素晴らしい出会い 私が初めてチベットの地を踏みしめてから、 もう5年以上経ちました。 初めての時は4日間くらい高度障害と戦っていました。 歩くだけで頭痛がし、階段を上ると息が切れて これでは先に進めない・・と覚悟しましたが どうにか気力を振り撮影を行うことが出来ました。 そのときは広く雄大なチベットの青い空に魅せられ 気が付くと空を中心に撮影していました。 二回目に行った時はキャンプをしながら チベット仏教の聖地「カン・リンポチェ」への旅でした。 多くの優しいチベット人とふれ合う事が出来ました。 あの笑顔は忘れることが出来ません。 心と肌でチベットを感じられる素晴らしい旅でした。
カンリン・ポチェ 聖山カイラス山(カンリン・ポチェ)には 巡礼する人々の列が絶えることなく続いて、 1番の難関な6500m級のドルマ・ラ峠では 親を背負って登ってきた人もいましたし、 五体投地で祈りを捧げる人とも出会いました。
青い空と白い雲 しかし1歩郊外に出たら 私の求めていたチベットがそこに有りました。 ゴンパ(チベット寺)にはマニ車 (1回転で1回お経を読んだと同じことになる回し車。 中には経本が入っている)を回しながら祈りに来る人々。 チベット高原に出れば 果てしなくなにもない空間と何処までも青い空と白い雲。 峠の頂上にはタルチョ(祈りの旗)がはためいていて 祈りを捧げる声が聞こえてきます。
街 チベットは日に日に変化しています。 チベット第一の都ラサは立派なビルが建ち並び、 タクシーも数多く走っていて交通渋滞も珍しくない程です。 人々は有る意味では恵まれた生活を営んでいて 「ここは本当にチベットなのか?」そう思わせる程に近代的な町でした。