既婚男女とは、当たり前のことですが、結婚して配偶者が居る男女のことを言います。


既婚男女の多くは、独身時代に現在自分の配偶者で在る相手と恋愛関係になり、付き合う期間を経て、この相手となら幸せな家庭を築けると思って結婚した筈です。


そんな相手なのに、結婚して一緒に生活をするようになり、ある程度の年月を重ねると、配偶者に対して不満を感じるようになることが在ります。


そのようになる原因として考えられることを以下に取り上げてみます。


①恋愛と結婚は別と考えて、本来の自分の好みのタイプとは異なる、堅実だったり家庭的な人を配偶者として選んだ場合。

人間も動物の一種なので、自分に無い性質を持つた異性に惹かれ、自分に無い性質を相手の性質で補うことで、優秀な子孫を残そうという本能が在るのです。

本来の自分の好みのタイプの異性とは、そのような異性なのですが、そうでは無い相手を配偶者として選んだ場合、本来の好みのタイプとは違うので不満を感じたりするのです。


②交際期間中に一緒に過ごす時間が少なく、お互いのことを良く判らずに結婚した場合。

1回のデートが数時間のデートだったり、1泊2日程度のデートしかしていない場合、お互いに相手に良いところしか見せないし、遠慮もあるので、お互いの悪い部分迄は判らないことが多い。

相手の素を知る為には、最低1週間程度は一緒に過ごす必要が在るのかも知れません。

それだけ一緒に長く過ごせば、徐々に遠慮も少なくなりお互いの素の姿が見れるかも知れないし、合う合わないも判るかも知れません。


③交際期間中と男女共に生活パターンが変わること。

交際中の男女の拘りは、会っている時間だけの拘りで、それ以外の時間は個々に生活パターンを持っています。

親と同居していて、自分の母親が家事等の面倒を見てくれていて、自分では殆ど家事をしない方も居られ、家事をする習慣が無かったり、家事が苦手な方も居られます。

家事をして来なかった男性は、結婚すると妻になった女性が家事全般をしてくれると思っている方が多く、妻が母親と同じレベルで家事をしてくれないと不満を感じるし、家事の全てを押し付けられた妻は家事をしない夫に不満を感じたりするのです。


④配偶者の両親や親戚絡みの不満。

恋愛期間は、あまり拘る機会が無いと思いますが、結婚すると拘ることが増える配偶者の両親や親族。

お彼岸やお盆、正月の過ごし方も家によって異なり、その風習の違いに煩わしさを感じることも在ります。

妻となった女性の場合、配偶者の両親から度々孫を催促をされたりすることも在り、それを鬱陶しく妻が感じることも在ります。

また、結婚して夫がマザコンだったり、妻がファザコンだと言うことに気が付くことも在ります。


⑤妊活に対する不満。

妻が子供を授かることを求め、なかなか自然妊娠しない場合、妻が排卵日に夫に子作りを強要したりする事が在り、気分が乗らないのに性行為を強要されることに夫が不満を感じることが在ります。


⑥性生活に対する不満。

夫が恋愛中と違って、自分の性欲をはらす目的で妻にSEXすることを求め、自分本位のSEXをして自分だけ満足して、妻を満足させることが無いと、妻は夫とのSEXに不満を感じるように成ります。


⑦妊娠〜出産で妻が感じる不満。

女性は妊娠するとつわりで苦しんだり、その後も赤ちゃんが成長するにつれて、お腹も大きくなり、動くのもしんどくなります。

そんな女性の大変さを判らず、普通に過ごす夫に不満を感じたりすることも在ります。

また、出産時には痛みや苦痛を伴い命懸けで出産することになるので、そんな苦しみを感じることも無く普通に過ごす夫に不満を感じたりもするのです。


⑧出産後からの育児で妻が感じる不満。

出産直後から女性は育児におわれます。

昼夜問わず、赤ちゃんに母乳を与えたり、オムツを変えたりと身体を休める暇も在りません。

近年は、そんな育児をする為の男性の育休制度も在る程です。

だけど夫で在る男性の多くは、妻に育児を任せて、子供を授かる前と同じように仕事に行ったり、付き合いと言って飲みに行ったり遊びに行ったりする方も多いので、そんな夫に不満を感じる妻も多いのです。


⑨妊娠〜育児で夫が感じる不満。

妻が妊娠すると夫はそれ迄のように妻とSEXをすることが出来なくなります。

出産が終わっても妻の体調が戻る迄、妻とSEXをすることは出来ません。

妻の体調が戻っても、育児におわれて大変な妻にSEXすることを求めても断られることも在ります。

このように妻がSEXに応じてくれなく成るのは仕方が無いことなのですが、夫である男性の身体では日々精子が作られており、1週間程度で精子は満たんに成るので性欲も強くなり、夫である男性は夢精して下着や布団を汚さない為にも、自慰行為をして精を排出しなければ成りません。

この妻との禁欲期間が長ければ、妻がSEXに応じてくれないことに不満を感じるように成ります。

また、それとは別に育児におわれて自分のことを構ってくれない妻に不満を感じたりするのです。


⑩子育て期間に変化する夫婦の関係。

男性目線で見ると

子育てにおわれる妻は、家庭では自分のお洒落等構ってられないし、子育て中に子供を叱りつけることも在り、そんな強くなった妻に対して、夫である男性は女性としての可愛さを感じ難くなり性欲も低下することも在ります。

子供が成長してくると、拘る時間が長い妻と子供の関係性が強くて、夫である男性は家庭内で孤立感を感じたりすることも在ります。


女性目線で見ると

妊娠から子育ての期間において、妊娠による体調の変化や出産時の苦しみを味わうのは妻である女性で、出産してからの育児の苦労も判らず、育児や家事に非協力でそれ以前と変わらぬ生活を送ろうとする夫に対して腹が立ったり、不満を感じたりして、夫に対する愛情を失う既婚女性は多いと思います。


男女共に

子供が出来ると子育てで疲れたり、子供の目が気になり、夫婦の営みを持つ機会も少なくなり、夫婦のコミュニケーションが少なくなる傾向が在ります。

そんな夫婦のコミュニケーション不足から、配偶者との関係に於いて、性的不満や寂しさを感じることも在るのです。



近年、配偶者以外の異性との拘りを望む既婚男女が増えているのは、昔と違って働きに出る既婚女性が増えていたり、ネットやSNSという出会いの場が増えていたりするのに加え、個人の連絡手段が家庭の固定電話から個人持ちのスマホに変化し、個人連絡が取りやすくなったことも大きな要因だと思います。


既婚男女の中には、潜在的に女好きだったり、男好きで夫婦円満でも、配偶者以外の異性との拘りを求める方も居られますが、それ以外で配偶者以外の異性との拘りを望む方は、①〜⑩に取り上げたような夫婦関係に寂しさや不満を持っている方で、それを配偶者以外の異性との拘りで埋めることを期待している方だと思うのです。


配偶者が浮気や不倫をすることは悪いことなのですが、配偶者にそれをさせない為には、①〜⑩に取り上げたような寂しさや不満を配偶者に感じさせないようにする日頃の努力も大切だと思います。

既婚男女の方は、①〜⑩に取り上げたような事柄を配偶者に感じさせていないかを自問自答し、改めることも配偶者の浮気や不倫を予防する為には必要だと思います。



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