東海大学医学部付属病院へ　２１　手術後２年６か月経過　旅立ちの日に

数日前に経過観察で東海大学医学部付属病院に行ってきました。

11月も下旬となると、病院前の景色も冬を感じさせますね。

今回は、まずCTを撮ってから耳鼻咽喉科に向かいます。

いつものように画像検査センターに行って質問票を記入すると、診療放射線技師の女の人からチェックが入りました。

「11時に食事をされてますね。最低２時間は置きたいので、13時まで待って下さい」

ああ、そういえばCTを撮る日は午前中絶食が原則だった。。

病院に行く前に「海老名ららぽーと」に寄ったのが失敗だったかも。

　「診療放射線技師より「CT検査」を受ける時の注意事項」国立病院機構・熊本医療センター

　http://www.nho-kumamoto.jp/kusu-press/kusu-141-01.html

　「造影検査当日の食事については午前の検査は朝絶食、午後の検査は昼絶食となります」

待ち時間があったせいか、すべてが急ピッチで進みます。いつものCTの３割増しのスピードでした。

CTの次は、いつものように３階の耳鼻咽喉科に向かいます。

この日はめずらしく順番待ちの患者の数が少なめに感じました。

槇先生の診察は、この日、いつもより広範囲に及びました。

耳鼻咽喉科は首から上ほとんどが守備範囲になるので、首→口→鼻とメニュー豊富です。

そして、診察の途中で槇先生が衝撃の事実を語り始めました。

「実は４月から病院を変わる事になりまして」

その時の衝撃のイメージ

https://www.youtube.com/watch?v=b00HdinHJzM&feature=youtu.be&t=28

自分「今度は、どこの病院ですか？」（←まだ状況が把握できてない）

槇先生「八王子の病院なんですよね」

（八王子、、ああ、東海大学医学部付属八王子病院ですか。。）

なかなか良さげな建築の東海大学医学部付属八王子病院

ガン専門病院の国立がんセンター中央病院から東海大学医学部付属病院に来て、一般的な耳鼻咽喉科の臨床経験を積んだところで、中堅専門医として組織内の他の拠点病院に送り込むのは、大学病院の人事計画としては自然な流れに思えます。

こうなると、槇先生が伊勢原の外来でいつもいちばん多くの外来患者を診察していたのは、将来有望な若手医師に少しでも多くの臨床経験をさせようという、病院側の育成計画に沿ったものであったのかとも感じます。

槇先生「遠くなるんですよね。なので患者さんも他の医師に引き継ぐ事になる方が多いです」

これが最後みたいな雰囲気を漂わせてそんなふうに言われても動揺しまくります。。

「旅立ちの日に」AKB48 （前田敦子卒業ヴァージョン）

https://www.dailymotion.com/video/x17xdyr

八王子は、湘南からは近くはないけれども、遠いと言うほどでもないですね。

京王線沿線に生まれ育った自分にとって、八王子は馴染みのある土地です。

山口組から神戸山口組が分裂した時にも舎弟は付いて行きましたし（←もっとマシなたとえはないのか）このまま槇先生に付いて行って、自分も八王子病院に行くかなと、この時すでに70％くらいその方向で考えていました。

次回の経過観察は２月末で、これが伊勢原の東海大学医学部付属病院で槇先生の診察を受ける最後になります。

その時までに、その後の診察を伊勢原の他の耳鼻咽喉科の医師に引き継ぐか、八王子に行くかを決める事にしました。

帰宅するなり「東海大学医学部付属八王子病院」について調べ始めます。

神奈川県西部でも、伊勢原にある「東海大学医学部付属病院」は、相模原にある「北里大学病院」と競合関係にありますが、八王子での競合相手は「東京医科大学八王子医療センター」になります。医師や看護師の職員数は東京医大の方が２倍以上多いですが、ネットの口コミを見ると患者からの評価はどちらも同程度で、立地が近い事から八王子は神奈川県西部よりも熾烈な抗争競争状態にあります。ロケーションはどちらもあまり利便性に富んだ土地にはありません。

