2018年8月。長崎県 対馬で、対州馬(たいしゅうば)に会ってきました。
対州馬は、日本に古くからいる「日本在来馬」の一種。
長崎県の対馬を中心に飼育され、険しい山道での木材の運搬や農耕などにも使われる存在でした。
明治時代には4,000頭ほどいたのに、今や約40頭にまで減ってしまいました。
以前のように仕事もなく、乗馬体験等で使われる程度で、絶滅が危惧され保存活動が行われています。
1. 目保呂ダム馬事公園
対州馬の保存・飼育が行われている施設で、乗馬体験も可能です。
島の中心部から車で約1時間半。
山道なのでスピードも出せず、思っている以上に時間がかかります。
公共交通機関等もないので、レンタカーで行くしかありません。
大きい国道をずっと行って、ダムに向かう道に入ってさらに数十分。
本当にここ・・?っていうくらい何もない道を、不安をおさえつつ5キロほど。
ホッ。入り口には看板が。
韓国に近いこともあって、ハングルも併記。韓国人旅行者は多かった!
着くと早速対州馬さんたちが迎えてくれました!
じゃれあって?、仲良し。
乗馬は予約必要ですが、馬を見るだけなら自由に入れます。
乗馬の時はヘルメット、プロテクター、ブーツを貸してくれました。
外乗30分で4,000円。引き馬やレッスンのコースもあります。
走ったりはナシですが、山道の上り下り、森の中など、自然を楽しめるコースでした。
対馬は島の90%が森とのこと!
対州馬は小柄で足も細いけど、安定感があり安心して乗れるし、おとなしい!
乗った後も時間があったのでたっぷり遊んできました♪
馬房の横には長い走路があって、イベントで使われるそうです。
馬房の一角には昔の写真が。仕事で使うなど身近な存在だったんですね。
パンチパーマでかわいい。
大好きなやぎもいました。
ホームページはこちら
2. あそうベイパーク
馬好きな方はぜひ「目保呂ダム馬事公園」に行ってほしいのですが、遠くて時間がない、という場合はこちらでも対州馬に会えます!
対馬空港から車で20分ほど。
キャンプなどレジャーができる大きい施設の一角に馬がいます。
5頭くらいかな?
乗馬はできないですが、1回100円でエサやり体験ができます。
エサはあげなかったのですが、柵の外から見ていたらエサを求めて来てくれました(笑)
草をはんだり背中を掻き合ったりしてました。
実は2回見に行ったのですが、1回目の時は最初馬がいなくて、しばらく待ってたら奥の山からみんなで駆け降りてきました。遊んでたのかな。
係の人もいなくてエサやり体験もしていなかったので、営業時間内でもタイミングによって見れないかもしれません。
対馬では「ツシマヤマネコ」も絶滅危惧種として保護されており、こんなコラボも…
絶滅危機にある対州馬。
より多くの人にその存在を知ってもらって、会いに行ってもらえたらなと思います。