佐。

半面、ちょっとぼんやりして

抜けてるところもある。

 

教授も知識階級なので、

大佐ほどではないにしても、

裕福な生活をしており、独身主義。

情熱的なタイプだけど、

女性への対応は腹が立つほど雑。

 

あえて2パターンの男性像に分けたってのが

分かりやすくていいなって思いました。

さて、あなたなら、

どちらの男性に惹かれますか?(笑)

 

後半、もう一人現れる男性もいたか(笑)

お金持ちの息子で、イケメン。

教授に言わせれば能無しで(言い方酷い〜)

自分一人では何もできない君らしい。

でも素直な感じの人だな~と思う。

 

歌もうまい(吹き替えだけど)、

若手イケメン君が登場で男性キャラが3人に。

教授のメンタルに波風立てるためだけに、

挿入された感は否めないキャラ苦笑。


イライザをめぐる男性キャラはこの3人。

あとダークホースで、

もう1人男性キャラがいます。

それはイライザのパパ。


あたしは上記の3人には全く興味がなく笑、

1番いいなと思うのはイライザのパパさんです。

踊りも歌も秀逸。台詞回しもカッコいい。

キャラというよりは、中の俳優さんが素敵♡

 

 

教授たちに話し方や所作を習い、

それこそ必死で努力したイライザ。

美しく着飾って、別人のようになります。

女性が成長すると、時に、こうなる。

 

見た目を変える。もちろんそれも大事。

それでだけで大きく変わるのは、

あたしも実際に経験してよく知ってます。

 

でもそれだけでなく、話し方や所作、

考え方まで変わっていくと、

それが見た目への変化に現れる。

 

見た目の変化ほど分かりやすくないけど。

内面の変化は、その人がまとう

存在感の変化に繋がります。

 

外側だけ着飾っても、

内面が変わらないと、

薄っぺらい人物になってしまうと思う。


イライザが身に付けたのは、

話し方や所作、礼儀作法だけでなく、

現代的な女性の生き方なのでしょう。

自ら考え、判断し、選びとり、行動する。

 

 

ここまで血のにじむような努力で

成長して、変わった女性主人公。

じゃぁ、男性の方はどうなんだ?

 

と考察してみると、

暗に俺は変わらないぞ、

それでもいいのか?

という教授のセリフでエンディング。

 

おい~、イライザ~あせるあせる

ちょっと、待って。

もう一度、よく考えてみて!

ホントに君はそれでいいのかい??

 

で、もう一度、考えてみる。

 

この作品ができた頃の時代背景って

女性参政権ができたり、

いわゆる自立した女性像というのが、

社会的にも良しとされ始めた頃。

 

女性が自分の意志と選択次第で、

生き方を変えられる時代になってきた。

その歴史の一部分を

見ている気がしてきました。

 

もっと現代的に描いたら、教授も大佐も、

若手のぼんやりしたイケメン君も

全部ふっ飛ばして、新たに

魅力的な男性と出逢う

って筋書になってもいいもん(笑)

 

そう思って気が付いた。

確かに最近のガールズムービーは

そんな筋書きだわ苦笑。

 

↓たとえば、こんな作品。

どちらもお勧めですので、

興味があったら見てみてね。

 

 

なので、これを読んで下さった

紳士な男性諸氏。

 

現代的な女性は強くなってるから、

キミたちも変わらないと

早々に見限られちゃうわよ(笑)

 

あるいは女性にとっての

最強の守護者になるかだね~。

 

でも世の中には弟みたいな男性を

良い子良い子したいって女性もいるし。

男性を応援するのが好きって女性もいるか。

パートナシップは人それぞれ。

 

あなたはどんな人と出逢いたいか?

あるいはどんなパートナシップを築きたいか?

はたまた今のパートナーとはどんな関係か?

 

そう問われた時、明確にかつ前向きに

答えられればいいのかなと思いました。

 

image

▲photo 加美大輔

 

最後まで読んで下さり、

ありがとうございました。

本作、クラシックな作品ですけど

とってもおススメです。

 

主演のオードリーの魅力って、

美しさと同時に

親しみやすさもあるってとこだな~

って初めて気が付きました。

 

長年、教授にイラッとしてた

理由も判明してスッキリ(笑)

クラシックな作品は俳優さんたちの魅力を

最大限に引き出してるものが多くていいな。


映画鑑賞レポ、また書きたいな~。

また遊びに来て下さいね。

 

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