東京医科大学八王子医療センター

東京医科大学は先日の不正入試事件でケチが付いたばかりですね。

「東京医大の国際認定取り消し、日本医学教育評価機構、入試不正で」日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO3811549022112018CC1000/

「日本医学教育評価機構はWHOの関連組織で、WFMEが定めた国際基準に基づき認定する国内唯一の組織。認定は教育の質が国際水準に達している事を示す。東京医大は2017年4月に第１号として取得し、「世界に認められた証し」などとアピールしていた。認定がないと2023年からは卒業生が米国の医師免許試験を受けられない」

東海大学医学部付属八王子病院は４年前に「モンスター・ペイシェント」に襲撃されてますけど、犯人は同じ年に食品会社にもクレーム付けて逮捕歴ある常習クレーマーだったりするので災難でしたね。

「東海大病院放火犯は「モンスターペイシェント」だった、不満したためた「意見書」の中身」産経新聞

https://www.sankei.com/premium/news/141216/prm1412160002-n1.html

ガン治療では、東京医科大学八王子医療センターは国が指定するガン診療連携拠点病院ですが、東海大学医学部付属八王子病院は去年の４月に東京都が指定するガン診療連携拠点病院になったばかり。このへんにもガンの専門知識を持つ専門医を新たに送り込む意図があるのかもと思ったり。

https://hospdb.ganjoho.jp/kyotendb.nsf/xpKyotenSearchTop.xsp#chiiki

http://www.hachioji-hosp.tokai.ac.jp/annnai-2/enkaku/

実際、今の東海大学医学部付属八王子病院のウェブサイトで「当院で取扱うガン」のページを見ると、耳鼻咽喉科のガンはひとつも出てきません。なので手薄な分野を強化したいのかなと。

http://www.hachioji-hosp.tokai.ac.jp/annnai-2/cancer-teikyou/cancer-atukai/

東海大学医学部付属八王子病院の外来は午前だけで、耳鼻咽喉科のページを見ると常勤医師は２名しかいません。１名増員するなら良いですが、入れ替わりで入るとなると激務になるのでは。。

病院全体で見た場合、東京医科大学八王子医療センターと比べると、職員数では２倍以上の差がある割には、外来患者数や入院患者数では東京医大は東海大学病院の1.5倍くらいです。

http://www.hachioji-hosp.tokai.ac.jp/sinryo-annai/sinryobu/k-jibika/4/

ちなみに耳鼻咽喉科の外来が午前中だけなのは東京医大も同じですね。

http://hachioji.tokyo-med.ac.jp/division/d22.html

現在、厚労省が病院に義務付けする方向で動いている「勤務間インターバル制度」が施行されると、今の労働環境が改善されるかもですね。

「医師に勤務間インターバル義務化、厚労省が検討」日本経済新聞

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO38333980Z21C18A1EA2000/?n_cid=NMAIL007

「厚生労働省は長時間労働が問題となっている医師を対象に、退勤から次の出勤まで一定の間隔を空ける「勤務間インターバル制度」を義務付ける方向で検討に入った。8～10時間を軸に具体的な条件を詰める。残業時間の上限規制をめぐり、医師については一般労働者より緩い規制とする一方で、確実な休息時間を確保する仕組みを整えて健康を守ることをめざす」

もっと詳細に見ていくと、院内施設のコンビニは東海大学医学部付属八王子病院のファミマの営業時間が平日7:30～19:00・休診日8:00～17:00なのに対して、東京医科大学八王子医療センターのセブンイレブンは24時間営業です。入院患者にとって院内に24時間営業のコンビニがある事は救いになるので東海大学には頑張ってほしいところです。カフェやレストランでは東京医大にはドトールが入ってますけど、総合的に見ると東海大学の方が良さそうで、これでは競争が激しくなるわけですね。

http://hachioji.tokyo-med.ac.jp/infomation/guide.html#tabs2

http://www.hachioji-hosp.tokai.ac.jp/annnai-2/hospital-facilities/shop/