2023 富山マラソン大会・・・① 「J ブロック」
 
 一昨年魚津のハーフマラソン大会を走って以来、富山は2回目のランになる。そう富山は個人的に好きな県、母の出身地でもある。子どもの頃祖母が富山弁まるだしだった。
「あら、かたい子や…かたい子や。」祖母からよく言われた。かたい子・・賢い子でしょうか?おりこうさんの意味。
また転んでも泣かないと・・・
「あら、きつい子や・・・きつい子や。」ともちろん誉め言葉です。きつい子つまり強い子ですね。
あののんびりしたやさしい方言はいまだに頭に残っている。
 
朝9時に高岡市役所の前に集合ゼッケンのブロックは 「J ブロック!」A・B・C・D・E・・F・G・H・I・Jなんと10ブロック目ですね。今日の制限時間7時間と長い、つまり私は6時間で申告したんでしょうねちなみに最後尾は K ブロック。
その「J ブロック」に並びスタートを待つ。
 
 ふるさとのなまりなつかし停車場の人ごみの中にそをききにいく・・・・
 
まさに石川啄木の歌の通りであの祖母の富山鉛が聞こえる方にききにいく・・・
「富山の方ですか?」
「ええ・・・隣の射水です。」
「私は、高岡・・・」
私は今回初めての参加?
「どうなんですか?海が見れますかね?」
「ええ・・・今日は天気もいいし立山連峰もきれいに見えるんじゃないですか?」
とまあ・・・上記を富山弁で・・・
「富山好きなんです。昨年は魚津走りました。」
「そいがかいに~」
こんな感じでしたか?富山言葉
 
今日の大会の面白いところはスタートか?高岡市でゴールが富山市、だから荷物はトラックに乗せて運んでもらう。
 
2023 富山マラソン大会・・・② 高岡市
 
さて高岡市役所をスタートして富山マラソン9:00スタート
「J ブロック」でも9時11分のスタートとなる。まずは前田利長の城、高岡城址を通高岡大仏へ・・・パンフレットには1.7kmの時点で大仏がお迎えしてくれると言うので楽しみにしていたのですが・・・大仏の前を通るのだが・・・あれ?気づかないちに大仏前を過ぎていた。ちなみに1kmタイムは7分30秒・・・気づかないで通り過ぎてしまうほど速く走っていないのですが・・・
 
 先月の山形マラソンよりもずっと遅い入りだ。というのはほんとのこと言うと一昨日から風邪をひいたのかのどがいがらっぽい。咳は出ないが本調子ではない。おまけに先週はオーバーナイトハイクで子どもたちと歩いたばかりだ。それと昨日は富山の町を25kmくらい歩いている。それと・・・昨日の夜缶ビールで、ひとり前夜祭を開いている。すこし夜更かしもした。
 
 朝はゆっくり起きた。なんといっても宿泊場所から、スタートまで歩いて10分だ。2時間も早く起きて充分にストレッチを行う。朝食は吉野家で牛丼大盛りみそ汁と卵付きでチッリに。走る前にストレッチは充分におこなったが・・・総合的にちょっと不安が残るコンディション・・・ありがたかったのは今日の制限時間はなんと7時間・・・
 
 まあ7時間だったらまず制限時間に引っ掛かることはないだろ。正直今日の制限時間を走る前に把握していなかった。スタートで隣の富山の方に聞いた。7時間と聞いた時は胸をなでおろす。最初の10kmは7分30秒ペースでいけばあとは歩いてでもゴールできる。そう今日は完走できればいいさと緩い目標でスタートだ。
 
 5kmを過ぎるとこの辺は新幹線の止る、新高岡駅でしょうかなかなか高岡駅から脱出できない。エイドは出てくるが。お水とスポーツドリンクばかり。ますずしはどこで食べさせてくれるのだろうか?今日は走りながらあの富山名物のますのすしを食べることを楽しみに食た。
 
 5km通過タイムが41分26秒・・・・ちなみに山形は31分15秒だから10分ちがう。今思うとそんなに遅めに入ったかな?と首をかしげるが・・・なるほど参加人数が違いますからね、J ブロックで回りも遅いからそのスピードに合わさっちゃうんですね。
 10km通過タイムが1時間21分26秒あれ?8分を上回っているこりゃあ、まれにみる遅いぺーしですね。
 15kmを過ぎると前方に新湊大橋が見えてくる。やっと高岡脱出かな・・・・
 
2023 富山マラソン大会・・・③ ますのすし
 
「ますのすしあるかしら?」
「去年は後ろの方のランナ~にはあたらなかったらしい・・・」
「あたる」とは富山弁で「もらえる」
私も母が「あたる」を当たり前のように使っていたから、普通の言葉かと思ったが母以外は「あたる」などという言葉は誰も使わないので中学くらいだったろうかあとで気づいた。「あたる」は抽選などで運が良ければ「当たる」とという時に使うもの。
 
「えっ?ますのすしあたらないの?」
私も思わず知らないランナーの会話に割り込んでしまった。
「楽しみにしていたのに。」
ツイッターか何かで書いてあったという。しかし・・・・
「ますのすしですよ!」
「ありました!よかった!」
ビニール袋に入った小さなますずしを一ついただきます。
「一人一個にご協力ください。」
なるほど昨年お反省を生かして全員にいきわたるように気を使ってくださってるんですね。
「ありがとうございます。」
 
やっぱりうまい!
これが食べたくってね。
それととろろまきのおはぎ
これはすごい!
 
 
2023 富山マラソン大会・・・④ ハーフからゴールへ
 
さて折り返しハーフ地点は新湊大橋、海が見える!それはうれしいのですが登りをずっと上がっていかないとハーフは折り返せない。最初は意気込んで登ったものの意外と続くアップにすおこし疲れ歩こうか?とおもったら・・・・
もうすぐハーフですよ!ここ21.09地点はこのマラソンコースの最高地です!
「なるほど・・・」つまりは若干の登りはこれで終了あとは逆に下っていくだけ。その最高地をちょうどハーフに設定するなんざ粋なことしますね。
 
 そう後にも先にもアップダウンはここだけあとはそんなきついアップダウンはない。だったらハーフまで昇りつめましょう。スピードを緩めることなく21.09kmを通過・・・この後の下りはありがたい。
ハーフのタイム 2時間22分40秒になる。このペースなら6時間をきれるということですね。
 
 そしてハーフを過ぎると少しずつ体が軽くなってきて今よりも速いペースで走っていく。
さてゴールは・・・4時間50分23秒!!!
ゴールすると富山名物のかまぼこにしたづつみ
「うまい!」
走り終われば・・・・さあ暖かい温泉に入って海の幸を食べよう!