理想の大人像を模索中の40代筆者ですが、
そんな中でも、間違いなくこうなりたい!と思う要素はいくつかあります。
まず健康。そのための運動。
一番大切なのは睡眠だと思っていて、わざわざ運動するのはめんどくさい、
もとい、効率が悪いので、
出掛けた時、自宅から駅までの道を走ったりしています。
今住んでいるマンションに越してから4年ほど経つのですが、マンション内の移動時間にいまだに慣れることができず、毎回遅刻しそうになるので、一石二鳥なのです。
息子に、「ここまで止まらずに走れるようになったもんね」とドヤ顔で自慢したら、
「大人が遅刻しそうになって走るのはみっともないよ?」と、心配そうな顔で言われました。
次に、人生を楽しめること。
30歳の誕生日に母がくれたバースデーカードに書いてあった、遺言のようなものです。
「いいことも悪いことも受け止めて、人生を楽しんでください」
こうして私の30歳の誕生日を祝ってくれた1年半後に母は亡くなってしまったし、亡くなる前は病気で字を書くことが難しくなってしまい、その中で紡がれたものは全て私のこどもたちへのものなので、母から私へのカードはこれが最後です。
母はいつでも愛情深く全力投球で、太く短く生きた人でした。
私も、あと十数年で、母が亡くなった歳になります。
先のことはわからないけれど、せっかくいただいた時間なので、楽しんで過ごしていきたいと思います。
そして、ミニマリスト。
数年前の引越しが大変すぎて、もう二度とああいう風にはなりたくないと思い、ミニマリストを目指しています。
わが家は、ぱっと見は片付いている方だと思います。
友人から、「いつも片付いてるよね」とお世辞を言ってもらえる程度にはできていると思うし、
乳腺炎になった時自宅に来ていただいていた助産師さんには、
「このお家の掃除は誰がやっているのですか?あなたがやってるの!?ダメよ、今は体を休めるの!!」
と怒られるくらい、産後すぐでもやらずにはいられないくらい、片付け、掃除が好きです。
好きというか、ものが目に入る状態が苦手なのです。
延長コードなどのコード類も苦手です。
なんとかしたい衝動に駆られます。
その結果、そこそこの収納上手・・・?になりまして。
引っ越しの時は、業者さんの見積もりを大幅に超えてしまったようで、
トラック一台と作業員さんお二人が追加で招集される事態となってしまい、
「いやぁ、すごいですね、お片付け上手なんですね。。。」
と苦笑いされました。
あの時の居た堪れなさは忘れません。
新居では、ダンボールが積まれた状態に耐えられず、落ち着いて眠ることもできないので、
眠くて倒れるまで荷解きをし、倒れ、気付いたらまた荷解きをする、という日々を数日過ごしたら、
体調を崩してその後数日寝込みました。
こんな無様な私と比べ、ミニマリストの皆様の軽やかなこと。
真にスッキリとしたお住まい、
考え方、生き方も研ぎ澄まされていて、無駄なものなど一つもありません。
私が人生を楽しんでいく上で最も重要なことの一つが、フットワークの軽さです。
行きたい時に行きたい所へ行き、会いたい時に会いたい人に会う。
いつ行けなくなるか、いつ会えなくなるか、わかりません。
そのためには、いらないものはできるだけ持っていない方がいいことは確かです。
ただ、これが本当に難しい。
自分にとっているかいらないかなんて、自分のことなんだからわからないわけないだろうと思うのですが、
「必要なもの」の中には、
「使うから必要なもの」だけではなくて、
「使わないけど、気分が上がるもの」とかもあったりするのです。
それでも、スッキリしたいのであれば、「ものがない方が気分が上がるんだから」と割り切れるはずなのですが、
ここで邪魔をするのが、私の中の、無駄を愛する気持ち。
ミニマリズムの最短直線距離はもちろん美しく、効率が良いのはわかりきったことなのですが、
遠回り、寄り道、無駄の中にあるキラキラしたものが、どうしても捨てきれない。
ゴミ、なのかなぁ、これ。。。
「いらないもの」なのかなぁ、これ。。。
持つことと持たないことはどう考えても両立しないのだから、どちらかを諦めざるを得ない中で、
私はもう少しミニマリストっぽくなりたいと思っています。
(ミニマリストになるのは諦めている。)
もう少しフットワークが軽くなりたい。
こどもたちの独立、私の老化などに伴って、求める住環境が変わることが予想されます。
今の自宅マンションに大規模修繕が入る頃を目安に、また買い替えを検討することになるでしょう。
引っ越しです。
恐怖の引っ越しです。
新しい街での生活、冒険にわくわくしたりしたいのに、それができないのは、私の抱える無駄のせいです。
軽やかに人生を楽しむ、ミニマリストっぽい人になりたいです。
ヒーターのコードに毎年悩んでいて、ヒーターを部屋の隅に置けばコードは目立たなくなるのですが、この位置の方が暖かいので、仕方なく暖かさを優先しています。