白点病治療

 

キュプラミン投与を始めてから、2日ほど経過しました。

 

 

セラ社の試薬を使用しています。キュプラミン使用の報告について、ネットでもちらほら記事を見かける程度なので、とりあえず今自分が知りうる経験を記載しておくことにしました。

とりあえずシーケムのキュプラミンについては、0.5mg/Lとなるように調整すると記載してありますが、セラ社の試験薬が0.5mg/Lを測定できず、0.3mg/Lの次は0.6mg/Lなのです。かつ比色法なので、中間色かなと思うところで判断しています。

 

私は魚飼育については、NKさんのHPを参考とさせていただいています。勝手ではありますがリンクを貼っておきます。

 

 

NKさんの経験によると、Cu濃度は0.25ppmで良いのではないかとのことですが、シーケムのキュプラミンには、0.5mg/Lと記載されています。1ppm=1mg/Lです。どちらを信用すれば良いか悩むところですが、とりあえず0.4mg/L程度で維持しています。48時間を待たずに測定→滴下を繰り返していたため、本日の朝にはおおむね維持値になっていました。最初のうちは必要量を滴下しても、0mg/Lの結果となるため、おかしいんじゃないかと思っていましたが、次第に数値が上がってきたので、ろ材などに吸着された分などの影響ですぐには上がらないのでしょうね。NKさんの記事によると、殺菌灯を使用しながらだと上がりにくいとのことでした。確かにキュプラミンの使用方法にも、殺菌灯は併用しないよう記載されており、検疫水槽は殺菌灯を組み込んでいたのですが、出番が今の所ありません。

 

今のところ、魚へのダメージは見受けられていなくて、バーゲスに白点の症状?少し呼吸回数が増えていたのが、次第に落ち着いてきつつあります。

 

 

こんな感じ。90OFのカクレも念のため検疫することにしました。たまにそれっぽい時があったので。ハゼ類とイロブダイについては、白点病になったように見えたことが一度もないため、そのままにしています。

 

実は昨日、子供と夜間の魚採取に行っておりました。

 

 

長潮の満潮時で、勝手を知っている漁港に行ったところ、ウルメイワシの群れが目の前でたまっていたので、子供達が掬いたいとのことで採取。背中が青いです。飼う予定はないので、その後放流しました。ここの突堤で、ドブネズミが海を泳いでいました。海でドブネズミを見たのは2回目です。結構器用に泳ぐんですよね。

 

 

港内の比較的穏やかなところに、ハク?か何か不明でしたが、20mmあるやなしや程度のイワシのような稚魚の群れがたくさんたまっていて、それを追って色々な魚がいるようでした。チョウチョウウオ好きの長男が、カゴカキダイの稚魚を見つけ、必死に捉えようとしていたところ、なんとナミチョウをゲットしたとのこと。上の写真の下の方の魚です。上のハゼも持ち帰ったのですが、アカオビシマハゼというハゼのようでした。カゴカキダイも長男が採取成功し、次男がイソギンポを捕まえていました。私はせいぜいハオコゼ程度。

 

 

と言うことで、近海の海水魚水槽の出来上がりです。色が赤みがかっていますが、フィルターのせいで、実際はもっと自然な感じです。

60外部フィルター水槽の空きが結構あったので、そちらに入れることにしました。検疫水槽も満帆だったので・・。

アカオビシマハゼとイソギンポは人工餌に割と早く反応し始めていましたが、カゴカキダイだけ完全に反応がなかったので、クリルを砕いて入れたところ即座に反応あり。クリル、クリルのフレーク、といった順番で餌付けですかね。

 

 

こちらがアカオビシマハゼ。早速ライブロックの下に棲家を作っています・・・。

 

 

カゴカキダイは、動きが早すぎです。

 

 

先日書いていた次男の部屋の30cm水槽です。カクレの子が2匹、小さいクモハゼが住んでいます。手前のハナガタサンゴは、先日生麦海水魚センターに行った時に1つ2,500円程度と激安だったので購入。手前のクサビライシも同じくらいの値段でした。カラーが地味なので売れなかったのかな?夜間にはしっかりポリプを開いており、良いアクセントになっています。

 

 

肝心のナミチョウちゃんは、検疫水槽へ。フウライチョウと同じくらいのサイズ感です。今のところ、冷凍ブラインは食べているように見えます。そうそう、もともとバーゲスとフエヤッコは餌付けも一緒に行う予定でしたが、隔離ボックス内で過ごすこと自体がストレスになっているようだったので、とりあえず白点を完治させることを優先することにしました。

 

 

 

ここからは、検疫水槽の使用感についてです。

とりあえず、糞や残餌が一発でわかるので、掃除が非常にしやすいです。あと、無脊椎動物がいないので、気兼ねなくキュプラミンを使用できるのは非常に良いです。NKさんのHPによれは、Cuが活性酸素種の触媒となって持続的に効果をもたらすとのことで、他の飼育歴の長い方々の意見としても、銅治療が最もエビデンスがあるとのことですから、やはりこれは習得しておいた方が良いと自分も考えました。

もともとデバスズメ5匹とクモハゼ1匹で水槽を維持しており、バクテリアも生体に合わせた量が定着しているものと思っています。検疫水槽である以上、病気の魚や、何の病気を持っているかわからない外からの魚が入ってくるので、基本的にバクテリアが最初のうちは足りずに、少量のアンモニアが検出されることになるのはやむを得ない部分だと思います。先住のデバスズメなどを他の水槽に移せば、この点も解消されるのでしょうが、流石にデバスズメ達が可哀想ですからね。そういう意味で言うと、理想としては検疫水槽化できる水槽が多ければ多いほど、安定して薬の治療もできると言うことになるのでしょう。

キュプラミンについては、50Lの容量に投与を開始して、測定および滴下を続けることで、おおむね48時間ほどで0.4-0.5ml/Lを維持できるようになりました。効果は白点の出具合によると思いますが、早ければこの時点ですでに改善傾向にある個体もいます。タイムラグがあるはずなので、白点が消失しても数日間はしっかり検疫し続け、再発することがないかどうかをよく観察する必要があります。維持値はもう少し低くて良いのかもしれませんが、今回はこの値を維持します。今のところ、魚たちの食欲も落ちていません。