お彼岸のお墓はとても賑やか。
ふざけた表現のように聞こえるかもしれないけれど、べつにふざけているわけではない。
とても大切な人を亡くしてから、お盆やお彼岸以外の何でもない日にも頻繁に訪れるようになったので、閑散期のお墓の風景と繁忙期の風景のギャップというものをお盆以来久しぶりに味わった。
的外れな感想かもしれないけれど、思わず「うわー、めっちゃきれい!」などと言ってしまう。
墓石や敷石のモノクロに、仏花の赤や黄色、紫のカラフルが唐突で、なんだか不自然といえば不自然、不気味といえば不気味な感じがかえって美しい。

そしてやっぱり、これは非日常の風景だなあと思う。
大切な人が遠いところへいってしまったことを、あらためて感じさせる風景だと思う。
会いたいなあとか、生前もうちょっと優しくしておけばよかったなあ…とか、考えても仕方ないどうにもならないことを、ぐずぐずと考えた。
さて、お彼岸が過ぎたら次は桜。
靖国の標本木のソメイヨシノのつぼみが5つ開いて、全国に先駆け、東京の開花宣言が発表された。
小倉百人一首が入ってる箱の絵(あくまで我が家の…)みたいな千鳥ヶ淵の桜を見るのがとても楽しみだ。