昨年秋、風太が亡くなった。
あと10日程で17才だったワンコ。
生前、アニュアルコミュニケーターに聞いてもらった。
小学校低学年の頃にポチというワンコを飼っていた。
風太はポチの生まれ変わりなの?
即答で、そうだよと返ってきた。
ある日、学校から帰ったらポチは保健所に連れて行ったと言われた。
それを聞いた時、うん、とだけ返事した。
大人になってからその時、親に何も抗議しなかった事を 心の内で謝っていた時期が あった。
ポチはその事がうれしくて、風太として戻って来てくれたらしい。
保健所に連れて行かれた事を 恨んでいるかと聞いたらそれよりも、野良犬だったのを飼ってもらった事がうれしかったとの事だった。
ワンコは、なんて純心なんだろう。
泣けた。
風太が亡くなる一月前、ある方に相談事をしていた。
その時に、ワンコが来ていると言われた。
ポチだった。
ポチの後、また野良犬として生まれて飼っていた家に探しに行ったが、見つからなかったとの事だった。
ポチが居なくなった後、引っ越した事を思い出した。
だから会えなかったんだと。
その事を聞いた時驚き、またうれしかったが60年近く経っているのに何故今、その事を言いに来たのだろうと不思議だった。
一月後に風太が亡くなるとわかっていたからこの方ならポチの後、もう一度探しに行った事を伝えてもらえる最後の機会だろうと その時、言いに来たのだろう。
その野良犬の落胆を考えると、切ない。
風太が亡くなった後、コミュニケーターに話がしたいと頼んだ。
もう一度その家に生まれ変わりたいと思っているワンコは、生前の姿で現れ るらしいが、その時は光の玉で来たらしい。
妻が亡くなりひとりになった私がもう一度ワンコを飼う事が出来ないのをわかっていて、あえて光で現れたのだろう。
その決意に、泣いた。
だけど理屈抜きでまた、会いたい。
風太の体のメンテナンスをもっとしっかりしていれば、17才を迎えられただろうと悔やんでいる。
後悔先に立たず だけど、
ポチと風太に今度こそ、今度こそ、本当に幸せな犬生を送ってもらいたい。