白化

 

順調に経過していたように思えていたミドリイシ飼育ですが、よく見ると、白化が一部進んでいました。

 

 

緑のハイマツですが、根本の部分と、枝分かれしている根本の部分が白くなっています。

 

 

ショウガも根本の光が当たりにくいところが少し白化

 

 

スギノキは今のところ大丈夫です。

 

聞いてはいましたが、やはりSPSは難しいのかもしれません、ただ、以前乏しい知識で手を出してしまったコモンサンゴをRTNで落としてしまった事があるので、今回の白化がRTNではないことはわかります。

KHなどの測定は定期的に行っております。うちの水槽は今のところ、KH8.4程度で安定しています。

 

ただ、NO3とPの測定を数日怠って、調子に乗ってサンゴフードとか餌を普段より入れていたところ、Pが0.16程度まで上がっていました。

いそぎ炭素源を倍量投与し、翌日には0.06まで落ちました。

 

 

測定はレッドシーのプロキットを使用しています。

 

システムの発展により、NO3とPの調整、KHやMg、Caの調整はある程度やりやすくなってきたのではないかと思います。

私自身、20−30年前を知りませんが、昔はとても一般人にミドリイシの飼育はまずできないといった状況だったようですから、海水水槽を始めた時期が良かった、と思わざるをえません。

 

しかし、それでもやはり白化はおきますね。原因は光量と、チョウチョウウオにつつかれていること、Pの不安定さからではないかと思っていますが、どうでしょうか。フラグ化して生存を優先させる時が来るかもしれません。

 

ここら辺が、海水水槽の初心者にとっての壁でしょうね。淡水をやっているときに、試験紙で測定はしていましたが、それすらやっていない方も多くいると思います。海水水槽は魚だけならそこまでシビアにならなくてもよいですけど、それでも亜硝酸塩が出ているうちは白点病の嵐になりますし、SPSにとってPは天敵のようなものですが、水槽立ち上げ当初からPの抑制に気を遣っていなければ、底砂やレイアウトにPが染み込み、BPシステムや吸着剤ではとても手に負えないレベルになってしまいます。そうなってからPを下げようとしても下げる事ができず、リセット以外にSPSを育てる方法はないと言われています。

 

とりあえず私のような海水水槽歴半年程度の初心者でも知っている、初心者のうちに気をつけておくべき鬼門について何点か上げておこうと思います。今後海水水槽を立ち上げる予定の方の参考になれば幸いです。

 

1、サンゴ水槽か、魚水槽か、どちらを優先したいか決めておくこと。これは極めて大事。両方やろうと思うのは、基本的に欲張りな選択だと思っていた方が良い。

 

2、サンゴ水槽は、盆栽や園芸の趣味に近いと理解しておくこと。魚水槽は、ペット飼育に近い。

 

3、サンゴでも、ソフトコーラルとLPS、SPSと大別されていると知ること。ソフトコーラルとLPSは比較的容易。ただ、想定外に溶けることもあるので、毎日の観察は必須。SPSはシステムにお金をかけられる余裕があるなら、おすすめ。その場合、最初からSPSを飼育するためのノウハウを十分理解してから水槽を立ち上げること。

 

4、SPSの飼育に必要なものは、しっかりとしたスキマーと、十分なPARを維持できるライト、KHやPなどを適宜測定できる試験薬、定期的な水換えであること。特にKHの安定とPの抑制に十分に気をつかうこと。Pは餌の中に多量に含まれており、意識して水槽外に出していく努力を続けていかないと底砂やライブロック、サンゴ礫のCaと結合し、どんどん蓄積されていき除去できなくなっていくことを知っておくこと。Pの現在の適正数値は概ね0.1ppm未満とされており、維持のためにリン酸除去材やBPシステムを適切に使用すること。BPシステムはスキマーと炭素源があって初めて成り立つシステムであるが、NO3の調整にも非常に役に立つ。そのためにも、スキマーはしっかりしたものを導入すると良い。

 

5、以前ほどNO3の上昇については問題ないと言われていることを知ること。脱窒素はもしかすると必須ではないかもしれないが、スポンジ素材の脱窒素を行う事ができる濾過材がだいぶ増えておきており、最初の濾過材選択で、できればそういったものを選んでおくと良いこと。

 

6、水槽はできれば大きい方が良いこと。小さいほど、水量が少なくなり、温度変化を受けやすくなる。海水魚もサンゴも、淡水よりはるかに温度変化に弱いと知ること。

 

7、海水魚は、淡水魚と比較して気が強い種類が多く、水槽に入れる順番に気を使うこと。病気になりやすい種類、なりにくい種類があり、自分の好みも大事だが、調べもせずに購入すると痛い目に遭うことを知ること。ショップに行く時は、あらかじめ自分の買いたい魚、サンゴを決めておいてからいった方が良い。あと、ショップの方とよく話し合って、情報を十分に得ておく事が大事。例えば餌付けは済んでいるかとか、ショップに来てどのくらい経っているとか。ネットでの購入は最終手段と思った方が良い。これは、先ほど書いた、温度変化の影響により輸送中に弱ってしまい、水合わせをして導入する頃には、体力を使い果たして病気のオンパレードになってしまうこともあるから。基本的に、ハゼ類は病気に強くお勧めです。

 

8、定期的な機械のメンテナンスを「自分で」できるようなること。必ず汚れていくし、汚れが溜まるとパワーが落ちたり故障したりします。説明書と睨めっこするようになると思いますが、必ず自分で分解して、清掃後組み立てらなければいけません。これができない、あるいはしたくないなら、海水水槽はやめた方がいい。できるようになると意外と自分でできるもんだと気づくようになります。思っているより簡単だったりもします。

 

9、最新の情報を知る努力をすること。サンゴ飼育は常識が思っている以上のスピードでどんどん刷新されており、昔の常識が今の非常識になったりしています。

 

すごく長くなってしまいましたが、最初に知っておかないと、いわゆる「詰む」状況になる点が何点かあるため、これから始めようと思っている方はぜひ気をつけていただければと思います。

 

 

魚たちは元気です。以前より写真が黄色っぽくなってきたのは、ライトの白波長を増やしたせいです。

 

 

Pの調整は思っているより難しく、餌の量で簡単に乱高下するのですが、NO3は思っているよりBPシステムで安定するため、やはりナイトレイトプラスのドージングが必要と考えました。今後ドージングポンプ追加予定です。

 

 

追記:先ほど、ベニオを捕獲し、60cm水槽に移しました。

前から、トランペットコーラルを突いていて気になっていたのですが、やはりトランペットが萎縮し共肉が痩せてきており、このトランペットコーラルは思い入れも強いため、やむを得ないと判断しました。

これにて、チョウチョウウオ✖️サンゴは、いったん終了となります。フエヤッコはやはりサンゴに悪さをしません。フエちゃんはこのままこの水槽に置いておこうと思います。やはりチョウチョウウオとLPSは相性が悪かった・・・これが結果でした。ただ、ポリプを食べているわけではなく、共肉の根本を突いてしまうということが、問題なんだと思います。また、全てのLPSとチョウチョウウオの相性が悪いわけではなく、私の水槽ではトランペットコーラルだけが相性が悪いといった形でした。

SPSとチョウチョウウオならいけるかもしれませんが・・・しかしSPSを手塩にかけて育てて、つつかれたことで白化が進んだら、気持ちがめげるでしょうね。う〜ん。ソフトコーラルとチョウチョウウオは問題ないことは90cmと60cm水槽でわかっているので、マメスナ畑とチョウチョウウオ、ならいいかもしれませんね。