息子には親友がいます。
小学校入学以来なので、もう10年、息子の友人ランキングの絶対王者として君臨する〇〇くん、
わが家では、彼を基準に物事の重さを計ることがしばしばあります。
息子が、
「〇〇なら大丈夫だけど、それ以外の人は無理」
ということはよくあることで、
「それはたとえ〇〇でも無理だよ〜」
という答えだと、
おぉ、そこが限界点か、とわかりやすく把握することができます。
私も、〇〇くんのママが、引っ越してからも定期的に会う唯一の、ママになってからのお友達です。
妹ちゃんもかわいくて、小さい頃は、ママ二人と兄妹2組で旅行に行ったりもしました。
兄妹組み合わせトレード
パパさんもとてもお優しい方で、
自転車の旅に連れて行っていただいたり、地曳き網漁に連れて行っていただいたり、
息子はパパさんのことも大好きです。
きゃはー!
ずぶ濡れだー
(中学の卒業旅行は二人で大阪に行って、帰りの新幹線に乗り遅れそうになっていました。
チーズケーキと551頼んでごめん、そんな無理すると思わなかったんだよ。)
先日、娘のお友達が一緒に高等部に上がれないとわかった時、
息子が神妙な顔で、
「辛いよね・・・」
というので、思わず、
「えっ、あなたにそんな感覚あったの!?
あなた、『どこにいたって、ぼくはぼくだよ』って人じゃない」
と言ったら、
「でも、〇〇にとっては、ぼくは⬜︎大学に受かるぼくだから」
と言います。
え、そうなの?じゃあ、逆に、〇〇くんが受からなかったらどうなのよ、
と聞くと、
「ぼくにとっての〇〇は、何があっても〇〇だよ」
と言います。
そうなの・・・?それでいいの・・・?
と思っていると、
「ほら、あそこのうちって、ぼくのことをすごく買ってくれてるじゃない?」
そうなのです、
一緒にお出かけした時、生まれながらの交渉人である息子は、
パパさんの前でも、そのタチを隠すことができず、
それを見たパパさん、
「海の家のおじさん相手に交渉するんだよ!すごいよね!!
△△くんはきっと大物になるよ!!」
といたく感心してくださったそうで、
息子はとてもかわいがっていただいているのですが、
私はその話をママさんから聞いて、ものすごく恥ずかしかったです。。。
でも、本気で褒めて下さっている感じなので、
なんか、あれかな、経営者の方って、やっぱりちょっと感覚が違うのかな。。。
それに対し、息子、
「ちゃんと期待に応えないと・・・」
と呟いています。
期待に応える、ですと・・・!?
これだけ好き勝手やっている息子の口から出た言葉とは思えず、
自分の耳を疑ってしまいました。
うん、聞き間違いかな。
しかし、どうやら聞き間違いではなさそうなので、
「ねぇ、なんかさ、友達のお父さんの期待に応えようとする前にさ、
ママの期待に応えようとは思わないの・・・?」
と、ものすごく素朴な疑問をぶつけてみました。
すると息子は笑いながら、
「だって、ママにとってぼくは、どんなぼくでもぼくでしょ?」
と言い放ちました。
くっ・・・・!
なんか見透かされている気がするっ・・・!!!
ちなみに、あえて口に出しては聞かないけれど、
君にとってママは、どんなママでもママなんでしょうな?