またまた北方さんの作品。
最近多いな・・・。
9冊目
読了日 2011年6月11日
読んだ本 「汚名の広場」 北方謙三
本作の主人公は田舎町のしがないバーテン。
ある日彼の過去をしる男が現れる。
レーサーだった過去と心に抱える傷。
レースへの想い。
裏レースへの出場を続けて次第に変貌してゆく主人公。
その終わりにあるものは・・・。
北方さんらしい主人公が描かれた作品である。
車やレースの記述も多いが、詳しくない自分でも十分に面白い。
作中より
「泣いたよ。負けることがくやしかったから、俺は泣いた。男と言うのは、そういうものさ。負けて笑うのは、男じゃない。」
至極名言。