今日も暑いなぁ・・・
出掛けるかはもうちょっとしてから考えよう。
楽しいことあるようなら出掛けようかな・・・。
でも家の前が工事でうるさいなぁ・・・。
20冊目
読了日 2011年7月3日
読んだ本 「妻と娘の国へ行った特派員」 近藤紘一
近藤さんが無くなる前に出版した、最後のエッセイ集。
家族の話はあまり出てこず、主にタイと日本に関する話である。
また、近藤さんがベトナム」にも赴任していたこともあり、ベトナムとタイの比較も所々でなされている。
一口に東南アジアと言うし、地理的にも遠くないところに位置している国々だが、その文化的違いは非常に大きいもののようである。
自分はこれらの国々には未だ行ったことは無いが、読んでいると是非行ってみたいと思う。
あとがきにもあるように、本書は筆者が病床にいるときにまとめられたものである。
そのあとがきの日付の丁度一週間後に筆者は亡くなられている。
もう25年ほど前のことだが、存命ならその後に沢山の記事やエッセイを発表していたことだろう。
ジャーナリストにして文学者、稀有な存在であったといえる。
解説でも語られているように、この一見相反するような二つが融合している近藤さんの文章は、非常に興味深く、また楽しく読めた。
もう何冊か手に入れて読んでみようと思う。