今日読んだ本は昔古本屋で適当に安い文庫を漁ってるときに購入した1冊。


大学の頃は週に10冊以上は購入していたものだが、部屋に本が多くなるにつれて購入するペースが落ちてきた。


自分は同じ本を何回読んでも楽しめるタイプなので、一定数本があると困らない。


正確に数えたことはないが、現在自分の部屋にあるのは2000冊くらいかな。


1日1冊読んでも6年ほどはもつ計算となる。

6年後に最初の本に戻ってまた読めば・・・エンドレス。


もちろん新しい本も読みたいし、少しずつ蔵書は増えているのだが・・・。


とにかくそんな大量購入していた頃の1冊。

読むのは5~6年ぶり。



5冊目


読了日 2011年6月8日


読んだ本 「夜に動く」 川上宗薫


本書は6作の短編を納めた短編集であり、ジャンルとしてはミステリーであろう。


とはいえちょっと異色な作品である。


人間の心理に迫るホラー作品という側面もあり、また官能的な内容である。


筆者のことは詳しくは知らないが、川端康成も彼の愛読者であったと聞く。


確かに通ずる部分もあるように思う。


本人も異性関係に奔放な性格であったようだが、作品にもその性格が如何なく発揮されている。


興味のある方は御一読あれ。