今日はエッセイを読んでみた。


自分は基本的に乱読なので、ジャンルを問わず何でも読む。





12冊目 


読了日 2011年6月15日


読んだ本 「サイゴンから来た妻と娘」 近藤紘一



筆者は、サンケイ新聞の戦地特派員であり、ベトナム戦争時にサイゴンに赴任していた。


彼の地でベトナム人女性と結婚し、彼女の娘や親族を含め生活を共にする。


サイゴン陥落付近の話は、別著「サイゴンのいちばん長い日」に詳しい。


本作では、戦火のサイゴンから日本に帰任した筆者、妻と娘の生活が中心に描かれている。


折に触れてベトナムという国、そこに暮らす人々等々についても触れられている。


基本的にのどかな感じであり、笑いのあふれる作品である。


特にベトナム人である妻のパワフルで屈託のないエピソードは読んでいていて爽快ですらある。



ベトナム戦争当時、自分はまだ生まれてさえいないが、それでも当時の空気の伝わる作品であった。


読まれた方はきっとベトナム人の奥さんが欲しくなる・・・・かもしれない。