「好きな食べ物はなんですか?」

 

わが家は小学校受験はしなかったのですが、お受験においてよく聞かれる、恐ろしい質問だそうですね。

普段何を食べているかで家庭の状況が透けて見えてしまうということをこどもは理解していないので、取り繕ったりせずに日常を答えてしまいます。


理想としては、やはり王道のハンバーグ。

「こねる所は僕がやります」とか言ったら、満点な気がします。(イメージです)

更に一歩踏み込んで、煮込みハンバーグとかも、おしゃれ感もありつつ家庭的でよさそう・・・!?

あまりにもおしゃれな呪文料理よりは、ほっこりあたたかい家庭を連想できるものがいいんですってよ。(風の噂で聞きました)

どうせ作れないので、これはありがたい所です。


和食も印象がよさそうなイメージです。(本当にイメージです)

特にお魚とか、大人でもきれいに食べられるか見られたりするって聞きますものね・・・。魚チェック、恐ろしいです。

私は金魚と熱帯魚を飼ってから魚がほとんど食べられなくなり、ほとんど完全に切り身の状態のものしか食べられません(除シラス)。


小学校の社会科見学で生肉加工工場に行ってからしばらくはお肉も食べられなくなり、タンパク質は専ら、卵、大豆、乳製品で摂取していた時期があります。


幼馴染が庭で鶏を飼っていて、

(二羽ではないです、一羽です。どうしても言いたかったのでガマンできず言いましたが、あたたかいお心で流していただけるとありがたいです)

(お祭りで買ったひよこが、可愛がっていたら立派な雄鶏になったので、朝ものすごくうるさいということで、夜から明け方、鳴き止むまで入れておくために小屋を建てていました。私の部屋と同じくらいの広さで、家持ちのすごい鶏だなぁと思いました。)

その子がとてもかわいかったので、

(抱っこされるのが本気で嫌な時は、なんと1階の屋根まで飛んで逃げるのです。

 こんなことを言ったら、私たちの溺愛ぶりがバレてしまいますね)

いまだに鶏の丸焼きが食べられませんし、骨付き肉レベルでも難しいです。

お料理に使いはするのですが、かぶりついて食べている息子を見ると、

「私に育てられて、よくまあこんなにちゃんと食べる子になったねぇ。。。」と感心します。

娘はしっかり私に似てしまい、魚介類は鮪を除いてほとんど食べず、お肉も骨のついていないお肉しか食べません。

 

 

 

さて、このように、食べ物一つから結構色々なことが引き出されてしまったりするので、

お受験でなくたって、この質問はそれなりに恐怖です。

学校の先生や習い事の先生、他の保護者の皆さまにどう思われるか。

私はただでさえ、「この人ちゃんとお料理してるのかしら・・・?」と思われがちなので、本当に死活問題です。

私がこんなに好き嫌いがあることも、できることなら隠しておきたい・・!

 

 

食べ物というと、日々のお弁当作りも大変ですよね。

それこそ、生活そのものです。

運動会の日などは、イベントバイアスがかかって更に大変です。

小学校最初の年は、どうしたらいいかわからず、とりあえずこどもたちによろこんでほしくて、こどもたちのリクエスト通りのお弁当を作ったのですが、





 

 

5月開催でも、猛暑と言っていいんじゃないか、というくらいの暑さで、

翌年は、暑くても食べやすい、冷たいものにしました。

 

これには、こどもたちもとても喜んでくれて、

帰りの会で先生に「お弁当は何がおいしかったかな〜?」と聞かれた息子、元気よく、

 

 

 

「お素麺!」

と答えました。

 

 





 

不合格のやつ・・・_| ̄|○

 



素麺、おいしいよね。

めっちゃおいしいけど・・・!

ここは定番のからあげの方を答えてほしかった・・・!!

 

 


ということを思い出したのは、

今日のわが家の副菜が、息子のリクエストで、エリンギのバター炒めだったからです。

そうです、エリンギをバターで炒めただけです。


「ぼくこれ、ママの作る料理の中で10本の指に入るくらい好きなんだよね!」

と笑顔の息子。



他の9本を知るのがこわいよ。

そしてそれ、できればお外では言わんといて。



せめてソテーって言ったらかっこよくならないでしょうか。

エリンギのバターソテー。

更に順番を変えてみるとか。

エリンギのソテー たっぷりのバターで炒めて。みたいな。





ならないか。。。