好きって気持ちは
どこから来るのかな。

あなたの声を聞きながら
ぼんやり考えてみた。


もしかしたら胸の中に小さな箱があって
そこから好きが一つずつ出て来るのかも。


だから好きがあんまり大きくなり過ぎると
好きの通り道は狭いから
つかえて
胸が痛くなるのかも。


そうだ。
きっとそう。


だから私の胸は毎日痛くなるんだと思った。
真夜中過ぎの公園で
あなたと手を繋いだ


空には星が一つか二つ
街の明かりが強過ぎて
明るい星しか見えやしない


私とあなたの明日だって
確かな事は一つか二つくらい


それでも明るく一つ二つ
見えているから今日は帰ろう


帰りたくない二人は
真夜中の中で
まるで迷子の子供みたいだけど
久しぶり。


辛口な話し方も
意外に低いその声も
顔に出さないヤキモチ焼きなところも


本当に久しぶり。


お互い色々とよくない事が重なって
随分長い間会えなかったね。


だけど
こうしてあなたの横顔を見てて思う事は


やっぱり私はあなたが大好きで。


大好きで。
大好きで。


他の人の
どんな甘い千の言葉より
私の隣であなたが笑うだけで私は嬉しいみたい。

でもね
さっきあなたも同じような事を考えてたでしょ。

だって
あなたのほっぺたにも書いてあったよ。
私と同じように大好きって。


あんまり素直じゃない者同士の私達だけど


だから
ほっぺたの「大好き」が余計にはっきり見えるんだ。


あなたにも見えてたよね私の
声にならない
ほっぺたのしるし。


これからも
こんな風に会えない時も来ると思うけど


そんな時は
私のほっぺたの大好きを思い出して。


いつだって
変わらず私はここにいるんだから。


誰が何を言ったって
ここにいるんだから。