昨日、母親が犬に親指を噛みちぎられました。
怖い表現でごめんなさい。
でも、書き留めておきたくて・・。
昨日はセリーヌ・ディオンのコンサートの日でした。
母親が行きたい行きたいと11月から待ち望んでいたコンサート当日、朝から『何着てこうかなぁ』なんて、はしゃいでた矢先・・
お昼になっても仕事から帰ってこないので『おかしいなぁ』
って待ってたら父からの電話がなりました。
『お母さんが犬に噛まれたから、今病院にいってる。
もしかしたら、コンサートも無理ちゃうかな・・。』
犬?! って私もそんなおおげさには考えてなかったんです。
跡が残ってる・・くらいの。
そして待つこと2時間・・。『今から帰るね』
って大人しい声で母から連絡がありました。
帰ってきた手にはもちろん、包帯グルグルです。
詳しく聞くと 右手の第一関節から上をもっていかれた と。
一瞬の出来事で 激痛と共に冷や汗が一気に出たそうです。
自分で親指を見たとき、『これはやばい・・』、骨が見えてたそうです。
出先でしかもお客さんのうちの犬だったので 大事にはしたくないと、母は左手で傷口をきつく握りしめ 一緒にいた同僚に病院に送ってもらいました。
でもその病院も『これはうちでは治せない・・。』と他の病院へいってくれと言っただけで応急処置もなかったんです。
よくニュースで[病院受け入れたらいまわし]ってありますが、ほんと身内としてこんなに憤りを感じる事はありませんでした。
その間も流血はもちろんしていたはずです。
やっとの思いで整形外科について緊急手術、私が家で父からの電話をもらった頃だと思います。
麻酔も何本も打たれ、骨も削り、なんとかまわりの皮で閉じたそうです。
傷口はもちろん、怖くて見れません。想像もできません。
あったものがなくなる、体のパーツはもちろん、命だって同じです。
朝『いってらっしゃい』で、もぅ二度と会えなくなるとか・・そんなの考えられないです・・。ほんと一瞬の出来事で人生何が起こるかわかんない、今回のことだって自分だったらって考えたらその時どんな対応をとれるか。
母はちょうど一週間前に応急処置の講習を受けていました。
出血したら何よりも傷口を手で圧迫してとめる事もその時学んでいたばっかりでした。
そして前日の3月10日は 東京大空襲のドキュメントを一緒に見ていて無残にもはかなく亡くなった人々について話あっていました。
母は、その2つの点と点が繋がって『それに比べたらこのくらいっ』と毅然な態度でいたそうです。
まるでムツゴロウさんです・・。
そして心配な顔の私に向って『大丈夫、赤ちゃんを産むほうが痛いっ』
と私をビビらせ笑っていました。
そして何より頑張ったのが病院から帰宅して1時間後にコンサートに出掛けた事です。
もちろん右手はすごく痛かったと思います。
本当は来ることに躊躇ってもいました。
でも三重から大阪へ。今行かなかったらもぅ見れないかもしれないと
言って、頑張って出かけました。
4人で行ったんですが、私が大阪の友達とわぁわぁいってる横でニコニコしながらおとなしく座ってセリーヌの生歌を聞いていました。
彼女の歌声はすごく力強くて、でも柔らい声質で、耳で聞いて心で感じて、本当に感動するステージでした。
そして帰りがけに母は『はぁ、ほんと来てよかったぁ』って。
ものすごく心から安心しました。母はもしかしたら、自分が残って私たち3人で行っても頭では家にいる自分が心配で楽しめないんじゃないかって気を使って頑張って来てくれたのかもしれません。
なんかほんと、母親の強さと優しさを痛感させられました。
これからは大好きな三味線も今までみたいにはもぅ弾けません。
諦めるものもこれから先いろいろ出てくると思います。
私も実家にいる間、とくに融通のきかない今は、自分の事よりもできるだけの援助をしたいと思います。
ほんと、今、やりたいこと、見たいもの、ききたいもの、
自分の体がうごくなら、可能なら、しておくべきですね。
できなくなってからじゃ遅い。
今周りにあるもの、人、環境、全てに対して有難い気持ちを持って大切にしようと思いました。失わない可能性なんてない・・。
だから今を大事に。
一瞬一瞬の出来事が繋がって未来があるなら、
手抜きは、しないほうがいい。
人生は、点と点が繋がって線になり、
巡り合わせで輪ができていくんです。
いっぱいの輪、創りたいし、
自分の歩んできた線もちゃんと筋を通しておきたい。
生きている、それだけで本当に価値のある事だと理解しながらこれからも誠実に生きていこうと思いました。
贅沢なんて必要ないし、ほんと健康でいられればいい、十分です。
長々、そしてちょっと内容重くてすみませんでした。
怪我しないでくださいね、病気も。病は気からです。
つらい時こそ、笑う。そしたら強い精神力も身に付くそうです。
今を大事に。
笑顔も絶やさずに。
笑う門には福来たる。